2017年5月15日
五月も半ば、ツツジがきれいですね。今年は4月の始めに花見に行きました。中心街の近くにある川沿いの桜並木です。おばさんの作った弁当とワイングラスも持って、気持ちの良い青空の下を50分ほど歩きました。
目的地についてベンチに陣取り、弁当をひろげて皿に取り分け、ワインを注いで「乾杯」。満開にはまだ早かったけど、桜を眺めながらの一杯は最高です。
左隣のベンチでも女性が弁当をひろげています。右隣は家族連れで、父親が弁当を買いに行ったようです。その頃に空模様が怪しくなりました。元々昼頃に雨の予報は出ていました。
家族連れの父親が帰ってきた頃にポツッポツッと落ちてきました。家族連れは弁当を出さずに移動しました。左隣は弁当を片付けています。おじさん達は様子を見ながら皿に取り分けた料理を食べていました。
しかし雨粒の量が多くなってきたので、慌てて撤収です。ワインをこぼさないように気をつけながら近くの公共施設の玄関先に逃げ込みました。
雨はだんだん強くなり、風も吹いてきて気温も下がってきたので、ロビーに移動して様子を見ましたが止みそうにありません。他にも同じような人がいて、受付の女性に確認してから弁当を食べ始めました。
おじさん達も諦めて、桜ではなく降る雨を眺めながら花見の再開です。ワインが空になる頃には雨も上がって日が差してきたので、寄り道をしながら歩いて帰りました。
ところで、「共謀罪」の成立に必要な「準備行為」の判断基準について、金田勝年法相は4月28日の衆院法務委員会で
「花見であればビールや弁当を持っているのに対し、下見であれば地図や双眼鏡、メモ帳などを持っているという外形的事情がありうる」と説明しています。
おじさん達は弁当とワインを持って行きました。ビールは近くのコンビニで買いました。地図も双眼鏡もメモ帳も持っていません。一般人は操作対象にならないと言っていますが、その線引きには不安があります。でももし一般人ではないとしても今回は花見だから「準備行為」にはならないですよね。
おじさんが操作する立場なら、花見は偽装だろうと疑います。紙の地図でなくてもスマホがあればグーグルマップがあります。メモもスマホでできます。グーグルドキュメントに書き込めば、入力の内容を離れた場所からリアルタイムで見ることもできます。
高解像度で写真を撮れば、双眼鏡代わりに使うこともできるでしょう。さらに専用のアプリを使えばおおよその距離や高さも測ることができるのです。
ということは、スマホを持っていればそれだけで犯罪を犯すための下見の条件が整っているのではないでしょうか。
先の花見でもスマホは持っていましたし、写真も撮りました。雨の予報の時間に花見に行って公共施設に逃げ込んだのはその施設の下見が目的だった。飲みながらゆっくり食べていたのは建物だけでなく人の動きなども調べるためだった。
こんなでっち上げの理由で「共謀罪」に問われるかも・・・。
テロを防ぐための対策は必要です。でもそのために「共謀罪」の新設が必要という政府の主張は疑問視されています。その点についても全く納得できないし、一般人が操作の対象になるかもしれないという不安は全く解消されていません。
一定の時間審議したから強行採決ではなく、国民が十分納得し、安心できる審議を尽くしてほしいものです。
「おじさんとおばさんのつぶやき」
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