〇西国分寺駅南口駅前ロータリーにモニュメント「天平人の夢」がある。中の建物は
何かと聞かれた。市に聞いたがなかなかわからない。正解が出ていないが分かったか?
⇒平成2年に完了した西国分寺駅南口周辺地区整備事業の中で住宅都市整備公団により
製作されて市が寄贈を受けた。昭和63年3月に市が発行した「西国分寺駅南口地区駅前
広場のアートワーク」という冊子の中でアートワークの中心として国分寺市の歴史性・
文化性が表現されるモニュメントと書いてある。
天平時代のエンタシスの円柱の上に武蔵国分寺の風土を継承した大地状の両端から虹
がかかるという構成になっている。
〇この冊子の絵を見ると明らかに七重の塔と武蔵国分寺だ。今の写真は建物がつぶれ
ているがいきさつはわかるか?⇒建物が何かは資料に書いてないのでよくわからない。
デザインを担当した設計事務所に確認したところモニュメントは著名な建築家の関根
伸夫氏のデザインによるもの。同氏は抽象的な作品を得意にしていたので、天平の台
地や思いをイメージして表したのではないかとの話を聞いた。形状が若干異なってい
る理由は確認できない。
〇初めて関根伸夫さんの作品だと知った。いきさつがわかってありがたい。
昭和63年というと今から30年以上前だが、駅前にあるのに私も含めて誰も知らなかっ
たのは面目ない。きちんと資料を保存してほしい。今回は冊子があって良かった。
ありがとうございました。
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