今回は千葉県香取市にある香取神宮を訪ねました。
神宮と名の付く神社は、一般的に社格が高いと言われます。
神宮は伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮、霧島神宮、明治神宮、平安神宮、熱田神宮等いろいろありますが、
『神宮』という称号で呼ばれたのは、明治以前には伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮の3社だけであったそうです。
平安時代に成立した「延喜式神名帳」によると、神様の住まわれていた所が神宮で、
伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮の3社のみでした。
伊勢神宮(三重)には天照大神(あまてらすおおみかみ)が住まわれていました。
鹿島神宮(茨城)には武甕槌神(たけみかづちのかみ)が住まわれていました。
香取神宮(千葉)には経津主命(ふつぬしのみこと)が住まわれていました。
神社には、本殿より前に必ずと言っていいほど鳥居が立っています。
鳥居は神域(神の世界)と俗界(人の世界)を隔てる門として存在しています。
鳥居をくぐる際には、軽く一礼します。これを「一揖(いちゆう)」と言います。
二の鳥居(香取神宮)
鳥居は単純な形なので、一見どれも同じように見えますが、実はちょっとずつ違います。
大きく二つに分けて、「神明」系と、「明神」系に分かれます。
私が参拝したことのある神社では、千葉の香取神宮が「明神」系で茨城の鹿島神宮が「神明」系です。
参道
参道を進むときは参道の中央を進んではいけないそうです。
参道の中央は「正中」といい、神様が通る道なので、人が通ってはいけないのです。
三の鳥居
ちなみに、「一の鳥居」から内側にある鳥居は、順に「二の鳥居」「三の鳥居」といいます。
狛犬(こまいぬ)
神社に奉納、設置された空想上の守護獣像です。
向かって右側が口を開いた角なしの「阿像」(あぞう)で獅子です。
左側が口を閉じた角ありの「吽像」(うんぞう)で狛犬です。
総門(そうもん)
寺院や神社で一番外側にある正面の門のことを総門と言います。
手水舎(てみずしゃ・ちょうずしゃ)
手と口を水で洗うことで、全身のけがれが落ちると考えられています。
手水をした後にタオルなどで拭いてしまってはせっかく水で清めた意味がありません。
手水をした後の手は、自然に乾燥させるのが良いようです。
手水(てみず・ちょうず)
手水の具体的作法も覚えておくとよいと思います。
一、右手で柄杓を取って、水を汲み、それをかけて左手を清めます。
二、次に、左手に柄杓を持ちかえて、右手を清めます。
三、再びひしゃくを右手に持ちかえて、左の手のひらに水を受け、その水を口にいれてすすぎます。
四、すすぎ終わったら、水をもう一度左手にかけて清めます。
五、使った柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わらせるようにして清め、柄杓を元の位置に戻します。
この時、直接柄杓に口をつけてはいけません。多くの人が使うものですから当然ですね。
楼門(ろうもん)
社寺の入口にある二階造の門のことです。
最近は下層に屋根のないものを楼門といい,屋根のあるものを二重門といって区別しています。
拝殿(はいでん)
神官が祭典を執行したり、参拝者が拝礼したりするための建物で、神社本殿の前におかれます。
お賽銭は金額が高い安いは問題ではなく、10円を入れるのは絶対に避けるべきです。
10円は”とおえん”とも読み、せっかく神様にお願いにあがっているのに、縁が遠くなってしまうからです。
本殿(ほんでん)
神社で、祭神を安置する建物で、古くは正殿・宝殿とも言いました。
三本杉(さんぼんすぎ)
源頼義が香取神宮を参拝されたとき、「天下泰平」「社頭繁栄」「子孫長久」と3つの祈願をされました。
その祈願の時に3つに割れたと言われるご神木の三本杉。
真ん中が空洞になっていて、中に入り祈願をすることでパワーをいただけるそうです。
御神木(ごしんぼく)
神様が降りてくる時の目印になる大きな木を御神木と言います。禍や厄災を招くものが、簡単に行き来できないように、「結界」として注連縄(しめなわ)が張られ、禁足地となっているのだそうです。
要石(かなめいし)
この要石のある場所が、香取神宮で最も氣の強いパワーポットと言われる場所になります。
この石は氷山の一角のようなもので、地下に深く深く刺さっている・・・と説明されています。
昔の人は、この石で地下深くで暴れる大ナマズを押さえつけたと考えている・・・。
とてもロマンチックな話ですね。
