9月3日(火)一般質問しました。
7、有機フッ素化合物(PFAS)について
(1)局地的な問題から全国的になってきている。現在の当市の取り組みは?
→市内にあるむかしの井戸と真姿の池湧水で年1回水質調査をしている。ホームページでは都が実施している水質検査やこれまでの市の取り組み、国や東京都の対応などを市民にわかりやすく周知している。また市長会の附属機関である東京都市環境公害連絡会においてこの問題は多摩地域全体で知り組むことが確認され、今年7/31に市長会を通じて東京都へ予算要望書を提出した。
(2)むかしの井戸の水質調査の結果を見たが、PFASの数値が高くて驚いた。最高が250の所も含めて6か所も暫定目標値の50ナノグラムを越えていた。生活用水とは言え大丈夫なのか?
→暫定目標値を越えている6か所については去年より減少している。経過変化を確認していきたい。所管課で飲用しないように注意喚起する看板を設置している。
(3)国や東京都もいろいろな調査に乗り出している。それぞれの動きについて教えてほしい。
→国は食品安全委員会で有機フッ素化合物の健康影響について評価書を取りまとめている。環境省の専門家会議においては水道水の水質基準の見直しの検討が開始され年度内の決定を目指している。東京都では都内の水道事業者におけるPFAS非含有消火剤への交換への支援と都内260ブロックの地下水の水質調査を実施すると聞いている。
(4)岡山県の吉備中央町では自治体として初めて該当地域の血液検査をこれから実施する。市の取り組みについては聞いたが市民から見ているとなかなか何をしているのかはっきりわからない。市民への情報提供はもとより実態調査などさらに踏み込んだ対応を求めたいがいかがか?
→市としてはこの問題は当初から重く受け止めている。現時点で取り組むべきことには取り組んでいる。血液検査は現時点では実施する考えはないが、引き続き国や東京都の動向を注視しつつ正確な情報を収集するとともに状況に応じて適正な対応を検討する。
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