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気まぐれ日記。

天皇賞・秋の回顧(まとめ)

2012-10-30 14:11:25 | G1
G1とトライアルは違う。
距離、枠順、展開、作戦、馬の状態など。
様々違うが、基本はG1の方が求められる条件は高くなる。
だから、G2までは通用してもG1ではまったく通用しない馬はたくさんいる。

逆にG2以下でだらしがなくても、G1でならば。。。という馬もいる。

天皇賞・秋はそんな結果だったように思う。

毎日王冠ではエイシンフラッシュはだらしがないといっても言いすぎでないくらいの惨敗だった。
そのとき、勝ったのがカレンブラックヒル。
その結果が大きくオッズに反映されてカレンブラックヒルは人気の一角の3番人気(4.7倍)。
一方のエイシンフラッシュは上位4頭からは離された5番人気。(16.6倍)

これも競馬の基本。
前走好走馬は人気をあげ、惨敗馬は人気を落とす。

しかし、結果はエイシンフラッシュの快勝。
距離や展開、様々な部分でまさにG1で力を発揮した結果だろう。
今回の古馬のトップレベルの馬たちで唯一、直近を叩いて臨んだのがエイシンフラッシュ。
叩き良化型とも言われ、去年はこのレースをぶっつけだったが、今回は勝ちを意識してだろう、
毎日王冠を叩き台に使ったのが正解。
休み明けのルーラーシップやトーセンジョーダンあたりとは出来では1枚も2枚も上。
ここを1番勝ちに来ているのはこの馬であり、その意欲がそれが実を結んだ。

付け加えるならば、鞍上のデムーロの好騎乗も大きな勝因の一つ。
インを巧みに回り、エイシンフラッシュの末脚を存分に活かした。

それだけにある意味、嵌った部分もあったことは忘れてはならない。
今度は次走でエイシンフラッシュが人気になる番であるが、この結果が(順当ならば)JCでの力関係ではない。

フェノーメノは1番人気に相応しい横綱相撲。
4番手追走から、カレンブラックヒルをマーク。
意識していたと思われる外から来る馬は抑えたが、エイシンフラッシュの最内の強襲は想定外?
結果的に対応できなかった。
エイシンフラッシュと合わせる形になれていれば。。。
ダービーに続き、惜しいレースとなってしまった。
しかし、少なくとも東京ではG1級であるのは間違いなし。
これからに期待だろう。

ルーラーシップは出遅れて完全に流れに乗れず。
それでも直線は最速の上がりで3着。
タイムはエイシンフラッシュと同じ上がりだが、最後伸びはルーラーシップは際立っており、脚を余した形。
これも惜しい3着。
しかし、このレースよりはこの後のJC、有馬記念が目標だったような明らかに今回は重め残り。
出来は万全ではなかっただろうから、この次は期待はさらに大きくなる。

4着ダークシャドウは去年の2着馬。
それを思えば、もっと伸びてきても良さそうにも思えるが、札幌記念から約2ヶ月。
休み明けというほどの間隔が開いたわけではないが、結果的に仕上がりきれなかったように思う。
JC、有馬記念のタイプではないから、ここは勝ちに来ていたレースだったと思うが、
臨戦過程が不十分だったように思えるこの馬にしては末脚不発のレースだった。

そして5着カレンブラックヒル。
陣営は敗因に距離を挙げているが、それもあるが、内容としては上出来だったと思う。
外枠だったから、少し押し気味にポジションを取りに行き2番手から。
その時に多少向きになっていたように見えたし、離していたシルポートを自分から捕まえに動いていくレース。
結果的に最後は止まったが大善戦だろう。
距離に関してもこの経験を活かせば2000mは守備範囲だと思う。

今回は強いとされている3歳勢に対して最強世代と言われていた5歳勢が貫禄を見せた1戦。
そのトップレベルの3頭が1,3,4着。
3歳勢も2,5,6着と全馬上位に来たからレベルは高いようだ。
逆に4歳勢は今回、出走が僅か2頭。
結果も惨敗。
最強馬オルフェーヴルこそいるが、G1レベルを考えると層は薄い世代になってしまった感がある。


まとめ
連対馬の傾向
さらに残った馬の2頭のうちの1頭(次点扱い)、フェノーメノが2着。
エイシンフラッシュも一応、残った馬の1頭だった。


3着馬の傾向
さらに残った馬の2頭のうちの1頭(次点扱い)、ルーラーシップが3着。


オッズバランス編
とりあえずカレンブラックヒルは外枠を引いてしまっては、人気になりすぎだっただろう。
逆にエイシンフラッシュは5番人気でも16倍は人気がなさ過ぎ。

馬券は・・・
縦目の馬連的中で軽くプラス。


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