70年代のジャズ喫茶で一世を風靡したアルゼンチンのテナーマン、ガトー・バルビエリ。「アンダー・ファイヤー」が人気だった。ベルトルッチの快作「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の音楽も、男女のまぐわいの痛さ、痛いようなニヒリズムのあの映画には扇情的すぎる、とはいえサウンド・トラックだけ聴いていると、オリバー・ネルソンの洗練されたアレンジとあいまってなかなか官能的である。
「ボリビア」の中古があったので買い、もっぱら1曲目スパニッシュ・リズムの「Merceditas」を聴いている。ワンパターンのアドリブなのだが、これが腰にくる。いいネッ!バルビエリ! この哀愁フレーズと泣き節は、たまらんね。これはバルビエリの中では買いです。でもね、この人すべてがいいわけじゃない。たいがい、1、2曲。それにしても、ガトーといい、スタン・ゲッツといい、テナーマンは個性的な連中が多い、というかノイジーな音、ゆがんだ音を出しやすく、激情を伝えやすい楽器なのだ。テナーを聴けるということは少し元気が出てきたのかもしれない。明日は、ひさびさに休める。うれしい。
「ボリビア」の中古があったので買い、もっぱら1曲目スパニッシュ・リズムの「Merceditas」を聴いている。ワンパターンのアドリブなのだが、これが腰にくる。いいネッ!バルビエリ! この哀愁フレーズと泣き節は、たまらんね。これはバルビエリの中では買いです。でもね、この人すべてがいいわけじゃない。たいがい、1、2曲。それにしても、ガトーといい、スタン・ゲッツといい、テナーマンは個性的な連中が多い、というかノイジーな音、ゆがんだ音を出しやすく、激情を伝えやすい楽器なのだ。テナーを聴けるということは少し元気が出てきたのかもしれない。明日は、ひさびさに休める。うれしい。