昨日、sUnさんと一緒に上野へお出かけしてきました
上野公園の入り口にある、東京文化会館です。
オペラとか海外からのオーケストラの演奏会がよく開かれるホール。
中は、黒・赤・金の色が和漆器のようで、日本を意識した格調高い趣があります。
大ホールでは、バレエの公演があったようですが、私たちは、小ホール。
アルパ奏者のルシア塩満さんの「アルパ・アコースティック・コンサート」のお邪魔しました。
毎年、秋にこの会館でルシアさんはコンサートを行っているらしいのですが、今年は6年振りとなるニューアルバムの発売記念コンサートでもあります
私たちが、コンサートに参加するきっかけも、このニューアルバムでした。
ツルノリヒロさんのスタジオで、ルシアさんがレコーディングをされていて。
私もよく知っている人たちが、レコーディングに参加していて。
ルシアさんと「ふきのとう」も、古くからの知り合いでって。
アルパって、ちゃんと聞いたことがなかった楽器ですが、フォルクローレは大好きな音楽ですし、こりゃあもう、行くっきゃない
会場に入って、真っ先に買ったニューアルバム。「Fragancia」(フラガンシア)
とっても綺麗なアルバムです。ブックレットには、なんとルシアさんのサインが入っています
CDを購入する時に、「ルシアのサイン入りの方でいいですか?」って聞かれて、ええモチロン、オフコース
開演までの待ち時間に、待ちきれなくってCDのビニールの封をべりべりめくると、ナント、サインはブックレットにしてありました。
コーヒーキャンディーを配っていたり、震災の募金をした人には、向日葵の種のプレゼントがあったり・・・。
パラグアイの民芸品があったりと、会場の割に広いロビーだったんですが、ロビーにルシアさんの愛情がいっぱい広がって、なんともいえない温かさがありました
私、どんなに素晴らしい音楽でも、その人の人柄が気に入らないと、その音楽まで気に入らなくなってしまうところがあります。
その反対に、人柄に惚れてしまうと、素敵な音楽がより一層素敵になります。
ルシアさんの場合は、モチロン後者、ルシアさんに惚~~れちゃったよ~
初めてのアルパコンサートで、少々緊張していたのですが、ルシアさんの軽妙なおしゃべりと、丁寧な楽曲紹介で、とっても楽しく過ごせました
ここからは、私の勝手な感想、独り言
・ステージを取り囲んでの(3方向・扇型)座席が良かった
・座席がゆったりしていた。1階後方(13列目くらい)だったけど、11列目くらいから段差がついていて、とっても見やすくて、ステージに列数より近く感じた。
・天井が高ーーーい
・ステージにスピーカーがなくて、モニターっていうの!?楽器ごとに箱のようなものがなかった。
・集音マイク一つしかわからなかった。
・ギターは弱音楽器と聞いていたけど、確かにアルパやバイオリンに比べると、音が小さいと思った。
・ベースは、時々弓で弾くので、ウッドベースというよりコントラバスって感じ。
・そのコントラバスの音が良い!! アルパは指で弾くので、弓の方が合うのかな!?
・コントラバスの演奏は、ニャント河合徹三さん 普段はエレキベースの徹三さんが、ウッドベースでも私はヨダレが出るのに、弓でも弾くなんて 惚れてまうやろ いや、前の前から好きですけど
・パーカッションはPスケさんやった 大石さんかな!?って思っていたから、嬉しいよ~~~
・ルシアさんから「Pチャン」って呼ばれていた。「Pチャン」って、もうオッサンなのに
・Pスケさんには、恭久さんという素敵なお名前があるのに、「今日からお前はPスケだ」って言い出したのは、徹三さんだったとか
・Pスケさんが、足首に鈴を装着するところを見た スティックを歯にくわえるところも何度も見た
・Ayakoさんは、昨日も美人さんだった。演奏する時の真剣な目つきに、sUnさんはメロメロ
・ツルさんは、お腹の出具合がいつも気になるけど、おしゃべりの声を聞くと、デレ~っとなってしまう。あの声には、メロメロフェロモンが含まれているのら
・ツルさんのバイオリンは、やっぱりいいなぁ~ 自分の音をシッカリ持っていながら、主役を盛り上げ、引き立てる職人だよ
・ツルさんのアンサンブルのアレンジは、やっぱり極上だなぁ~。それぞれの楽器の旨味をグンと引き立てる、沢山の楽器があっても、けっしてケンカさせない、いいなぁ~
・ツルさんをシェフにたとえると、メインはもちろんお料理なんだけど、テーブルクロスやお花、食器、ワイン、壁の絵画、サービスする人、お食事をするその空間・時間をまるごとプロデュースする人みたいな感じがする。
南米というと、私にとって遠い国。パラグアイもボリビアもベネズエラ、アルゼンチン、チリ。それぞれに文化があるのに、その違いがわからない
ギターも、ギターみたいだけどぎたーじゃない楽器が沢山あって、音色の違いがわからなかった。
何度か出てきた「ポルカ」という言葉も、私にとってはフォークダンスとかヨーロッパの音楽のように思っていたので、ちょっとビックリ
私にとっては、音楽の新しい扉を開いてもらったようなコンサートでした。
さてさて、ルシアさんのアルバムには、私の大好きなアーティストKOKIAさんも参加されています。
ひょっとしてスペシャルゲストとして登場して下さるかと、淡い期待があったのですが、今回は残念
でも、いつかステージでご一緒されることを夢見てます
そのKOKIAさんが参加されているのは、大いなる河(Rio abierto)
フォルクローレ・グループ「ロス・イカス」のレパートリー曲で、原曲はボリビアの伝承曲だそうです。
KOKIAさんの歌う歌には歌詞がなく、声という楽器を演奏しています。(平たくいえば、ハゥ~~~)
「ロス・イカス」といえば、S&Gで有名になったコンドルは飛んで行く や 花まつり
S&Gが大好きだった私は、コンドルは飛んで行く も勿論大好きで、この歌を聞いて遠い異国に想いを馳せていました。
フォルクローレという音楽に触れたきっかけだったかもしれません。
「ふきのとう」の風来坊 にもフォルクローレのテイストを感じますよね。
アイリッシュ音楽にも、フォークソングの原点を感じることがありますが、フォルクローレにも同じようにフォークソングの原点を感じます。
笛や太鼓、ハープと、使われている楽器も少し似ています。
KOKIAさんには、ハゥ~~だけでなく、是非歌詞のある楽曲にも挑戦してほしいと思います。
KOKIAさんの少し切ない系の歌って、私好みなんですよね。
木漏れ日のようなキラキラした光のような音、色とりどりのお花、そして笑顔、アルパにはそんな香りがあります。
それと同様に、切ないほどの郷愁。
アルパは、まさに心の琴線に触れる音楽です。
阿蘇の雄大な景色の中で、ルシアさんと細坪さんのKOKIAさんが集まって音楽会とか、素敵な妄想がとまりません。
でも、もしも雨が降ってきたら、アルパは大変ですね。
細坪さんは雨男さんだから、雨の心配をしなきゃなりません。
来年。ルシア&細坪が実現するとかしないとか。。。できれば、私が駆けつけられる所がいいのですが、九州だとちとツライかな~
帰りに、ルシアさんに届けられていたお花を小分けにして、配られていました。
私もチャッカリいただいて来ました。こんな風に、お花を頂いて帰るのって初めてです。
急いで家に帰って、花瓶に挿しました。お花を見るたびに、ルシアさん~~ってなってます。