日本古謡「一月一日」♪
「一月一日」(いちがつ いちじつ)
一、年の始めの 例(ためし)とて
終(おわり)なき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門ごとに
祝(いお)う今日こそ 楽しけれ
二、初日のひかり さしいでて
四方(よも)に輝く 今朝のそら
君がみかげに比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊(とお)とけれ
◆元祖「一月一日」(いちがつ いちじつ)
歌詞:千家尊福(せんげ たかとみ)‥出雲大社宮司
作曲:上 真行(うえ さねみち)‥宮内省雅楽長
解説:「祝日大祭日歌詞並楽譜」明治26年(1893年)編集
「年の始めのためしとて」≒「例年、年の初めに行なう決まり事として」
http://www.nichibun-g.co.jp/magazine/history/022.html
★「一月一日」(日本古謡) 土笛(オカリナ)で♪ 白山比咩神社 表参道(2015.1.2) YouTube: https://youtu.be/Pn7ZEJNNKpA
〈参考〉一般相対性理論などで知られ、1921年ノーベル物理学賞を受けた、アルベルト・アインシュタイン(独: 1879~1955)は、大正11年(1922)11月17日に来日。
12月29日まで 43日間の滞在中、賀茂神社、平安神宮、明治神宮、日光東照宮、熱田神宮、春日大社、厳島神社などに参拝もし、その折りの印象が、総合雑誌「改造」(改造社)翌 新年号(p.337)に記載されているという。
「日本に於ける私の印象」-アルベルト・アインシュタイン-
「日本人が西洋の科学を称賛し自己も大なる理想を以て之に向かいつつあることは素より喜ぶべきことではあるが、自己が西洋に優越して有する大なる実を純潔に保たれんことである。― 生活の芸術的形を具えていること。質素にして而も個人的欲求の少なきこと。日本の心の清くして静かなること。」
アインシュタインは、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲、1850~1904) の著作を通して日本に憧れを持っていたことから日本招聘計画が進んだというから興味深い。
しかも、ラフカディオ・ハーンが日本を訪れるきっかけの1つが、西欧社会に大きな影響を与えた、日本文化研究家で天文学者 パーシバル・ローウェル(1855-1916)の著作だという。
…「極東の魂」(The Soul of the Far East)、「NOTO―能登・人に知られぬ日本の辺境」(Noto,an unexplored corner of Japan) …等。