New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

小樽・トベックス「葦笛洞(いてきどう)」

2012-10-28 23:14:00 | 2012年秋のツアー
 倶知安から2時間、途中に山頂から小樽を眺め、隣町の銭函にあるログハウスの住宅建築会社トベックスに到着。

 広い敷地内にモデルハウスや製材所、レストランやカフェ、ギャラリー、器の店などのショップまである。

 その一つの古民家カフェ「葦笛洞(いてきどう)」でのコンサートには、雨にも関わらず昼夜2回のコンサート共に満員御礼のお客様。

 電気ピアノで弾く「枯葉」や「バラ色の人生」もしっとりと雨模様にマッチしてなかなか洒落ている。

 事務所と同じ建物の一階にあるレストランで美味しい料理を昼と夜2回もいただいてしまった。

 秋の紅葉真っ盛りの北海道、最終日に相応しいラスト・コンサートとなった。


ここは搬入口


敷地内には木の上の部屋がある


池の上を通る木の道の向うが葦笛洞




こちらは玄関


昼の演奏


昼の演奏


夜の演奏、外は真っ暗


夜の演奏


ここにも蓄音機があった

北海道豊浦町・とわにー

2012-10-27 22:34:00 | 2012年秋のツアー
 札幌から山道を4時間、豊浦町へ。人口4千人の海辺の町のとっても素敵で設備の充実したホール「とわにー」での演奏は3回目である。

 今回は秋の行事が色々重なったため来場者が少ないというので、客席をできるだけステージに近づけて目の前で聴いていただいた。

 いつものように「とわにー倶楽部」の音楽好き、ジャズ好きな方たちに混じってジャズは初めてという元気な女性たちが何人もいて、それぞれ思い思いに楽しんでいただけたようである。

 「目をつぶって聴いていると色々な光景が浮かびました」とは打上げのあったお店の女将の言葉だ。ちなみに今回は、演奏後に移動なので打ち上げは予定されていなかったはずなのに、うれしいことに海の幸の鍋、正真正銘の手打ちそば、刺身から珍味までが用意されていたのである。

 全てが美味しいお料理で我々も皆さんも大いに盛り上がって、来年の話まで出たところで失礼することになる。満腹の我々は1時間かけて真っ暗の道を倶知安のホテル「スリーエム」へ。

 このホテルの禁煙室は今までのどのホテルよりも広く、綺麗に改装されていた。ユニットバスは広く段差のないバリアフリーだし、トイレも洗面台も別に備え付けられている。これも予想していなかった嬉しい驚きである。北海道、偉い!
(ただし、喫煙室はだいぶ差があったようです。2部屋しかない禁煙室と喫煙室を4人でくじとジャンケンで決めました。)


とわにーは町民の交流施設なので、1Fは自由に使えます


小さい子どもが遊べるコーナーもある


囲碁を楽しむ年配の人たちも


畳のスペースでは中学生がゲームを楽しんでいる


一人でリハーサル中


ベース、ピッチの調整中


演奏中


演奏中


お刺身と珍味の数々


ソイという北海道の白身魚の鍋はとてもおいしい。ソイは関東にはありません


サーモンのすり身。これも鍋に入れるという贅沢さ


というわけで、打ち上げで皆さんと

札幌・渡辺淳一文学館

2012-10-26 22:00:00 | 2012年秋のツアー
 ホテルの目の前は海産物のお店がずらりと並ぶ「函館・朝市」。昨日は午後に到着したので殆どの店が閉まっていたのだが、今朝は何とも活気の溢れている事!大型バスで乗りつける観光客で一杯である。

 市場の中にあったコーヒー屋さんいわく「今はウニは身がスカスカ」「たらば蟹は見栄えは良いが大味。毛蟹に限る」「あわびは刺身で。死んだら、もう身が固くなる」「朝採れて氷漬けにしたスルメイカの刺身が美味い」とのこと。

 それぞれ買い物をして、出発後4時間で札幌に。今回は同じ高速を北と南に何往復もしているわけだ。

 札幌の渡辺淳一文学館のモダンで素敵な、そして音響の良いホールでの演奏、ゲストの高野雅絵さんを迎えて、秋らしいしっとりとしたコンサートであった。

 演奏後はホテルの近くの繁華街「すすきの」でサッポロラーメンである。美味い!


途中の八雲PAにて


向こうの方は海です


有珠山SA。真ん中が有珠山、右側向うの方に見えるのが、昭和新山


渡辺淳一文学館は安藤忠雄設計なのです


リハーサル中


トリオで演奏中


ゲスト、ボーカルの高野雅絵さん


最後に4人で記念撮影

函館・想苑

2012-10-25 23:47:00 | 2012年秋のツアー
 千歳から4時間、函館に到着。今夜の演奏は夜景の綺麗な函館山のふもとにある「想苑」である。高校時代に通った渋谷のジャズ喫茶を思わせるような大きなスピーカーがデンと構えている喫茶店。

 ジャズ好きの方が多いのでリクエストや好みのスタイルを伺ってから演奏する。

 30年物のグランドピアノもしっかりした良い音を出してくれる。車でいらした方が多いのかコーヒーを飲みながらの演奏会。私のジャズ人生の出発点に戻ったかのような光景だった。


豊浦噴火湾パーキングエリアにて


北海道はPAも美しい




そして本州とは打って変わって紅葉なのである



想苑のリハーサル


想苑、演奏中

北海道へ移動

2012-10-23 18:22:00 | 2012年秋のツアー
 アメリカの郊外型ショッピングモールを思わせる羽田空港から新千歳空港へ1時間ちょっと、降り立った北海道は異国の如し。

 今までは5月のツアーの演奏地だったので北海道の紅葉がこんなに見事だとは思わなかった。張り詰めている清涼な空気が初冬を感じさせる。

 市営バス(大きなウッドベースも乗れました)で苫小牧に向かう。薄紫色の夕暮れ空の下、道路は一直線にずっと先まで伸びている。キチンと平行に並んだ家並みがアメリカを思わせる。モダンなデザインのしゃれた住居やお店が多い。

 苫小牧駅から徒歩5分のホテル、周辺には飲食店があまり見当たらない。1軒あったラーメン屋さんのトマト・ペーストと赤味噌のラーメンはクリーミィな味の絶品。科学者風のマスターの風情も絵画になる。

 池田氏にはタクシーで15分の西港までフェリーで運ばれたワゴン車を取りに行ってもらう、お疲れ様。


飛行機の窓から


北海道に到着。千歳空港にて