年末からお正月にかけて、次男ジローは少しゆっくり東京に滞在していました。
何だか、ノンビリゆったり、マッタリし過ぎてて可哀相かな~なんて思ったりもしたのですが。。。
息子が家にいると、オッチャン・オバチャンだけで暮らしている静かな暮らしに、ちょっとした新鮮な風が吹きます
今回、特にビュービューと吹き荒れたのは、某動画サイトにアップされている「松岡修造さんの熱い語録集」
「失敗を怖れるな!」「失敗したことを、いつまでもクヨクヨするな!」「お前は富士山だ!」「米を食え!」等々
何かある度に、家族の会話を「松岡語録」でやって、大笑いしてました
箱根駅伝でスタートする前に、胸に手をやってブツブツ呟いている選手を見ると、つい「お前なら出来る、お前なら出来る。あんなにツライ練習を乗り越えてきたお前じゃないか!お前にできないはずはない!!」って、きっと自分に言い聞かせているんだよね~みたいに。
特に何かについて話し合う、議論するなんてことはないのですが、グータラしていると本の些細なことから、グサッと来ることがあります。
コレもその一つ。キッカケは何だったか忘れちゃったんだけど。。。
私が録画してて、はまった映画に夫もはまって、二人の大のお気に入りとなっているのがあります。
それは、「サマーウォーズ」 http://s-wars.jp/index.html
2008年か2009年に公開されたアニメ映画で、昨年テレビでも放送されていました。
あらすじは、世界中の人たちが集うインターネット上の仮想社会があって、そこでは買い物やゲームだけでなく、ありとあらゆることができるようになっています。
そこには世界一安全なセキュリティーにまもられているので、みんなそこに色々な情報を預けています。
ところが、その仮想社会が人工知能ラブマシーンに乗っ取られて、世界が大混乱になって、その大混乱をなんとかしようと立ち上がった、片田舎に住む家族とヘタレな高校生のお話です。
その片田舎の様子が、昔の日本の良いところを凝縮したようなところで、設定されている時代は、現代よりちょっと先みたいな。。。
ジローもこの映画は観ていたようで、「オレ、泣いたもんな~」
げげっ、アンタが泣いたってか
ジロー:「婆さんが、孫達にコレはアンタにしかできないことなんだ。アンタならできる!!って檄を飛ばすとこあるやろ。ソコ観てな、アンアにしかできないことっていいな~って思って、俺もそう言われたいな~って」
普段の私なら「言ってもらえるようにガンバリー」って返すところですが、ちょっと言葉を呑んでみました。
ジロー:「学校で先生は偉いって思ってたからな、あの子らには寛容でも俺らが同じことした時に怒られることが変やな~って思いながらも、俺が悪いからやって思っててん。でもな~、そんなことがどんどん積み重なって、自己肯定のメーターがガタッってなってもーて。。。」
そうそう、ジローの小学校の高学年の時は、ひどい学級崩壊でした。子どもたちの心がどんどん荒んでいって、親も戸惑い迷い悩んだ時期です。
ジローは、そんなことがあったので小中時代の話をあまりしたがりません。
でも、就活で自分を見つめる作業の中で、どうしてもその時のことを通り過ぎることはできなかったようです。
「自己肯定感」って、生きて行くうえで大きなエネルギーにもなりますよね
ずっと自己肯定感を得られなかった、というのはツライ経験だったかもしれないけど、もがきながら溺れかけながらも荒波を一人で泳ぎきったジローを偉いって、母ちゃんは思いますよ。
ちなみに、50年も生きてきた母ちゃんですが、その人生の中で「これはアンタにしかできないことなんだ」ってことに直面したことなんて出産くらいのもので、ほとんどありません
でも、ひょっとしたらこれからあるかもしれないので、取り合えずその時の為に待機してます。
お父やんだってな、KOKIAさんの歌う 歌う人 を聞いて涙流してました
「人はみんな役目を持って 果たすために生まれてきたの」
俺もナ~、生きている内に何かを成し遂げたいよな~だってよ。
チョイ昔は「家族を守るのが一人一人の役目」だったようですが、それだけじゃ物足りなくなって来たみたいな現代。
母ちゃんが、いくら「お前が元気で笑顔でいてくれるのが一番」って言っても、それがキミにとってナンボのもんだいっていうのもよくわかります。
そんなんじゃー、生きてくエネルギーにはならないよね。
でも、あまり答を早く見つけようとしなくてもええちゃうか。あんまり早くに答がわかってしまったら、その先がつまらなくなるで!!
なんちゃって、コレ全部自分に言い聞かせてる言葉でもあります。
とりあえず、壁にぶつかったら、苦しくなったら、修造さんに相談しましょ、そうしましょ。
映画「サマーウォーズ」の主題歌は達郎さんの「僕らの夏の愛」ですが、私はあえてコチラで
[AMV]サマーウォーズ- 私の太陽 - KOKIA[Summer Wars]
どこからどうコメント書こうかと考え込んでしまって、
いったんクローズしました。
書き出しはいつものsnowさんの笑いを誘う、松岡語録のお話だったけど、
その後のジローくんの体験談や「サマーウォーズ」の話は奥が深い!
私もテレビ放映されたサマーウォーズ見てましたよ。
確かに感動ものでした。
おばーちゃんの存在が映画でいい味出している作品の一つだと思います。
その時KOKIAさんのことは知っていなかったから、
挿入歌には気づきませんでしたが、映画をもりあげるには歌って大事ですね。
娘たちも映画っていったら実写版よりアニメの方が多く見てます。
上の娘はジブリファンで、英語のオーラル授業で紹介したい映画に
「千と千尋の神隠し」を選んでたし、
下の娘はコナンの大大大ファンで、テレビ放送された映画はほとんどDVD録画してます。
ストーリーや絵のち密さや音響など、
日本のアニメが世界に通用するのがわかります。
うちの娘たちは、理不尽な事にぶつかるのも、もがき悩むのも、これからが本番なんだと思います。
そんな時、肝っ玉かーさんに憧れるけど、自分の弱さも知っているし、
母としていいアドバイスを与えられる自信、私もないです。
「修三さんに相談しましょう、そうしましょう♪」って
はないちもんめ見たいに言えるsnowさんを見習います。
そして、今は親として欠点が目につくのもグッとこらえて、
イイとこを褒めまくって、自己肯定感を与えられるだけ与えてあげようかと思います。
ちなみにKOKIAさんの楽曲が使用されているのは「銀色の髪のアギト」というアニメです。
OP「調和」という歌は、勝手にジブリの「もののけ姫」にピッタリと思っています。
「蟲師」にも合います。よかったら検索して視聴してください。
自己肯定感は、小さい頃の親の育て方が~~~って聞いたことがあります。
私はそこの所はしっかりフォローしてきたつもりだっただけに、ちょっとショックでした。
親が思っている事と、子供が感じていることのギャップ。
それは、私自身が長いこと苦しんできたことだから、息子がいう事は比較的落ち着いて受け止められました。
私の親は超ダメだし人だったのよ。自分は、そうならないように気をつけていたら、息子に投げ出されていた感を与えていたようで、むじゅかしーわー。
良かれと思ってやっていたことが、裏目ばかり出て、親家業もツライしやってられにゃい!!って思うこともあるけど、やめられないしね。
最近は親子逆転現象してますが、それもなかなか乙なものです。