晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

私は、「なまけものの血」

2011年03月07日 10時41分52秒 | 趣味
「警官の血」佐々木譲著。

それぞれの時代で感じる事が違ってて、
それぞれに厳しい警察官としての道。
その道を進むことも出来ないなんて・・・。


あらすじは、

長くなるから止めとく。(笑
「3代に亘る警察官の親子の物語」とでも言っときますか。

主人公の本音には立ち入らない主義らしく、
報告文みたいな文。
それが興味を惹かれる分、物足りなくもあります。

清二の死の真相も少し弱いかも。
怪しい人は早くから浮かんでいますが、
そいつが何故ミドリちゃん、鉄道員を殺したのか。
今ひとつはっきりしない。
言えるのは、そいつは清二なんかどうでも良かったっていう事。
壊れてる自分の事が一番大事だという事。

民雄の事を持ち出すのもどうかな。すごく個人的な事だし。
(民雄は7年間のスパイ生活でボロボロになってたんだよ~)

そいつの事と引き換えに和夫は警察官として生き残るが・・・

それって「そいつ」がやってた事と同じじゃないですか。
現代はそんな風にやらないと渡れない警察官の道なんですか。

ごじゃごじゃ言いましたが、
これ、すごく面白かった!
ドラマになったの分かる。
清二は心癒すタイプだし、民雄は父の真相を知りたくて警官になったのにスパイにされて、和夫は・・・ん~、この世界で生きていくことを選択したのかな。

 
追記。
「恋とニュースのつくり方」見ました。
面白かった! ☆☆☆