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【ゲームクエスト】ミスタープロスペクター ほりあてくん

2010-09-19 16:57:14 | ゲームクエスト
ミスタープロスペクター ほりあてくん(プレイステーション)

2002年3月14日掲載、句読点を修正

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「ほりあてくん」は変なゲームです。
横視点の鉱山を掘り進み、252種類ものお宝をほりあてるのがゲームの主旨です。
1回のプレイは、ほりあてくんが鉱山に向かうところから始まります。
鉱山の中には敵がいてほりあてくんの邪魔をしますが、弱い相手には接触しただけで勝てます。
岩盤をくり抜くように掘ると落盤が起こり、ほりあてくんが弱いうちはプレイ中断になります。
プレイ中断になると、そのプレイで手に入れた宝箱は一つだけ残して没収されます。
無事に生還すると、たくさんのお宝が手に入ります。
ところが、お宝の中には「気の抜けたコーラ」などのゴミもあります。
お宝を身につけパワーアップしたり、コスチュームに統一性を持たせたりすることもできます。

メーカーはこの「ほりあてくん」をRPGだと言っているようですが、どうでしょう。
確かに、経験値によってほりあてくんがレベルアップし、強い敵に勝てるようになります。
そんな表面的なことなのでしょうか。

ところで、僕が考える「RPGにあってはならないもの」は2つあります。
それは、「主人公のバックボーン」と「ストーリー」です。
性格付けや生立ちの設定がなされた主人公は、プレイヤーの意思と無関係に行動します。
決められたストーリーは、主人公を操作する理由を奪います。
現在のRPGは、多くが「ヒーロー育成シミュレーション」か「自分探しの旅ムービー」では?
プレイヤーの性格・意思こそが主人公のキャラであって欲しいと思います。
探索中に起こった出来事の連続こそがストーリーではないでしょうか。
強敵に挑んで瀕死になりながらも勝利し、宝箱からレアアイテムを手に入れた、というのを楽しみたい!
そう考えると、主人公の成長とはRPGの必要条件では無く、深い探索をする手段に過ぎません。

さてこの「ほりあてくん」、本質的にRPGのような気がしてきました。
始めのうちは一部の敵に勝てず、逃げながら掘削をしたりします。
変な掘り方をして、落盤に巻き込まれることはしょっちゅうです。
ところが、大規模な落盤に耐えられるようになると、がぜん面白くなってきます。
「強い敵を避けて、最低限の掘削」とか「隅から順に大空洞の掘削」などのスタイルも自由です。
そして、新たなお宝を掘り当てると純粋にうれしい!
先日やっと全種類のお宝を掘り当てました!
「ほりあてくん」は変なゲームですが、オーソドックスなRPGのようなプレイ感覚が味わえるでしょう。

ゲームクエストの思い出

2010-09-19 16:56:55 | ゲームクエスト
毎日新聞のサイトに「ゲームクエスト」というコーナーがありました。
そこにはファミコン以後の家庭用ゲーム機のソフトのデータベースがあり、
それぞれに感想を投稿できるというものでした。

私は月イチくらいのペースで、トータル80本程度投稿しました。
残念ながら2010年3月で終了してしまい、サイト自体が削除されてしまったようです。

サイト終了の理由はいくつかあると想像しています。
維持・管理が大変な割にはスタッフが少なかったこと、投稿数が激減したこと、
などがあるでしょう。

投稿数が減った原因として、ひょっとしたら、
私を含めた常連が好き放題してしまったということがあるかもしれません。

確かに、私が投稿を始めたきっかけも、ゲームの末端肥大化に対しての不満でした。
だから初めのころはかなり過激に感想文を書いてしまっていました。
ゲームに関して議論をするのがサイトの目的でもあったので、
そのつもりで投稿したのですが、書き方をもっと工夫すべきだったと反省しています。

ただ、私の考えが変わったわけではありません。
そこで今後、当時投稿した文章を少しずつこのブログに掲載することにしました。
もしかしたら誰かの目に止まって、お互いに何か考えるネタになるかと考えました。

今読むとかなり恥ずかしい文章も結構多いのですが、
再掲載にあたってできるだけ当時の文章をそのままにしたいと思います。
ただし、入力ミスや勘違い、極めて個人的な部分は若干修正させてください。
また、ゲームクエストスタッフが手直しした部分は投稿時のままにします。

ゲームを取り巻く状況も現在と異なるので、今読むと違和感があるかもしれませんが、
そこは汲み取っていただき、環境の変化も感じてもらえると助かります。

では、投稿した順番で少しずつ掲載しましょう・・・。