2月18日(日)第19回国分寺市環境シンポジウムにオンラインで参加しました。
テーマは「気候の危機をどう受け止めるか」です。
基調講演の講師は江守正多さん。国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室室長です。
気候変動危機の話は久しぶりに聞きましたが、とても分かりやすかったです。
パリ協定で産業革命以前に比べて1.5℃に抑える努力を決めましたがすでに1.1℃から1.2℃も上がってしまっているのには驚きました。
まさにぎりぎりですが、温室効果ガスの排出削減の手段はすでに存在していてしかも安価だそうです。
再生可能エネルギーは風力と太陽光です。
2030年までの勝負です。
今すぐに舵をきらないとダメだが、スピードも投資もたりなくて、インフラや社会システムが化石燃料依存のパターンから抜け出せていないのが現状です。
先生によると脱炭素の敗者を生み出さないように配慮するのが重要とのことでした。
日本では脱炭素の取り込みに後ろ向きの人が多く、生活が悪化すると考えている人が多いそうです。
私たちにできることは気候変動政策を支持することで、断熱の家や太陽光パネルは今後マストになります。
上位10%の富裕層がCO2排出の半分の責任があるが、人類は化石燃料文明を卒業しようとしているそうです。
昔から聞いている話ですが現実味が増してきていますね。
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ディスカッションは本多さんと奥真美さんがパネリストで内藤副市長がコーディネーターでした。
「いま、私たちは何をするべきか」でした。
環境問題にかかわっている関係者が多かったので市への要望もたくさん出されました。