あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

芥川賞受賞作

2015年02月27日 | 読書

 

今年の芥川賞は大分県佐伯市蒲江町出身の小野正嗣さんという方が受賞された。

同県人として例年以上に芥川賞に関心を持ち、受賞作の『九年前の祈り』を

読んでみたいと思った。

書店に行ってみると店頭の一番目立つところに平積みで小野正嗣さんの単行本が並んでいた。

しかし『九年前の祈り』はそれが置かれていたスペースのみ、はっきり残して本は無し。

いかに多くの人がこの本を買い求めているかが伺えた。

『文芸春秋(三月特別号)』に受賞作が全文掲載されていると聞いて、それを買ってきて読んだ。

普段読書をあまりしない私にとって、その本を読み解くことは難解で

それほど長くない小説なのに、途中、何度も休憩しながら読み上げた。

読み終えてやっと幾分全貌が見え、ふわっとこの作品の良さが分かったような気分になった。

技法や表現力が高度で、作者の意図するものをどのくらい私は理解できただろうかと思う。

芥川賞選考委員の一人である村上龍さんが、近年、芥川賞候補作を読むのが苦痛だ。

魅力的な作品が無いというような趣旨の事を確か昨年も書かれていた気がする。

その村上龍さんが小野正嗣さんの『九年前の祈り』を唯一認めるような選評をされていた。

同県人としてその事を嬉しく思った。

まだまだ私の読解力では読み取れていない部分が多いと思う。

またゆっくり読み返してみたい。

 

 

 


読書

2014年06月07日 | 読書

少しだけ読書。5~6ページ読んでは中断。関心は他の事へ切り替わる。

でもまあ、これで良し!

少し向上心が出てきたような気がするから。

 


やっと読み上げた

2014年04月21日 | 読書

すっきりしない天気が続いている。

『晴耕雨パチ』の夫は連日お出かけ。(どうぞ、お楽しみください)

私はダラダラ過ごしている。

文庫本、全120数ページを1ヶ月がかりでやっと読み上げた。

芥川賞受賞作(※今日の本は本年度受賞作ではない)というのでそういう賞をとるような作品は一体全体どういうものなのかと興味をそそられ買った。

しかし、私にはさっぱり意味不明。どんなストーリーなのか、何を言いたいのか全く分からない。

読解力が無さすぎるのだろうか?

友達が小説を書いてコンクールに出したりしているので、最近、時々、受賞作を読んでみたりしているが、私の読解力レベルでは、面白いと思うものが無い。

夢かうつつかまぼろしか、境界が微妙で、ただ描写だけはやけに丁寧な作品を、最後まで読めば意味が分かるのかと思い、何日もかかって忍耐強く読んでいるが、最後まで読んでも全く意味が分からない。(威張って書くような事でもないか・・・)

(村上龍さんの『55歳からのハローライフ』、ああいう本だったら私にも面白く読めるのだが・・・)

終いの方は斜め読みで、やっと芥川賞受賞作を読み終えた。

解説を読めばこの作品の良さが私にも分かるかもしれないと思い読んでみたが、その解説がまたさっぱり分からなかった。

解説を書いた人も、もしかしてこの本の意味が分からなかったのでは?なんてオバサンは思ったりした。

気分転換に庭に出て撮った写真。白木蓮は3月に咲いたが紫木蓮は、今、咲いている。