New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

帰京

2013-06-15 11:51:00 | 2013年春ツアー
 出発前にシュターナー学園いずみの学校を見学する。ルドルフ・シュタイナーはドイツの教育哲学者だが、有機農法や芸術や心理学、神学にまでその思索が及んでいる。彼の理論を基にしたユニークな学校は日本全国に11校。

 ここ豊浦町でシュタイナーが町から借りているのは元中学校の校舎。だからここは全国でも稀なほど充実した施設なのである。そして、この学校へ子どもを入学させる為に家族で引っ越してくるケースもあるので、人口減少から逃れられない小さな町にとってもプラスになるわけだ。

 町の名産であるいちごを、生徒たちが校庭の隅にあるハウスで栽培していて、収穫期の今日は日曜の雨にも関わらずイチゴの収穫が行われていた。ハウスを訪れて、その場でイチゴを食べるとその味と香りは抜群である。
 
 私が見学に行きたいと理事の横田先生にお願いしたので、日曜日の休みだというのに女性校長・まいこ先生がわざわざ校内を案内をしてくれた。

 一旦宿に戻って、お世話になった商工会の徳田さん、とわに-倶楽部の梅沢さんのお見送りを受けて出発。

 今日は苫小牧からのフェリーが夜出発なので、たっぷり時間がある。まずは豊浦の隣町にある「ギャラリーカフェ杢」に寄って一服。昨日のライブにも来てくれた彫刻家のオーナーご夫妻と歓談。

 湖沿いの山道を走り、道の駅「きのこ王国」などに寄ったりして夕方苫小牧港に到着、フェリーに乗船。

 40人の乗務員、乗客は8百人収容可、ホテルのような個室のあるこの船はラウンジあり、レストランあり、ショータイムあり、と豪華客船の設備である。

 一晩をこの船で過ごし、朝10時に仙台着。5時間後に東京着。

 今回も橋本、池田、林、今村、有明、福森(敬称略)のサポートで春のコンサートツアーはたくさんのお客様で好評に終わった。皆さん、ありがとう。


シュタイナー学園いずみの学校


お世話になった徳田さん、梅さんと


カフェギャラリー杢のオーナー夫妻と


午前中は雨だったのが嘘のように午後はこんなに晴れた!


これが豪華な客船内





仙台はどんよりしていた。乗ってきた客船「きそ」