ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ビルボード・ツアーもろもろ2

2018-05-19 11:32:00 | ツアー
甲斐さんが、山口達也さんの件に触れられた際に
「ナンだよ?メンバーって…(笑)」とおっしゃったそうですが
この「書類送検から不起訴になるまで」の呼称
確かに違和感ありましたね(苦笑)

「容疑者」という呼称を使ったのは、読売新聞だけだったらしく
「事案の内容や捜査当局の送検時の意見などを踏まえた」とのことだけど
それは他紙も同様でしょう

ただ、一般的な肩書に該当するものがないため
「メンバー」を用いたというのもナンだかなあ…(苦笑)

かつての著名人の書類送検時には
「前社長」「前衆院議員」「投手」などの肩書に混じって
「さん」も使われているようだし
そのほとんどが不起訴になっているのに対し

略式起訴された事案でも「容疑者」ではなく
「氏」という呼称のカメラマンがいたみたいで
それは「カメラマン」で良くね?とツッコんでしまいました(笑)

ともあれ…甲斐さんが「絆があれば、いつか繋がる」と話されたという
「バンド」…TOKIOの皆さんが「連帯責任」を感じられ
4人で謝罪会見をお開きになりましたが

46歳にもなる男性個人の不祥事にも関わらず、他のメンバーが謝られたのは
アルコール依存症の方のご家族によく見られるという
「もっと早く何とかするべきだった」といった自責の念があるかららしい

この会見で話されたことが、バンドの「絆」から生じた思いならば
山口さんは心身共に生まれ変わる覚悟で報いなければいけませんね

でも、例えば、一部の野球部員の喫煙や暴力を理由に
甲子園出場予定の高校が出場を辞退するというような連帯責任の感覚が
昨今のスポーツ界では重視されなくなって来ているみたいで

世界との接点が多い競技のアスリート達が、欧米の文化や習慣を知り
「まず個人、それを生かせるチーム」という風に変化しているんだとか…

確かに、サッカー日本代表の海外組の皆さんは
「個を鍛える」「個の能力を上げる」という発言をよくなさってますけど
そういう考え方になるのと、連帯責任とはまた別の次元の話のような気が…?

だって、それぞれ違う能力を持った個人が集まってチームになるんだし
勝てば得点を上げた選手、アシストした選手がヒーローかも知れませんが
負けたからって誰か1人を戦犯扱いはしないでしょ?(汗)

まあ、何はともあれ、西野監督がまずは順当な代表メンバーを選ばれて
我が家はかなりホッとしております(笑)

変化したといえば、ギブソンの経営破綻…(汗)
半年ほど前に「債務不履行に陥る可能性がある」との記事に驚いていたら
ついに現実となってしまいました(汗)

配信サービスの普及によって
再生上位曲の大半をヒップホップやR&Bが占めるようになり
若者がロック音楽やギターに関心を持たなくなったことが最大の原因

…って、昔はあんなに猫も杓子もギターを弾いてたのに…!?
このボクでさえ、安いアコギを持ってたのに…!?(笑)

エリック・クラプトンは、初めてギブソンを買った時に
「やっと本物のミュージシャンになったような気がした」と話したそうですが

それまでは、甲斐バンドの「ハーフ・ブリード」に収録されている
【無法者の愛】のPVに出て来る少年のように
楽器店のショーウィンドーの前に立ち
何時間も見つめていたらしいし(笑)

カルロス・サンタナは「たった一つの音だけで
誰かを崖っぷちから救い出したり
恋人たちを寄り添わせたり出来る」と語ってました

が、社会学者の南田勝也さんによれば…
「音楽フェスでエレキギターのプレイが主役のバンド演奏が始まると
若者が戸惑いを見せる」のは
「かつてのライブが音楽を鑑賞する場で
観客は延々と響くギターの音色に酔いしれた」のに対し

「技術が進化して、音や会場が良くなると
サウンド全体で観客と一体となることが出来るし
観客は汗まみれになってバンドの音に反応する
ライブは『鑑賞』から『遊ぶ』場に変化している」上に

「2010年以降、ギターはサウンド全体の中で役割は果たしているものの
個人としてのギタリストは埋没し
その結果、若者が憧れるギターヒーローが現れにくくなっている」ために
売り上げが減少しているみたいです(汗)

更に「かつてのギタリストは束縛を撥ねつける自由の象徴であり
ロックジャンルの一つグランジは
未来に希望が持てない者たちが焦燥感を表現した音楽だったが

今の若者は、繋がりを大切にする世代で、パーティー文化を持ち
仲間と同じ格好でライブに参加し
自撮り写真をインスタグラムに上げる
ロックへの憧れは、ファッションで表現しても良くなっている

『個』の主張から『協調』のモードへ…
若者文化の変容は、ギター音楽としてのロックの
アイデンティティを揺さぶっている」んだとか…(汗)
アスリートの変容と足して2で割れないか?(苦笑)

一方で、椎名林檎さんは…「高校時代からエレキギターに担ってほしい役割は
『苛立ち』『怒り』『憎しみ』『やり場のない悲しみ』…
そんな『負の感情』の表現をする時に
エレキギターのひずんだ音色、ノイズは必須です
そうすると声も共鳴して『エレキ声』になる」と記され

また、バイオリニストの荒井英治さんは…「中学生の頃にロックにのめり込み
『キング・クリムゾン』や『ピンク・フロイド』などは
今聴いても曲の構成がしっかりしていて
弦楽四重奏との親和性もあるように思います

ロックは『抵抗』『反抗』『あがき』といったスピリット
エレキギターは、そうした心の『叫び』を代弁する声そのもの
人間くさいロックの中心的役割を担っていたギターよりも
体温を感じさせないシンセサイザーやプログラミング
サンプリングされた人工的な音が好まれて来ていると感じます

楽器の使われ方は時代と共に変わり
バイオリンもかつては村から村へと放浪する旅人の心と共にありました
そんな人間くさい楽器だからこそ
弦楽四重奏でもロック・スピリットを表現できるのだと思います」と話されていて

やっぱり「魂のこもった音色」というものは存在すると思うし
今の若者が聞く耳を持たないのか?持てなくなっているのか?はともかく
年齢を重ねても、その「音色」にジンと来る心は持っていたいなあと…

今夜も「人間くさい楽器」で
奏でられるフォーク?スピリット楽しんでくださいね♪
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