「被災地支援」なんて言葉を使ったら、なんだか上から目線みたいで本当は使いたくなかったのですが、いい言葉が見つからなくって
先週の土曜日で、3月11日に起こった震災から100日が経ちました。
その前後では、各地で百か日の法要が営まれたようです。
本来、百か日とは「卒哭忌(そつこくき)」ともいわれ、泣くことをやめ悲しみに区切りをつける日
でも、今回の震災ではいつから百日になるのか?時間や日数、数で区切りをつけるのは難しいですね。
大阪に住んでいた時に、阪神淡路大震災がありました。
私が住んでいたのは、大阪の泉州の方でしたので、大きな被害はほとんどありませんでした。
それでも古い家屋が多い地域でしたので、瓦が落ちたり、全半壊してしまった家もありました。
職場や町内会の単位で、被害のひどかった神戸の方にも炊き出しに行ったりもしました。
道路が寸断されていたので、友人はバイクで物資を運んでいました。
高速道路がグニャグニャになったり、崩れたり、あたり一面焼け野原になっていたり、ビルが崩れたり・・・。
恐ろしい光景が何度も何度も繰り返しテレビから流れたので、直接見てはいなくても脳裏から離れなくなってしまいました。
初めての大規模な災害で、右往左往してばっかりだったけど、あの時の経験がその後の災害の時に役立っているようにも思えます。
全国から集まる支援物資。寒さに震える人を何とか救いたいと思うのは人情というもの。
でもその中には、「もったいない」では済まされない、どうみてもゴミの処分としか思えないようなものもありました。
全てをなくしてしまった人に、せめて心ばかりのものを 気持ちはお金ではなく物で表したい、その気持ちわかるけどね~
でもね、私が一番印象に残っているのは、義捐金が交付されて自分のでお買いものを楽しんでいる姿でした。
自分の好みのものを選んで自分のお金で買うという行為は、どんなに高価なものを配給されるより、嬉しいこと、人間的なことなんだと思ったのです。
だから私は、物資の援助より、の援助を真っ先にしました。
偉そうなことを言ってますが、ドーンと寄付したり、札びらを切ったりできたら恰好いいのですが、実質はちょびっとです。
でも、まだ募金箱があると、ちゃんと小銭をいれてますよ。
とっころがだーーー、日本全国いや世界中から集まった義捐金が一向に被災地の人にまわっていないじゃないか
一度にバーンと支給するのではなく、取りあえず~とかできんのか
これからも、義捐金は沢山沢山必要とは思いますが、ちょっと別角度から~
同じを送るのでも、支援金というのがあります。
つまり、何かの活動を支援するというですね。
色々なのがありましたよ。アマゾンさんを利用した、被災地の人が欲しいものをプレゼントするサイトとか。
お水とかガムテープみたのからパソコンまであってね、○十万もするのをする人なんているんかいと思ってたら、ギフトカードを送って、それが貯まったら物品購入になるとか。
ヘリ輸送のためのガソリン代支援とか。。。学生さんの学資金とか。。。
活動資金ではなく、直接物品で子供のための学用品やスポーツ用品、絵本とかも集めていましたね。
とっころがじゃー、欲しいという人がいるから支援しましょ、送りましょ。
良かれと思ったことが、なんとー地元の文房具屋さんとかスポーツ屋さんからしてみると、ものが売れにゃーいなんてことも。
復興とはライフラインの復旧ではなく、地域の産業が大事なのに、足を引っ張ってしまうのかーーー
え~っと、こんな風に書いてしまうと、なんだか批判してるみたいだけど、違いますからね
つまりオッチョコチョイの私は、よしコレと飛びつきそうになると、いや待ての情報が入って、足踏みすることが多かったのです。
いっそ、エイやーって何か行動に移せたらどれだけ気持ちが楽になれたか
そうです、私、わずかばかりの募金をしただけだったのです。
募金以外でしたのは、日比谷花壇さんの「葬儀、慰霊祭、お別れ会を実施する各自治体へ寄付し、同自治体で実施される葬儀、慰霊祭、お別れ会で使われる花などとして役立てます」という【絆の花】という活動への募金
青山フラワーマーケットさんでは、「花の応援団」としてお花を被災地に送ることで、心のエネルギーを届けたいという活動を行っています。
死者を悼む花と、生きている人を元気づけ勇気づける花。
ネガティブsnowは、速攻追悼のお花を選択。
満足なお弔いも出してあげられないことをとても辛く思っている人に、せめて一輪のお花をって思ったのです。
これも、どっちの支援が良いという話ではありません。その時の私の気持ちが、どちらの活動にフィットしてたかという話です。
被災地には、お花の生産農家さんもいらっしゃいましたし、お花屋さんもいました。
これからは、その方々を支援することも視野にいれなければなりませんね。
私は超後ろ向き人間ですが、「生きよう」「前を向こう」と思っている人にも何かしたい。
そう思っていたところ。。。
「 東日本大震災の犠牲者を追悼し、復興への願いを込めて花火を一斉に打ち上げるイベント「ライトアップニッポン」が8月11日、被災した東北の太平洋沿岸各地で開かれる。実行委員会は「できるだけ多くの花火を用意したい」として、企業の協賛と個人の募金を呼び掛けている。」というニュースを目にしました。
地元での花火大会の協賛に協力したこともないくせに。。。1口1000円からというお手軽価格にも釣られて、即ポチさせていただきました。
こちらの支援、まだ募金の額が目標から遠いようです。
被災地からのニュースは、何か目新しいもの、何か明るいこと、そういう視点で選ばれたニュースが多いような気がします。
何かもう向こうのことは気に掛けなくってもいいんじゃないかって錯覚してしまうことも。。。
うまく説明ができないのですが、何が正解ってことじゃなく、例え善かれと思ってやったことが失敗であっても、そこから学べばいいことで、改善していけばいいことで。
自分と向き合って生きる
行動に移せないことも、ずっと思ってるだけでも、その思いがいつか形になるかもしれない。
色々な活動に目移りして、足踏みして、とうとう何もできなくて、自己嫌悪に陥っていましたが、これからこの先にって自分に言い聞かせています。
悲しみが癒えるには長い長い時間が必要でしょうが、ちょっとでも安らぐ時間が、癒しの時間が、笑顔になる時間が増えますように、そんなことにお手伝いできたらいいな~って思っています。
一応、リンク貼ってみます。
日比谷花壇 http://kizuna.hibiyakadan.com/
青山フラワーマーケット http://www.hanano-oendan.org/about.html
「ライトアップニッポン」実行委員会 http://lightupnippon.jp/