星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

馬場俊英ACツアー@赤坂ブリッツ~その5

2012-07-25 14:06:35 | 馬場俊英

7月15日(日)に行われた馬場俊英さんのACツアーファイナル@赤坂ブリッツ の私の感想レポもいよいよ大詰め、最終章に突入です

 

本編、ラストの曲弱い虫 が終わった時の、あの会場の雰囲気は、何だかとっても不思議な感じでした

いつもだと1曲目から総立ちになって、「馬場さんコール」やら大騒ぎのコンサートですが、この日はACツアーということで、アップテンポの曲でも誰一人立ち上がる人はいなく。。。

やっと立てたのはラスト前のボーイズ・オン・ザ・ラン だったから、みんな、まだパワーが余っていて不完全燃焼

それとも、劇薬の様な弱い虫 にすっかり魂を吸い取られてしまった

ひょっとして、この後アンコールというより本編第3部のようなステージが始まるのを、みんな知っていたのかしら

 

弱い虫 が終わって拍手があって、アンコールを求める手拍子が起こって・・・ってコレ、私の中での普通の流れです。

ところが、この日のアンコールを求める拍手がなかなか揃いません (←私には、そう聞こえたの)

 

私が参加するコンサートでは、アン コー ル って感じで、パンパンパン 休符 パンパンパンと手拍子する事が多いです。

でも、息子が参加するコンサートでは、手拍子でアンコールを求めるのではなく「あんこーるアンコール」と声に出して求めるのが普通だと聞き

年代そしてアーティスト変わればなんとやら~で、ひょっとして私より若い人が多い馬場さんのコンサートでは、アン コー ルのリズムではない手拍子が普通なのかしら

何とか、みんなのリズムに揃えたいと思ったのですが、なかなかリズムがつかめません (元々リズム感ゼロなもんで

それでも、なんとなーく、みんなの心が一つになるというか手拍子が揃ってきたところで馬場さん登場

 

ひぇ~~~、オレンジ色の方のツアーT着てるし~

45歳のオッサンで、あの色のTシャツを着こなせるのは、馬場さんだけだと思います

実は、オレンジ色大好きオトコのsUnさんも、最初はグレーじゃなくってオレンジ色の方を欲しがっていたんですよ。

こうもっとパキッと原色に近いオレンジ色ならsUnさんにも似あいそうだったのですが、柔らかいパステル調のオレンジ色だったので、今回は速攻却下しました。アンタには無理ってね

 

アンコール1曲目は、シングルEP1収録の吊り橋

この歌を歌う前に、馬場さんの方から曲紹介がありました。

「次に歌う歌は、吊り橋というのですが、曲の中に吊り橋は出てきません。#$%&*#$%&~*」

実は、私が忘れてしまった#$%&*#$%&~*(ほにゃらら)の部分が、大切な所だったのです。もしも、どなたか覚えてらっしゃる方がいらっしゃったら教えてくださいな

 

曲の出だしの、あーきたから すててしまおお のあ~の何ともいえない不安定な音というか、ホホホホワ~ンとした雰囲気が好きです。

歌詞は、比較的短いのですが、思い思い自分に照らし合わせて、My storyが作れる歌のような気がします。

歌詞の中に出てくる「バチアタリ」 最近、この言葉を使う人、減ってきてる気がします。

「そんなことしてたら、バチがあたるよ」「このバチアタリめ」 バチって、太鼓のバチじゃないですよ。

バチは、たぶん罰(バツ)のことだと思うのですが、どうでしょうか。そして、その罰を下すのは天の神様で、「お天道様は見ている」から、陰でコソコソ隠れてやったり、誤魔化しても、悪さをしたら必ず厳罰が下されるってことで、小さな頃の私には、とっても怖い言葉でした

 

吊り橋ときくと、どんな橋を思い浮かべますか?明石海峡大橋のように、島と島を結ぶような立派な橋かしら?

それとも、谷瀬の吊り橋のように、谷と谷を結ぶような歩くとグラグラ揺れるような橋かしら?

吊り橋をどうイメージするかだけでも、歌に対する解釈が大きく変わりそうな気がします。

短い詞だからこそ、行間に想いがギュッと詰まっていて、聞く度にしみじみと味わい深いスルメのような歌です。

 


ころんで立ち上がるときの顔が好きだ は、8月リリースのシングルに収録されている曲で、ちょっとだけ紹介してくれました。

「ころんで立ち上がるときの顔が好きだ」って歌でしたが、転んで立ち上がった人というと、オリンピックで「こけちゃいました~」と言って笑った谷口選手を思い出します。あの時の、谷口選手の立ち上がって、また走り始めた時の顔が、私は大好きです。

犬はライオンになりたくない も、8月リリースのシングル「EP2 犬はライオンになりたくない」から、一足お先にお披露目してくれました

馬場さんのホームページに「犬はライオンになりたくない特設サイト」ができていて、それがなかなか面白いので、是非遊びに行っていただきたいと思っています。http://www.babatoshihide.com/EP2/  試聴もできますよ~

 

歌は、お隣の犬はライオンのように勇ましくなれとステーキを食べさせられたけど、ライオンになれなかった(ならなかった)ワン みたいな歌で、字余り気味の歌詞沢山の歌で、ちょこっと反抗心というか反骨心というか、拓郎さんぽい歌です。

 


