スペインツアー その6の続き
セビーリャからコルドバに移動してきました。イベリア半島にイスラム勢力が進出し、コルドバは10世紀には最盛期を誇り、100万人以上の人口がいました。その後13世紀にキリスト教徒によって取り戻されました。
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これはグアダルキビル川にかかるローマ橋近くのサン・ラファエルの勝利記念碑。
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世界遺産のメスキータにやってきました。
8世紀後半に建設されたイスラムのモスクですが、その後10世紀後半まで3回も増築されました。
キリスト教勢力のレコンキスタ(国土回復運動)によって奪取され、カテドラルに改造されました。
ここはオレンジの中庭で、ミナレットと呼ばれる塔が見えます。
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建物内部に入ると、円柱の森と呼ばれる柱の広間です。
アーチは大理石と赤レンガで作られていて、イスラム的な雰囲気です。
増築の時期によってクオリティに差があるのがご愛嬌です。
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これはミフラーブといって、メッカの方角を示しています。
この壁に向かってイスラム教徒は祈りを捧げたとのことです。
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広間の一角はキリスト教会として改造されています。
こちらはカトリックの儀式に使われる聖体顕示台。
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マヨール礼拝堂。
建物のイスラム的な部分との対比が面白いです。
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メスキータ観光の次は、隣接するユダヤ人街の花の小道を散策。
ここもセビーリャのものと同様に壁が白く、狭い道が迷路のように複雑です。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の複雑な歴史がコルドバには刻まれています。
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この日はコルドバからスペインの新幹線AVEに乗って、マドリッドに向かいました。
車窓からは見渡す限りのオリーブ畑と虹が見えました。
つづく