Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

秋華賞の回顧(まとめ)

2012-10-15 17:06:55 | G1
ヴィルシーナが気合を付けて先手を取る展開。
そして先手を取った所からペースは1F13秒台に落とす超スローペースに。
打倒ジェンティルドンナの秘策がこれだったのだろう。

先手を取る。
スローペースに落とす。
内でコースロス無く進む。
スローペースにすることで、馬群が密集してジェンティルドンナが中に入れず外外を走らさせる。

作戦は完璧だったと思う。

この作戦は打倒ジェンティルドンナ。
我慢しきれずにチェリーメドゥーサが動いても我関せず。
ジェンティルドンナに勝つためには早めに動いたら勝てない。
目標にされるだけ。
チェリーメドゥーサがもしもう少し強くてそのまま押し切られても仕方が無い。
と内田騎手は腹を括っていたのだろう。
ジェンティルドンナに負けるのもチェリーメドゥーサに負けるのも負けは負け。
ヴィルシーナが勝てる最善策を貫いた。

ヴィルシーナは残り3Fあたりから徐々にペースアップして直線スパート。
ジェンティルドンナはその少し前から少し仕掛けるもその時点では反応はイマイチに見えた。
流れに乗って動いたのではなく、自分から動き出した分の影響もあったのだろう。

直線を向いてもチェリーメドゥーサが残りそうな気配の距離差もチェリーメドゥーサがついに力尽き...
ヴィルシーナが捕まえたところを直線でエンジン全開したジェンティルドンナが襲い掛かる。
勢いは完全にジェンティルドンナだったが、並んだところで、ジェンティルドンナは気を抜いた?
離すどころか併せられ際どい体勢になったところがゴール。

7cm差だったらしい。
接戦のゴールを制したのはジェンティルドンナ。
3冠牝馬となった。

内田の作戦は完璧。
それでもジェンティルドンナの能力が上回ったということだろう。
世代最強牝馬を改めて証明した。

ヴィルシーナも見事。
オークスやローズSは完敗したが、展開や馬場、コースが変われば、思うほどの力差はない。

この2頭は立派。

あと、思い切ってスパートしたチェリーメドゥーサも大健闘。
やれることはやった。

問題はその他の馬。
特に先行グループに居た馬たち(の騎手)。
何故、チェリーメドゥーサが動いた時に一緒についていかなかったのだろうか?

ペースが超スローに流れているのはハッキリしている。
スローに落として脚を溜めているヴィルシーナとはその他の馬は立場、実力が違う。
スローで直線の瞬発力勝負で勝てると思っていたのだろうか?
あるいはあれだけ離されてもチェリーメドゥーサを差せると思っていたのだろうか?
そんなことが考えられる力がある馬たちではないし、立場でもない。

たとえばアイスフォーリスは決め手勝負に優れている馬ではない。
オークスの健闘のように厳しい流れになってこそ。
スローペースに落とされてところで自分から動くのは微妙でも、チェリーメドゥーサが
動いたところで、一緒に動くべきだろう。
アイムユアーズあたりもそうだろう。

何もせずにそのまま勝ち負けに関係ないレースをしただけ。
何も勝負していない。

勝ちタイムは2.00.4は500万クラスでも流れによっては十分に出せるタイム。
例年ほとんど1分58秒台の決着の秋華賞。

ヴィルシーナの打倒ジェンティルドンナに掛ける作戦を考えれば見ごたえがあったが、
それはそれとしてもタイムは遅すぎで、G1を考えれば凡戦といわざる終えない。

G1にはG1に相応しいタイムがあると思う。
特に日本の場合は、そういう馬場をJRAが提供しているのだから。

競馬(G1)は、その距離(条件)で1番速い馬が決める舞台であってほしい。

後方待機策を考えていた馬は作戦負けで仕方が無い部分があるにしても、
ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、チェリーメドゥーサ。
あと追加で3着に来たアロマティコもおまけ。
この4頭以外は競馬になっていない。


まとめ
連対馬の傾向
イチオシのジェンティルドンナが2着。
そしてさらに残った馬の4頭のうちの2頭が連対。
傾向どおり。


3着馬の傾向
アロマティコは残せなかった。

(6)前走、下級条件の場合、1000万クラス勝ち馬以外。

アロマティコは前々走で1000万クラス勝ち。
前走はローズSに賞金的には使おうと思えば使えた立場。
それを賞金的に秋華賞出走の見通しが立っていたこともあって、
1600万クラスに使い、タイム差無しの3着と善戦していた。
このパターンは異例(過去にもほとんど居ない?)だが、この点は来年以降に考慮しないといけない。


オッズバランス編
ハワイアンウインドの4番人気には余りにも被りすぎだろう。


馬券は・・・
馬連はオッズ的に買えるものではなく、3連複、3連単はアロマティコ無印で外れ。

スプリンターズSに続き、(人気の2頭ではあるが)本命、対抗が1,2着を占めたのに3着馬無印で...
惨敗。


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