「最近、冷蔵庫を開けて、あれ?何を取り出そうとしてたか忘れちゃうことがよくあるんだよねえ。」というHさん(だったけかな?)に「私なんてこの間冷蔵庫を開けようとして横にある襖開けちゃったよ。」と自慢げに返すSさん。「ヤカンを火にかけっぱなしだ!って焦ったら火をつけ忘れてた事があったよ。」と私。
どうだ!この呆け勝負は私の勝ち!
なんて下らない話で盛り上がった金曜。友達たちと新年会でした。
例によって「そんなに飲まんでも・・・。」というほど飲んで、昨日は一日グダグダ。二日酔いってほどじゃないけど、飲み疲れというやつです。
そして今日は「流星ワゴン」重松清著を読みました。
面白かった。
スッキリとした後味です。
リストラ、妻の浮気、一人息子のいじめ・家庭内暴力・・・。
ぼろぼろになった永田一雄が「このまま死んでもいいかなあ・・・」とボンヤリと駅前のベンチで考えていると目のまえにオデッセイが音もなく止まり・・・。
5年前に死んでいる父子と一緒にドライブをしながら、一雄にとって大切な日に連れ戻される。
自分と同い年の父親に出会い、目の前に現れる「大切な日」。
そこで何ができるわけでも変えられるわけでもないが、知っている未来のために苦しんだり未来を変えようと頑張ったり。
幽霊の橋本さんと健太くんが軽口を叩きながらもお互いをとても愛していて後悔をしていて・・・悲しい。
私は子供が辛い思いをするのに弱いので、涙が出たのは健太君がらみの箇所ですね。
公園で母親に気づかれず走る方向を変えて公園から走り出してしまった健太君。
成仏するために歩き出す健太君を止めようとする「チュウさん」に「止めるな!」と叫ぶ橋本さん。
このあたりはいけませんな。お手元用メガネに水滴がついて文字がよく見えなくなりました。
私が「大切な日」に戻されたとしたら・・・と考えてみて思いました。
私にとっての「大切な日」は現実の今につながる日じゃなくちゃ困るわけで。
そして岐路に戻されたら、やはりその時と同じ選択をしないと今が変わるわけで。
だったら戻る必要はないわけで。いや、かえって戻されて選択を誤って現実が変わると困るわけで。あ、でも何をしても現実は変えられないんだ。
なんて考えてたら、今の現実に失望して死んでもいいと思う人しかドライブには出れないんだから、私が考えても仕方ないということに気づきました。
結局一雄は現実から逃げず精一杯生きることを選ぶけれど、私は妻の美代子が得体が知れなくて気持ちが悪い。私だったらこういう人と一緒に暮らすのは辛いなあ。
そのへん、どう?
どうだ!この呆け勝負は私の勝ち!
なんて下らない話で盛り上がった金曜。友達たちと新年会でした。
例によって「そんなに飲まんでも・・・。」というほど飲んで、昨日は一日グダグダ。二日酔いってほどじゃないけど、飲み疲れというやつです。
そして今日は「流星ワゴン」重松清著を読みました。
面白かった。
スッキリとした後味です。
リストラ、妻の浮気、一人息子のいじめ・家庭内暴力・・・。
ぼろぼろになった永田一雄が「このまま死んでもいいかなあ・・・」とボンヤリと駅前のベンチで考えていると目のまえにオデッセイが音もなく止まり・・・。
5年前に死んでいる父子と一緒にドライブをしながら、一雄にとって大切な日に連れ戻される。
自分と同い年の父親に出会い、目の前に現れる「大切な日」。
そこで何ができるわけでも変えられるわけでもないが、知っている未来のために苦しんだり未来を変えようと頑張ったり。
幽霊の橋本さんと健太くんが軽口を叩きながらもお互いをとても愛していて後悔をしていて・・・悲しい。
私は子供が辛い思いをするのに弱いので、涙が出たのは健太君がらみの箇所ですね。
公園で母親に気づかれず走る方向を変えて公園から走り出してしまった健太君。
成仏するために歩き出す健太君を止めようとする「チュウさん」に「止めるな!」と叫ぶ橋本さん。
このあたりはいけませんな。お手元用メガネに水滴がついて文字がよく見えなくなりました。
私が「大切な日」に戻されたとしたら・・・と考えてみて思いました。
私にとっての「大切な日」は現実の今につながる日じゃなくちゃ困るわけで。
そして岐路に戻されたら、やはりその時と同じ選択をしないと今が変わるわけで。
だったら戻る必要はないわけで。いや、かえって戻されて選択を誤って現実が変わると困るわけで。あ、でも何をしても現実は変えられないんだ。
なんて考えてたら、今の現実に失望して死んでもいいと思う人しかドライブには出れないんだから、私が考えても仕方ないということに気づきました。
結局一雄は現実から逃げず精一杯生きることを選ぶけれど、私は妻の美代子が得体が知れなくて気持ちが悪い。私だったらこういう人と一緒に暮らすのは辛いなあ。
そのへん、どう?