9月16日(木)総務委員会があり、請願の審査が国分寺市議会としては平成16年
以来17年ぶりにおこなわれました。
請願は憲法16条に認められた国民の権利で国または地方公共団体に対して、
文書により希望や要望を申し出るもので、地方議会に請願を提出する場合は
地方自治法の規定により議員の紹介が必要です。
同様に陳情がありますが、こちらは議員の紹介は必要ありません。
自治体によっては請願と陳情の取り扱いについて差をつけている所もあるよう
ですが、国分寺市議会ではほぼ同様に扱っています。
委員会が求めれば補足説明会を開催し審議することになっています。
平成30年に外交又は国防に関する陳情の付託委員会の決定は議会運営委員会で
協議することになり、外交防衛に関する陳情はなかなか付託されなくなりました。
一方紹介議員は申し合わせで、「求めに応じ当該請願審査の委員会に出席し、積極
的に説明を行う。」ということになっています。
このことから長年にわたって請願がおこなわれなかったのではないかと推察します。
他にも理由があるかと思いますが、請願者にかわって請願内容について委員会で答
弁するのはよほど内容に精通していなければできないでしょう。
☆
という経過がありましたが、8/11に
「普天間代替施設について国民的議論により公正な解決を図り、2019年沖縄県民
投票の結果(米軍基地建設のための名護市辺野古の埋め立て中止)を尊重すべきとす
る意見書の採択に関する請願」が受理されました。
総務委員会に付託され、2日目の16日に審査されました。
紹介議員は中沢議員、星議員、はせべ議員、高瀬議員の4人です。
写真撮影と録音をめぐって開会が遅れましたが、午後まで質疑応答が続いた後、辺
野古に関して裁判で係属中であるとの指摘がありました。
国分寺市議会では陳情について系属中の裁判事件は司法権の独立を侵すおそれがあ
ることから委員会への付託を除外することになっています。
こちらは請願ですが、同様に考え判決が確定する12/15まで保留にすることになりま
した。
私は紹介議員はあくまで紹介議員であり、請願内容について微に入り細に入り説明
する必要はないと考えていますが、現実は難しいようで残念です(-_-;)
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