香取神宮は荘厳な雰囲気漂う神聖な場所であることを改めて実感しました。
参道はとても緑が豊かで、空気も澄んで心が洗われる思いがします。
また、池には鯉が泳いでおりとても趣があります。
また、奥宮にある要石には強い霊力が宿っており、強力な氣を感じました。
みなさんも機会があれば、千葉県最強のパワースポット、香取神宮に参拝をされたらいかがでしょうか。
神宮と名の付く神社は、一般的に社格が高いと言われます。
神宮は伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮、霧島神宮、明治神宮、平安神宮、熱田神宮等いろいろありますが、
『神宮』という称号で呼ばれたのは、明治以前には伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮の3社だけであったそうです。
平安時代に成立した「延喜式神名帳」によると、神様の住まわれていた所が神宮で、
伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮の3社のみでした。
伊勢神宮(三重)には天照大神(あまてらすおおみかみ)が住まわれていました。
鹿島神宮(茨城)には武甕槌神(たけみかづちのかみ)が住まわれていました。
香取神宮(千葉)には経津主命(ふつぬしのみこと)が住まわれていました。
神社には、本殿より前に必ずと言っていいほど鳥居が立っています。
鳥居は神域(神の世界)と俗界(人の世界)を隔てる門として存在しています。
鳥居をくぐる際には、軽く一礼します。これを「一揖(いちゆう)」と言います。
二の鳥居(香取神宮)
鳥居は単純な形なので、一見どれも同じように見えますが、実はちょっとずつ違います。
大きく二つに分けて、「神明」系と、「明神」系に分かれます。
私が参拝したことのある神社では、千葉の香取神宮が「明神」系で茨城の鹿島神宮が「神明」系です。
参道
参道を進むときは参道の中央を進んではいけないそうです。
参道の中央は「正中」といい、神様が通る道なので、人が通ってはいけないのです。
三の鳥居
ちなみに、「一の鳥居」から内側にある鳥居は、順に「二の鳥居」「三の鳥居」といいます。
狛犬(こまいぬ)
神社に奉納、設置された空想上の守護獣像です。
向かって右側が口を開いた角なしの「阿像」(あぞう)で獅子です。
左側が口を閉じた角ありの「吽像」(うんぞう)で狛犬です。
総門(そうもん)
寺院や神社で一番外側にある正面の門のことを総門と言います。
手水舎(てみずしゃ・ちょうずしゃ)
手と口を水で洗うことで、全身のけがれが落ちると考えられています。
手水をした後にタオルなどで拭いてしまってはせっかく水で清めた意味がありません。
手水をした後の手は、自然に乾燥させるのが良いようです。
手水(てみず・ちょうず)
手水の具体的作法も覚えておくとよいと思います。
一、右手で柄杓を取って、水を汲み、それをかけて左手を清めます。
二、次に、左手に柄杓を持ちかえて、右手を清めます。
三、再びひしゃくを右手に持ちかえて、左の手のひらに水を受け、その水を口にいれてすすぎます。
四、すすぎ終わったら、水をもう一度左手にかけて清めます。
五、使った柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わらせるようにして清め、柄杓を元の位置に戻します。
この時、直接柄杓に口をつけてはいけません。多くの人が使うものですから当然ですね。
楼門(ろうもん)
社寺の入口にある二階造の門のことです。
最近は下層に屋根のないものを楼門といい,屋根のあるものを二重門といって区別しています。
拝殿(はいでん)
神官が祭典を執行したり、参拝者が拝礼したりするための建物で、神社本殿の前におかれます。
お賽銭は金額が高い安いは問題ではなく、10円を入れるのは絶対に避けるべきです。
10円は”とおえん”とも読み、せっかく神様にお願いにあがっているのに、縁が遠くなってしまうからです。
本殿(ほんでん)
神社で、祭神を安置する建物で、古くは正殿・宝殿とも言いました。
三本杉(さんぼんすぎ)
源頼義が香取神宮を参拝されたとき、「天下泰平」「社頭繁栄」「子孫長久」と3つの祈願をされました。
その祈願の時に3つに割れたと言われるご神木の三本杉。
真ん中が空洞になっていて、中に入り祈願をすることでパワーをいただけるそうです。
御神木(ごしんぼく)
神様が降りてくる時の目印になる大きな木を御神木と言います。禍や厄災を招くものが、簡単に行き来できないように、「結界」として注連縄(しめなわ)が張られ、禁足地となっているのだそうです。
