2022年12月30日
これは11月分のつぶやきです。
前回の「風呂の設計は残り湯の利用も考えるべきだった」で書いた、残り湯をくみ上げるホースが廊下を横切る問題を解決する方法があります。横切る問題の解決だけでなく、もっと便利になる方法です。
施工前に設計士の家を見せてもらったことがあります。その時に浴槽と洗濯機をパイプでつないでいるので簡単に残り湯を使うことができると教えてもらいました。それは便利だろうなとは思いましたが、廊下を挟む場合はパイプが床下になります。それが気になりました。
インターネットで検索すると設計士の話と同じように、浴室と洗濯機を結ぶ工法の図が載っています。やはり専用配管でつないでいて、リフォームなどの時にご検討くださいと書かれています。
おじさんが気になったのは、パイプの中の水を完全に吸い取れるのだろうかです。吸い取れなければ常にパイプの中に水がたまった状態が続きます。風呂の残り湯です。ゴミや汚れなども混ざった水が配管にたまっていればパイプ詰まりの原因にもなるでしょう。排水ならともかく、洗濯する水なので、それはイヤだなと思ったのです。
ホースを使っている現状では、ホースが廊下を横切るだけでなく、浴室の扉も少し開けておく必要があります。冬場は浴室の窓を閉めていても浴室の方が寒いので冷気が入ります。
それとは別に毎回ホースをセットする手間が必要です。また終わったらホースの中の水を出してから片付けなければなりません。おばさんはそれほど苦ではないと言いますが、おじさんはもっと便利になればと思います。
それで一つの方法を思いつきました。ただし簡単な工事ではないだろうから新築時かリフォーム時に行うことになります。できればメーカーがオプションで設置できるようにしてくれると良いようなことです。
図のような仕組みで壁に短いパイプを通すのです。浴室側の接続Aは洗濯機の取水ホース取り付け口と同じ形状です。市販の取水ホースの洗濯機側をここに差し込み、もう片方を浴槽に入れます。これは洗濯機と浴槽をつなぐのと同じことです。
洗濯機の接続Aと接続Bをつなぐには専用のホースが必要なので、これは新たに製造してもらう必要があります。接続Aは今の市販のホースと同じ形状で、接続Bを新たな形状で設計します。
接続Aのホースは、きちんと差し込むと爪が引っかかってそのままでは抜けないようになっています。レバーを押さえると爪が外れて、引き抜くことができます。接続Bは頻繁に外す必要はないので、接続Aほど簡単でなくて良いので、壁のパイプの中を掃除しやすい形状にします。
パイプは浴室側が少し低くなるような傾斜をつけます。こうしておけばくみ終わった後に洗濯機側のホースを持ち上げるだけで中の水を抜くことができます。パイプの掃除の時も浴室側に水を落とせます。
浴室側の接続Aは毎回外しても良いし、接続したままでホースを丸めて吊すなどすれば邪魔にはならないと思います。掃除用のスポンジなども同じ場所に吊せば見た目も気にならないでしょう。
前回のようにホースが廊下を横切る場合は、図のパイプは浴室の床下を通す必要があります。壁の接続Bも廊下の床下になります。できるだけパイプを短くして、中の掃除がしやすいようにします。
これで洗濯機と浴室の位置に関係なく、すっきりと残り湯をくみ上げられるようになると思うのですが、メーカーさん、この案はどうでしょうか。それとももうあるのかな。
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