New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

30日目、愛知県新城「つくでの森の音楽祭」

2009-11-28 23:01:00 | 2009年秋のジャパンツアー
朝8時に出発、新城市に向かう。演奏開始は午後3時であるが、正午に到着。

市町村合併前の「作手村」時代に作られたという、山上にある広大なリクレーション施設・新城リフレッシュ・センター。その中にあるホールでは、カワイの素晴らしいグランドピアノが待っていた。

この日の「つくでの森の音楽祭」は、会場内に飾られた大きなクリスマス・ツリーにちなんで「サンタが街にやって来る」から始まった。

ジャズ好きの方もジャズ初体験の方も最後の「シング・シング・シング」では大きな手拍子をとり、一緒に楽しんでいただけたようである。

クリスマスツリーを始めとする会場設営や当日のPA、受付、休憩時間の飲み物、そして集客・・・と手弁当で準備をして下さった実行委員会の皆さんと、軽く「お疲れ様」の会を共にした後、宿泊先へ。

敷地内のペンション「やまぼうし」で食べきれないほどの美味しい夕食を頂く。
今回のツアーは何と美味しい食べ物ばかりが目の前に並ぶ事か!有難し。


3時開演、窓の外は美しい紅葉


「つくでの森の音楽祭」看板


クリスマスツリーも飾られて


だんだん暗くなってきて


終演近くは真っ暗に

29日目、富山へ移動

2009-11-27 17:18:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 岡山から京都を北上し富山まで、3人で運転しながら6時間かかった。ホテルに入った時には、もう真っ暗である。今日はオフで移動して終わり。

 夕飯には富山名物(?)「黒ラーメン」。とても濃い醤油味の太麺にたっぷりの黒コショウ、だから実にショッパイ!そのままでは味が判らないが、薄味にしてもらうとスープの美味さが判る。

 この店「大喜」にはこのラーメン1品(並・大・特大)しかないのが潔い。これだけで営業している、塩辛いものを好む肉体労働者のために、と創立は昭和22年。ラーメン通は一度は食すべし。


これが黒ラーメン!スープを完食した人はまずいない。

28日目、岡山県玉野「岡田音楽サロンくらび舎」

2009-11-26 23:50:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 車で30分、岡山市の隣町、玉野市にある岡田音楽サロンに到着。

 倉敷の由緒ある名家の蔵を解体、再生した「くらび舎」での演奏である。これまで多くの蔵で演奏してきたが、モダンなデザインで外縁を構築している蔵は、ここが初めてである。

 建築誌に何度も紹介されているこのユニークなアイデアと斬新なデザインは著名な再生蔵設計家の手によるものである。

 オーナーは学生時代には京都でプロとしてピアノ演奏をしていたという経歴のある岡田氏。会場内にスタンウェーのグランドピアノ、両脇にはジャズ喫茶にあったような高さ2m、幅1.5mのステレオ・スピーカーが鎮座している。

 通常はクラシックの音楽会を開いているのだが、今回は私のピアノジャズ。初めてジャズを聴く方が何人もいらしたが、「ジャズが会話のようですね」など、演奏後には良い感想が聞かれ嬉しかった。

写真でどの程度おわかり頂けるかわかりませんが、以下素敵な「くらび舎」をご紹介します。


外観


入り口


もう一つの入り口





庭からホールを見ると


茶室へ続く廊下


茶室障子の上には「赤とんぼ」の楽譜が


ホール入り口


裏庭にて


演奏中


皆さんと


岡田夫妻と



27日目、休み

2009-11-25 23:20:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 昨日と打って変わって晴天である。

 尾道駅に立って山の方を見上げると、バブル期の残骸とも言える「城」が見える。今や誰も訪れないこの城は、壊すに壊せず廃墟と化しているばかりか、いつ倒壊するかと付近の住民に不安さえ与えているという。

 2時間で岡山に到着、ホテルにチェックイン。今日はオフなので各自、散策や洗濯となる。岡山駅前は大きくて、たくさんのお店がある。


尾道の「城」

26日目、尾道・ミュゼッタ

2009-11-24 02:07:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 九州から6時間で尾道に到着。山の上には今は封鎖されたコンクリートのお城がそびえている。

 前回同様、サロン「ミュゼット」での演奏。ここのピアノは実に良い音色に調整されているが、それはオーナー崎谷さんの音楽教室にもなっているからだ。

 雨模様の中、先日お世話になった三宅さんや私の旧知の知り合いも福山から駆けつけてくれた。

 演奏の後半には崎谷夫人がフルートで参加、「イパネマの娘」と「グリーン・スリーブス」の二曲を合奏する。

 五日市の実家に滞在中の池田夫人と7ヶ月の息子さんがここで合流する。演奏中のスマイリー池田の笑顔が一層、大きくなった。


ミュゼッタ入り口


演奏中、まずはトリオで


崎谷夫人のフルートを迎えて