要石(かなめいし)
この要石のある場所が、香取神宮で最も氣の強いパワーポットと言われる場所になります。
この石は氷山の一角のようなもので、地下に深く深く刺さっている・・・と説明されています。
昔の人は、この石で地下深くで暴れる大ナマズを押さえつけたと考えている・・・。
とてもロマンチックな話ですね。
香取神宮は荘厳な雰囲気漂う神聖な場所であることを改めて実感しました。
参道はとても緑が豊かで、空気も澄んで心が洗われる思いがします。
また、池には鯉が泳いでおりとても趣があります。
また、奥宮にある要石には強い霊力が宿っており、強力な氣を感じました。
みなさんも機会があれば、千葉県最強のパワースポット、香取神宮に参拝をされたらいかがでしょうか。
神宮の称号が与えられていたのが、限られていたことや、
鳥居は系統によって違いがあること、など知りませんでした(^_^;)
それだけではなくお賽銭の10円や、手水のあと拭ったりと・・・アチャーなわたくしです。
大切なことをおしえていただきありがとうございます。
初詣だけではなく、普段にこそ参拝させていただくのがいいのかもしれないですね。
ninbu さん、こんばんは。
神社の参拝で間違えてる?、知らない?、こと多いですよね。
地元、神社の役員をしたのに、ここに書かれてる一部しか知らなかったのが恥ずかしい。
参拝時に思い出しながら実行したいと思います。
とても参考になりました。
氏神様は、熱田神宮系、熱田神社 です。
神社の参拝方等でお役に立てて嬉しいです。(^-^)
私も2年ほど前から神社仏閣巡りをしており、少しずつ理解をしているところです。
全て、その通りすることは難しいでしょうが、せっかく参拝するのですから、できるだけお作法通りにした方が気持ちよく参拝できますよね。(^-^)
神社参拝のお作法、色々知らないことが多いですね。
これだけは学校や家庭でも教えてくれません。
私も2年前から神社仏閣巡りをしながら少しずつ覚えているんです。
でも、年に1~2回程度しか参拝する大多数の人が全てをお作法通りに参拝するのは難しいと思います。
覚えているお作法だけでも、参拝時にやってみると気持ちよく参拝できると思います。(^-^)
もう記憶も薄れて、立派な神社だったことしか覚えていません。
この記事を書くのは随分大変だったでしょう。
お宮の構成、参拝の仕方etc、実に詳しく書かれていますね。
今度どこかのお宮を参拝するときは、この記事を思い出して間違わないようにしたいと思います。
色々教えて頂いて有難うございました。
2年前から始めた神社仏閣巡りを通じて知った知識を、香取神宮を通じて整理したら、このように長い文章になってしまいました。最後までお読み頂きありがとうございます。(^-^)
神社も調べていくうちに、知らないことや再認識する事実がたくさん見つかります。
そして、次に訪れるときには、新たな視点で参拝できるので、楽しみが増すんです。
最近は狛犬に興味があり、重点的に見たり調べたりしています。(^-^)
来年の初詣は、ninbuさんとこのお写真にしようかな。
伊勢神宮は何と言っても日本で一番格式の高い神社です。
ぜひ私の投稿した伊勢神宮の写真に初詣をしてください。
お賽銭は少し多目にいていただくと嬉しいです。(^_^;)\('_')
私も社寺の中の空気は好きで、散歩や遠出の時などよく入って行きます。でも知らない事が多かったなぁ。
このブログで教えられたこと(の一部)
1. 鳥居の前では一礼
2. 二系統の鳥居の形
3. 参道の中央を歩かない
4. 右側の狛犬は「獅子」
5. 手水の作法と、清めの水は拭かないこと
6. 御神木の空洞は氣に充ちた空間
7. 要石の存在
手水を使っても口や手を拭うし、、参道の中央を堂々と歩いてました・(>_<)・
今後は身近な神社であっても、そこに漂っているはずの氣を感じ取る習慣をつけようと思った次第です。
写真が綺麗なだけでなく、いろんな知識が得られるninbuさんのブログは一つ一つが「作品」ですね。すごいと思いました。
でも、少々買いかぶり過ぎです。(^^ゞ
私は2年ほど前から近隣の神社仏閣巡りを始め、今日までに63社寺を参拝してきました。
その時々に知り得たことや、体験したこと、後で調べたもの等を香取神宮でレビューしました。
私も、これらはまだまだにわか仕込みの知識や経験なのです。
神社仏閣の歴史は古く、奥行きの深い世界なので、これからも時間を見つけて訪ねようと思っています。
ロマン派さんも、今度神社を参拝した時、これらの作法を思い出して実践してみてください。
きっと、清々しく爽やかな気分で境内を歩けると思いますよ。(^-^)