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仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

ミーターの大冒険 オーロラへ 11 「歴史消滅の謎 反ミュール 禁断の星」

2021-12-06 03:03:01 | ミーターの大冒険
11 ミーター、そうそう、ハニスさんから、ハイパーウエーブ通信が暗号で届いているわ。読み上げるわね。「ミーター君、それに『時代遅れの風采の相棒君』、元気でいるか?こっちは新たな情報を得た。俺の住んでたフレクスナーの郊外のある店で、フラベラさんという若い美人から面白い情報を得たんだ。その彼氏は、アルカディアさんの熱烈ファンの読者で、今のターミナスの体制に反対している。そして、彼独自の考えがふるっている。アルカディアさんの本から彼はセルダン・プランの本質を解こうとしている。その謎解きの手法が俺の今までたどり着いたところとドンピシャなんだ。 彼の名は、ゴラン・トラヴァイズ、なんだか今までになく、ワクワクしてきた。 コンパー君はまた別のアイディアを語ってくれた。ターミナスに隣接するドーニック公園の側に昔俺の友人の息子が、銀河全体の図書館からデータを取り寄せて、銀河のおおもとの故郷の星の探索に躍起になっているという。彼の名はジャノヴ・ペロラット。彼は、いわゆる「歴史消滅」の理由、背景の謎を解きたいと言っているという。彼の狙いは「故郷の星」の発見っていうことだ。 目下の彼ら二人にどう接近するかだよ! 二人(?)とも、気をつけてな。」 う~。どうやらハニスさんは元気らしい。 ゴラン・トラヴァイズ。ジャノヴ・ペロラットか! ますます新たな展開だな! ところでイルミナ、コンポレロンについてわかったこと、なにかあるかい? そうね、ハニスさんの情報にも関係するんだけど、ミュール事件の際の、エブリング・ミス、ベイタ・ダレル、そしてその夫。ミュールは最終的に二人をコントロールしたけど、ベイタだけは支配されずに残った。ベイタだけが彼女の自由意志で振る舞われた。そのためミュールは、結局敗北した。 その約百年後、孫のアルカディアは、ターミナスに第二ファウンデーションの基地があるのを仄めかして、数名の第二ファウンデーション員を捕らえさせることによって第二ファウンデーションの位置を隠し、なおかつ、第二ファウンデーションの存在を守った。 第二ファウンデーションは、彼女と呼応するように、彼らの拠点を、念のために他の星に一時移した。今では元の拠点に戻っている頃ですね。 アルカディアは、捕縛された第二ファウンデーション員の身代わりをドースさんに頼んだ。 といったところだわ。 これらの数少ないデータから、三段論法で推理すれば、...。 イルミナ、もったいぶらないで、どうなんだい?  推理すればですね、その一時避難地というのが、ターミナスとの同盟関係にあるコンポレロン。不死の従僕の所在を仄めかす「禁断の星」オーロラ。このファー・スター二世号の基盤コンピューターと関係のある「レオナルド」。そのレオナルドさんの秘密のお仲間が、「反ミュール」に関連していて、 それらが銀河の反対側にそれぞれ結びついているってことかしらって、ねえ! イルミナ、ありがとう。それじゃ、コンポレロンにまっしぐらだ!https://youtu.be/cUSl1dc_qCcyatcha john s. 『ミーターの大冒険』 オーロラへ 11 「歴史消滅の謎 反ミュール 禁断の星」



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