東京の田舎から

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どんと焼き

2020-01-19 17:00:13 | 日記

 小正月の行事として「どんと焼き」はニュース等では聞くが、筆者は一度も見たことはなかった。青梅は田舎であるが、筆者の住む地域は、市街地であるので、見る機会はなかった。

 青梅市に「成木」という地域がある。筆者の住む所から、自動車で20分程度である。この成木に住む友人と電話で話していたところ、「今日は午後から『どんと焼きがある』」と聞き、是非にも見たいと、行ってみた。

 開始時間の14時には間に合わないかも・・・? と、行ってみたところ、お寺の境内から白煙が上がっていた。

 行くと、写真にあるように、大きな焚火である。テレビのニュースで見るような、杉の葉や藁を高く積み上げたものよりも規模は小さい。しかし、その火で団子を焼き、汁粉に付けて食べるのは同じである。また、昨年に供えていた達磨も、お焚き上げしている。

 

 昨年の達磨を焼く、その火で竹の先に付けた団子を焼く

  団子は、写真に見るように、長い竹の先に針金が付いていて、そこに団子を自分で刺して、どんと焼きの火で炙るのである。簡単そうであるが、いや~・・火か熱い、団子も焼けるが人間も焼けてしまう(笑)

 

 地区の皆で、団子を焼く

コツは、煙の風上に立つと良いと友人が教えてくれた。しかし、こんがりとは中々焼けない。筆者は、熱さに閉口して、生焼けのまま、汁粉に付けて食べてしまった。

 

汁粉に付けて団子を食べる

友人によれば、参加者は年々減少していて、今年は 地区の人の半分程度の参加とのことで、子供の数が減少しているため、今年限りになるか? と、言われ始めているとのことである。

 初めてのことであるにも関わらず、何とも言えない、懐かしさを感じた次第である。

 このどんと焼きの行われた寺は、龍澤山大雄院 新福寺であり、宗派は曹洞宗とのことである。 ついでに、その寺も拝見して来た。

 

龍澤山 本堂

 

 

山号の額

本堂の脇に小さなお堂があり、その中には、薬師如来像が祀られていた。

  

祀られている薬師如来像

 どんと焼きが終わって、山里の年明けの始まりである。



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