「警官の血」佐々木譲著。
それぞれの時代で感じる事が違ってて、
それぞれに厳しい警察官としての道。
その道を進むことも出来ないなんて・・・。
あらすじは、
長くなるから止めとく。(笑
「3代に亘る警察官の親子の物語」とでも言っときますか。
主人公の本音には立ち入らない主義らしく、
報告文みたいな文。
それが興味を惹かれる分、物足りなくもあります。
清二の死の真相も少し弱いかも。
怪しい人は早くから浮かんでいますが、
そいつが何故ミドリちゃん、鉄道員を殺したのか。
今ひとつはっきりしない。
言えるのは、そいつは清二なんかどうでも良かったっていう事。
壊れてる自分の事が一番大事だという事。
民雄の事を持ち出すのもどうかな。すごく個人的な事だし。
(民雄は7年間のスパイ生活でボロボロになってたんだよ~)
そいつの事と引き換えに和夫は警察官として生き残るが・・・
それって「そいつ」がやってた事と同じじゃないですか。
現代はそんな風にやらないと渡れない警察官の道なんですか。
ごじゃごじゃ言いましたが、
これ、すごく面白かった!
ドラマになったの分かる。
清二は心癒すタイプだし、民雄は父の真相を知りたくて警官になったのにスパイにされて、和夫は・・・ん~、この世界で生きていくことを選択したのかな。
追記。
「恋とニュースのつくり方」見ました。
面白かった! ☆☆☆