オオカミの歌 は、このコンサートで聞くのを楽しみにしていた曲です。

やっと出た アンコールまで取って置くなんてズルイよっていうのが、正直な感想です。

歌詞も好きだし、メロディーが大河のようにゆったりと雄大で、川の流れのようなメロディーに歌詞が無理なくついているところがイイんです

それから、オオカミの遠吠えのようなサックスやコーラス、馬場さんのWOW WOW WOW も超お気に入り~

 

ところが歌いだした馬場さんの気迫というか強い魂の叫びみたいな歌声が、私のルンルンを凌駕して。。。

まさに、歌声に圧倒されてしまいました。エエなぁ~とボンヤリ思っていた歌詞が、グサグサ、ドシンドシンと突き刺さるというより、のしかかるって感じ

ボロボロ涙を流すだけで、鼻水すすらなかっただけ上出来だって、自分で自分を褒めてやりましたよ。

 

震災がきっかけで、たくさんのミュージシャンが沢山のアーティストが作品を作りました。

でも、東北の人にとか、被災した方へとか言われると、何かどこかいつも違和感があって。上っ面感が甚だしくってね

長野だって大きな地震で被害にあった人がいたし、暴風雨や竜巻で突然全てをなくしてしまった人もいるし。

突然、大切な人をなくす悲しみや苦しみは、交通事故だって変わりはないはずだし。

災難だけではなく、日々の暮らしの中で、色々悩んだり苦しんだり、絶体絶命に直面したり、何かを諦めなきゃならなかったり、捨てなきゃならなかったり・・・

ちょっと大袈裟かもしれないけど、闘いながら暮らしている人が沢山いて、その人たちへの馬場さんからの熱い、強いエールを感じました

そして、マイクをはずして生の声で歌われたその音波は、一人一人の心の奥底まで深く深く入り込んだ気がします。

「自分は音楽を作って、音楽を通して、みんなと繋がっていきたい。自分の気持ちは歌に託して、これからも歌って行く。歌を歌うことしかできないけど、それでもその歌で勇気づけられたり元気づけられたり、楽しくできるのなら自分は力の限り歌を歌うよ」

私は、この歌からというより、この時、そんなメッセージを受け取った気がしました

 

私たちは、真っ直ぐな1本道が大好きで、真っ直ぐな1本道を歩いている人の方が、迷いながら歩いている人より偉いみたいに思う所があります。

でも、曲がりながら歩いてきた道も、振り返ってみると1本道ってことありますよね。

八方塞になった時、他の道を選んだように見えても、振り返ってみれば道を曲がっただけかもしれません。

逃げたとか思われたくなくて、歩くのをやめるのではなく、違うルートを選んだっていいやん!

1本道って、真っ直ぐな道とは限らないんだよな~曲がりくねっていたって1本道だよな~なんて、歌を聞きながら思っていました。

 

うんとうんと困って、うんとうんと辛くなって、月に向かって吠えたら、馬場さんが返事をしてくれそうな、そーんな熱唱でしたよ



そして歌い終わって、ツアーに関わったメンバーのスタッフの全員の紹介がありました。

これがね、私、馬場さんのツアーファイナルに参加したのが初めてだったので驚いてしまいましたが、本当にツアーに係わったたぶん全部の方々のお名前紹介でした(さすがに、現地でのバイトさんのお名前はありませんでしたが)

ステージん具のスタッフの方、事務所の方、レコード会社の方、イベント会社の方とか、○○の手配の方とか、表に出てこない事務方を含めてもう超細かい紹介でした。

映画でいうと、エンドロールです。

一つのツアー、一つのコンサートに、どれ程の人が関わって作り上げられているのかを知るとってもいい機会でした。

みなさんに、感謝です。改めてお礼申し上げます

 


そして最後の最後、別れを惜しみつつは、旅人たちのうた

でも、この時すでにお腹いっぱいです~状態だった私は、この歌の時の事あまり覚えていません

 

小さな箱で、馬場さんを身近に感じながらのアコースティックライブは、私の望むライブでした。

でも、参加してみて私の想像を遥かに超える素晴らしいライブで、いつものバンド体制もいいけど、ACもいいな~。またACツアーやって欲しいな~って思いました

 

コンサート本編のセットリストは、馬場さんからのお手紙を参照しましたが、アンコールはお友達にお願いして教えてもらいました。

 

最後になりますが、セットリストを書きます~~

01.今日も君が好き          02.幸せのウェイティングリスト

03.スニーカードリーマー       04.本日のコーヒー

05.言いたいことはI LOVE YOU   06.Bird

07.右と左の補助輪          08.二十年後の恋

09.青春ラジオ             10.君はレースの途中のランナー

11.平凡                 12.HALF

13.ボーイズ・オン・ザ・ラン      14.弱い虫

~~~~~~~~アンコール~~~~~~~~~~

15.吊り橋                16.転んで立ち上がる時の顔が好きだ

17.犬はライオンになりたくない   18.オオカミの歌

19.旅立ちの歌

   

馬場さんのお手紙の一節に、「音楽をどんどんとやっていきますので、みなさんのタイミングで楽しんでいただきたい」とありました。

今は、音楽どころじゃないという人も、馬場さんの歌は好きだけど今度の歌はイマイチっていう人も、馬場さんの歌はイマイチっていう人にも、新しい曲から古い曲まで、色々な歌い方、色々なアレンジもあって、その中に生涯のパートナーになる歌があるかもしれません。

いますぐにとは言わないけど、何かのきっかけで馬場さんの歌を聞くことがあればな~って願っています

 

 

いつにも増してダラダラ書いてしまいましたが、最後まで読んで下さった方にお礼をいいます。ありがとう~

 


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