今年でデビューして40年になります
会場から温かい大きな拍手が
細坪:おめでとうの拍手より、ロビーに出たら皆さんの真心を見せる場があります。
(とかとかってことですよね、坪さん ところで、こうゆうセールストークを坪さんは、どこで覚えてきたの?今まではなかったような気がするんですけど そういえば、次のライブの告知なども、するようになりましたよね。どなたの入れ知恵か、もとい影響か気になる所です)
細坪:3~4週間前になりますが、俺の故郷の沼田でコンサートをしました。(※6月21日)
沼田町の開拓120年と俺の40年をかけて、一緒にやってくれたんだけど、嬉しかった
町長さんが、120人の町民の合唱団を用意してくれたんだ
前にも沼田でコンサートをした時に、合唱団があったんだけどね、その時の平均年齢が〇#△で、それで今回は子どもたちも一緒にってリクエストをしたんだよ
小学生とか子どもたちのコーラスは、震えたね だって、未来の声なんだよ
(感動的なお話をされていた坪さんの周りで、ハエが飛んでいるように見えたのは私の気のせいかしらね 飛蚊症かもね、失礼しました)
子どもたちのコーラスにすっかり魅了されちゃった坪さんだったようですが、当の子どもたちは坪さんのお歌には興味がなかったようで、コンサートの途中で飽きてしまって、途中退席してしまったようですよ まあ、しょうがないですよね
細坪:次の曲は、石狩川を思い浮かべて作った歌だったんだけど、石狩川だと思ったら、実は雨竜川だったんだよ
とまあ、大阪の人にはチンプンカンプン、どっちゃだってエエねん的な超ローカルなお話をされた細坪さんでした
ここで、私からの一口メモを
石狩川というのは、北海道の母なる川と呼ばれていましてね、あの広大な石狩平野を作った川です。流域面積は全国2位、長さは全国3位でございます
大雪山系に源を発して、そこから沢山の川と合流しながら、沢山の町を流れて、石狩湾へと注ぐのでございます
雨竜川は、空知川に次いで2番目に長い支流でございます
札幌を流れる豊平川も石狩川の支流でございます。
雨竜川は、滝川と雨竜の町堺あたりで石狩川と合流するので、坪さんの故郷のあたりでは雨竜川だったのですね。とはいえ、雨竜川も立派な大きな川なんですよ
ちなみに雨竜(うりゅう)は、アイヌ語からきているらしいのですが、アイヌの伝説の怪鳥フリューからきているっていう説もあるんですよ
流れゆく河のほとりで
久保田さんのピアノと坪さんのギターで
ピアノのイントロと、ギターのチロチロしたアルペジオが、川の水面の煌めき、キラキラした感じがして、とっても素敵でした
この曲は、ふきのとう時代のアルバム『SKETCH』のバージョンが、一番耳馴染があるのではないでしょうか。河は、川ではなく河を使っているところに、坪さんの意図があるんですよね、きっと。
壮大なアレンジが、大河の様にゆったりと流れる川をイメージさせます
私のオススメは、ふきのとうの『ever last』に収録されているバージョンで、この日のライブのアレンジ、雰囲気に似ている感じがしました
ピアノをメインで歌っているところで、青年の孤独・寂寥感、切なさがしみじみと感じさせられます その中にも、明るい希望、温かみを感じるのは、坪さんのノーテンキな声(by鉄矢さん)のせいかしら
そして、鈴木の康さんと細坪さんの二人で作ったアルバム『四月になれば僕らは』の、二人でのアカペラバージョンも素敵です
『四月になれば~』の方は、康さんがメインヴォーカルなので、雨竜川というより多摩川に聞こえますけどね
この日の歌を聞きながら思い出した風景があったので写真を紹介しますね
2012年8月に北海道へ行った時の、sUnさんの故郷へ行く途中、大狩部という所から見た夕焼けです
川ではなく太平洋なんですけどね
広い空と、夕日に照らされる水面
何も言わず、ただじっと風景を眺めていた、静かな時間が流れた、そんな思い出があります
太陽がすっかり沈んでしまってからの方が、空が雲が真っ赤に染まるのは、不思議ですね