こんな田舎の街の中、トナカイなしのサンタが一人彷徨いてた。そこで思い立ち、
一説によれば、幼い聡明なマタイは、ある晩バビロンの三人のマゴイ(占星術師、賢者)の夢を視た。
野心一杯の若者メルキオール、父ちゃんの財産を新世界の救いのために使おうと、そのためには学問の先生を見つけようとバビロンに向かった。先生の名はバルタザール。彼は若いときはアロマオイルで財をなした。漸く、夜の星空に不思議な光の行方を突き止めた。それを聞いたバルタザールの先生カスパール。ヨボヨボでも弟子について行くぞと捲し立てた。よわったバルタザールは元気な青年メルキオールを誘った。万一の場合は君が年寄りを担げ、と。
旅の途中、導きの星がいっそうの輝きを増し、突然止まった。カスパールは悟った。「既に生まれ出た幼子はその命を我々に下さる」と。星は時間を超え、空間を超え、人の世の全てを拭う、と。「わしは若いとき、葬儀屋で財をなした。わしの生命の換わりに『世の命の全て様』に没薬を捧げるのだ」と。
yatcha john s. 「東方の三賢人」
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