「22世紀の民主主義」を読みました。
成田悠輔さんの本で~選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる~というサブタイトルがついています。
ちょうど息子と若い人が選挙に行けばもっと政治は変わるかなと話していたところでした。
本の最初に「若者が選挙に行って政治参加したくらいでは何も変わらない」とあって、あらそうなのね、とがっかり。
そもそも全有権者に占める30才以下の有権者は13.1%で21年の衆議院選挙での30才以下の投票者は8.6%だし、しかも若者の投票先は高齢者とほとんど変わらないので若者の政治参加では政治は変わらないということだそうです。
投票に行こうと呼びかけることはただの心のガス抜きだ、となかなか厳しいですね(-_-;)
今のルールの中ではいくらもがいても変わらないのでルールを変えようということらしいです。
20世紀に入って民主主義の劣化が激しい。
この重症化している民主主義を再生するためには、闘争、逃走、構想の三つが考えられるということでそれぞれの説明があります。
最終的に構想に行きつき、「無意識データ民主主義」にたどり着きます。
無数の民意データ源から意思決定を行うアルゴリズム(=問題を解決するための手順をコンピューターのプログラムとして実行可能な計算手続きにしたもの。)で、このアルゴリズムのデザインは民意データに加えてGDP、失業率、学力達成度、健康寿命、ウェルビーイングといった成果指標データを組み合わせた目的関数を最適化するように作られるようにするそうです。
そうすると政策的な指針を決定したり実行する政治家はいらなくなり、アイドル・マスコット・サンドバックとしての機能しか必要なくなるというわけです。
☆
なかなか刺激的な内容ですが、なるほどなぁと思うことも多々ありました。
このまま選挙の投票率がどんどん下がっていったらどうなるのかと鬱々とすることもあります。
実際、選挙も政治も民主主義も曲がり角に来ている感じはしています。
ではどうしたら良いかと言うとなかなか妙案が浮かばないのが正直なところです。
ひところ流行ったデジタル民主主義も結局はネットで市民が政治参加しやすくなって政治家は必要ないということですよね。
自分でもなかなか微妙な立ち位置なんだなぁと思っています。
さて、どうなりますか❔
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