10月22日(土)東京経済大学で市民大学講座第三回を受講しました。
今回のテーマは「不寛容論~アメリカが生んだ「共存」の哲学」。
講師は東京女子大学学長の森本あんりさんです。
2020年に書かれた本のお話しでした。
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1、寛容度の日米比較
2、従来の寛容論の誤解
寛容と不寛容は単純な反対語ではないそうです。
寛容は否定を前提とした肯定で、全面的な肯定は是認であり、是認と不寛容の中間に寛容があるとのことです。
英語だと是認がapproveで不寛容がreject、寛容がpermitなのでこちらの方がわかりやすいですね。
寛容のパラドクスは「不寛容なしに寛容なし」=嫌いだけど受け入れる。
3、寛容論の歴史的淵源
中世の寛容は「より小さな悪」を選ぶことです。
4、なぜロジャー・ウィリアムか。
アメリカに移住してきたピューリタンのロジャー・ウィリアムはアメリカ先住民の権利を主張して追放され、信教の自由や史上初の政教分離社会を建設し、ロードアイランド州をつくります。
5、現代の不寛容を理解する
バイデン政権の最初のつまずきは移民問題でした。
北欧諸国は寛容を守るために移民を受け入れないそうです。
リベラリズムの自己欺瞞=高貴な嘘、成功者の驕りがあるとのことです。
民主党はかつては労働者の党だったが今は教育を受けたエリートの党です。
なぜトランプがあれほど支持されるのか❔⇒リベラリズムが生みだした当然の結果(❔最後よく聞き取れなかったので違うかもしれません)
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自分は寛容か不寛容かとか単純な問題ではなく哲学的な問題だったのですね(-_-;)
リベラリズムはなぜ失敗したのか気になるところです。
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私は東京女子大学の出身なのでまことに僭越ながら森本先生と名刺交換をさせていただきました✌
本はお話しを伺ってから買ったのでまだ読んでいません(-_-;)
これから読みます。
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