石田衣良著。
「4TEEN」の四人が16才になりました。
進む高校が違い、少し環境が変わった四人。
でも、四人は何も変わらない。
相変わらず退屈と、将来なんて全然見えなくて焦る気持ちは続いていて。
そして、純粋で。
10の短編です。
どういうんだろう。
この時期って、男の子のほうが純粋で、友達への思いが強いのかな。
石田さんがそう思いたいのかな。
裏切りも少しあったりするけど、四人ともいい子で。いい子すぎて。
特に語り部であるテツロー。
なんだか、甘い。
16の男子の性なども扱ってるけど・・・それさえ甘い香りがしそう。
私が穢れきっているせいか。
ジュンが「人にはいえないような、でもちょっといいエピソードをたくさんつくって、誰かと分け合う。普通の人間にはそれくらいで十分なのかもしれないな。生きている意味なんて。」と友達の死に際して言うけれど、きっとこれがこの本の主題。
人は誰かと繋がって生きてる。
繋がらなければ生きている事の意味さえ感じられないんだ。
「秋の日のベンチ」は、内容じゃなく、どことなく文章に違和感を感じた。
なぜかはわからない。
全体的に物足りないのは、一篇が短いせいか。
読後感は、もちろん爽やか。
「4TEEN」を再読してから読めば、もうちょっと楽しめただろうな。
惜しいことをした。
「4TEEN」の四人が16才になりました。
進む高校が違い、少し環境が変わった四人。
でも、四人は何も変わらない。
相変わらず退屈と、将来なんて全然見えなくて焦る気持ちは続いていて。
そして、純粋で。
10の短編です。
どういうんだろう。
この時期って、男の子のほうが純粋で、友達への思いが強いのかな。
石田さんがそう思いたいのかな。
裏切りも少しあったりするけど、四人ともいい子で。いい子すぎて。
特に語り部であるテツロー。
なんだか、甘い。
16の男子の性なども扱ってるけど・・・それさえ甘い香りがしそう。
私が穢れきっているせいか。
ジュンが「人にはいえないような、でもちょっといいエピソードをたくさんつくって、誰かと分け合う。普通の人間にはそれくらいで十分なのかもしれないな。生きている意味なんて。」と友達の死に際して言うけれど、きっとこれがこの本の主題。
人は誰かと繋がって生きてる。
繋がらなければ生きている事の意味さえ感じられないんだ。
「秋の日のベンチ」は、内容じゃなく、どことなく文章に違和感を感じた。
なぜかはわからない。
全体的に物足りないのは、一篇が短いせいか。
読後感は、もちろん爽やか。
「4TEEN」を再読してから読めば、もうちょっと楽しめただろうな。
惜しいことをした。