安田記念の回顧(まとめ)

グランアレグリアが強豪が揃った中で完勝!!
決定的な着差を付けてのもので、このレースに関して言えば文句なしのもの。
稍重発表の馬場状態への適正も大きかったのだろう。
グランアレグリアが完璧に走ったにしても、負けた馬たちが着差通りの力差とも言い難い部分はある。
ただ、条件が揃えば、アーモンドアイを負かす馬は普通にいるし、
逆に言えば、条件が揃わなければ、アーモンドアイも絶対女王ではないという事を証明したレースでもあった。

そのアーモンドアイはスタートでやや出遅れ。
この時点でメンバーが揃った今回、厳しい条件となった。
直線も開くまで少し待った部分もあった。
それにしても進路が出来てからの反応はもう1つのように思えたし、その後の伸びも前回とは違った。
なんとか2着を死守がやっとだった。
グランアレグリアが走りすぎで、普通ならばよく頑張っているという事だが、
なにせ絶対女王的な存在だけに決定的な差を付けられての2着では、牙城が崩れたといわざる負えないだろう。
敗因には出遅れと共に特のパンパンの超高速馬場でなかったことも大きく影響しているかもしれないが、
むしろ東京のパンパンの超高速馬場が普通ではなく、その他の条件の馬場、他の競馬場で強さを見せてこそ、
真の超一流馬と言える。
それだけにこの程度の馬場を敗因にはできない。
極端な例を言えば、ディープインパクトは東京でも中山でも阪神でも京都、どこでも強かった。
アーモンドアイは古馬のG1は国内では東京のみ。
しかも異常な超高速馬場。
これでは限定条件だけで強いといわれても仕方がなく、馬の評価を上げるならば、
東京以外でどれだけのパフォーマンスを見せられるか!?はある意味、課題でもあり今後の宿命だろう!!
そのチャンスは限れており、あとは宝塚記念か有馬記念。
しかし、宝塚記念は使うわけはないから、秋のローテーションでは有馬記念への出走は必須で考えてもらいたいものだ。
そもそも個人的には現役最強という立場の馬なのだから、安田記念を使うのではなく、宝塚記念を選択してほしかった。

3着インディチャンプは充実期に入っており、形は作った。

あとは馬場もあるし、馬場状態の割に厳しい流れでもあったし、有力馬たちは勝つつもりで
騎手も乗っているから、潰れてしまう形で惨敗に終わった馬も多かったように思う。
それを表したのが、直線だけの追い込みに徹したノームコア、ケイアイノーテックの4，5着。


連対馬の傾向
1着グランアレグリアは残った馬11頭のうちの１頭だった。
2着アーモンドアイはさらに残った馬２頭のうちの１頭でイチオシだった。


３着馬の傾向
インディチャンプはさらに残った馬３頭のうちの１頭だった。


オッズバランス編
敢えて言えば、グランアレグリアの３番人気は過剰のように思えたが、
３番人気でも12.0倍であったし、なおかつ結果は勝利だったので、馬券購入者の支持は正しかった。