プレイステーションで最大のゲテモノゲームといえば「パラノイアスケープ」でしょう。
ゲーム内容はピンボール風3Dアクションゲームですが、とにかくそのグラフィックや展開にくらくらきてしまいます。本作のディレクターはスクリーミング・マッド・ジョージというマルチアーティストで、映画での特殊メイク、ミュージックビデオ、バイオハザード2のテレビCF等で活躍しているようです。シュールレアリズムに傾倒し、ニューヨークで美術を学んだとのこと。ちなみに大阪生まれの日本人。本作ではディレクターと音楽を担当しています。
ストーリー(解説書より)
魔界では年老いた魔王の後継者が見つからず、とうとう魔界市民から一般公募することにした。大多数の応募者の中からふさわしい者をしぼり出すため、魔界政府はいろいろなテストを出し、応募者たちをふるいにかけた。そして最終選考まで残ったのが魔界の田舎からやってきたという骸骨兄弟のふたりであった。そして魔王は骸骨兄弟に言った。「よくぞここまできたものだ。だが、最後の試練、パラノイアスケープをクリヤーしてこそ真の後継者として王座に君臨出来るのだ。」
古くから魔界に伝わるフリッパーバット、「トーバーネホ」を骸骨兄弟が手にしたとき、すべては始まる。
基本はピンボールで、LRボタンでフリッパーの「トーバーネホ(骨バット)」を振って、脳ボールを打ち返しターゲットに当てるというものです。骸骨兄弟は十字キーで移動。奥に進むだけでクリヤーできるステージもあれば、ボスを倒すのが条件のステージもあります。全12ステージで、最初の1~4面がパラノイアステージ、5~8面が内臓ステージ、9~10面がシュールレアリスティックステージ、11~12面が錬金術ステージ。
難易度の調整は幅広くでき、脳ボールの所持数を無限にすることもできます。私はデフォルト設定でのノーコンティニュークリヤーは達成していますが、難易度が高い部分もありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/d9/cbb64d1ec56a888b84e7be0f2d6027f0.jpg)
さてゲームスタートするとこんな感じの画面が現れて、いきなりしんどいですね。天井には歪んだ目が無数に張り付いており、地面には口やら鼻やらが配置されています。1面は脳ボールを後ろに逃がさないように前に進んでいけばクリヤーできますが、2面ではドクター(誰?)を倒さないとクリヤー出来ません。まあ、このへんはまだ簡単です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/ce/01bd16802ed9b440a7b51c95a33bfddb.jpg)
3面ではいきなり脳ボールが奪われてしまいます。天井からは巨大な足が、水面からは手が襲ってきます。最初は何をすればいいのかわかりませんでしたが、こちらに向かってくる敵をトーバーネホで弾き返して脳ボールを奪還すればいいことが理解出来ました。これ以降、十分な解説もないまま勝手なルールを強いられるステージがたびたび現れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/0b/9556a48f373f5d7687376f3d4cebbaeb.jpg)
4面は画面奥から襲ってくる目玉の大群を全て倒すのが目的ですが、ピンボールというよりはブロック崩しや風船割りみたいなルールですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/fa/08da6821bd38c9cd30a43ace22a6d18a.jpg)
その後、内臓ステージでガン細胞と戦ったりするのですが、上の写真のステージが結構難易度が高く、デフォルト設定でのノーコンティニュークリヤーの壁となりました。要するに顔に脳ボールを当てればいいのですが、ダメージが単発でしか与えることができないために長期戦になり、そのうちにボールを落としてしまうことが多かったですね。接近して短期決戦に持ち込めばいいのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/0d/4135787cb3517187ed88d63a22ae4b9a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/f5/b72cfec85fb2ec05516cffeb4aeba9fc.jpg)
さて、ステージ9からはスクリーミング・マッド・ジョージの真骨頂であるシュールレアリズムです。背景こそ落ち着いていますが、現れる敵は何がなんだかわかりません。ステージも広めで、幾つか凝った仕掛けもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/ca/a7140619360c6616376019d5dc2a6955.jpg)
仕掛けの一つに、正しいターゲットに脳ボールを当てると先に進めるというのがあるのですが、間違ったターゲットに当てると上の写真のように、轟音と共に空の向うに巨大なスクリーミング・マッド・ジョージ様が現れて、「ちゃうっちゅうねん!」「なにやってんねん!」「へったくそやなあ!」と大阪弁で檄を飛ばしてきます。正しいターゲットに当てると後光を伴ったジョージ様が「ええぞー!」と褒めてくれますよ。ジョージ様、いい人そう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/bf/fb3a2e6b68a92a03150fbd821a570f91.jpg)
終盤の11面になると、いきなりアクションゲームでも何でもない謎解きをさせられます。詳しい説明が全くありませんが、どうやら4か所の絵を合わせなければならないようです。最悪でも総当たりでクリヤーできますが、意味ありげな組み合わせは数パターンしかないので何とかなるでしょう。そしてクリヤーすると、中央のツボから謎の生物が飛び出して最終面に進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/08/d7ec47f8b3cb1dd61c1a45105e9a0e8c.jpg)
その謎の生物とは足が車輪になった赤ちゃんのようなクリーチャーです。この赤ちゃんを操作し、ゾンビを避けながら、王と王女を棺からベッドに連れて行くという全く意味不明の行為をさせられます。そして無事クリヤーすると……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7e/aaf9b0fccbc43cee91928e63fdcc48c0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/6f/3f07947f359a5d99216c8e86864cefc1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/2f/580e70e98433aad716d15631c9dc1217.jpg)
ベッドから新たな生命体が誕生してエンディングとなります。羽根の生えたあしゅら男爵のような、頭を抱えたくなるようなデザインですが…。そしてよく見ると、「TO BE CONTINUED」の文字が……。
ところで骸骨兄弟はどうなったんでしょうか? トーバーネホは?
というわけで、久しぶりにクリヤーしてみました。この「パラノイアスケープ」はあまり店で見かける事はありませんが、不幸にも見つける事がありましたらぜひどうぞ。
ゲーム内容はピンボール風3Dアクションゲームですが、とにかくそのグラフィックや展開にくらくらきてしまいます。本作のディレクターはスクリーミング・マッド・ジョージというマルチアーティストで、映画での特殊メイク、ミュージックビデオ、バイオハザード2のテレビCF等で活躍しているようです。シュールレアリズムに傾倒し、ニューヨークで美術を学んだとのこと。ちなみに大阪生まれの日本人。本作ではディレクターと音楽を担当しています。
ストーリー(解説書より)
魔界では年老いた魔王の後継者が見つからず、とうとう魔界市民から一般公募することにした。大多数の応募者の中からふさわしい者をしぼり出すため、魔界政府はいろいろなテストを出し、応募者たちをふるいにかけた。そして最終選考まで残ったのが魔界の田舎からやってきたという骸骨兄弟のふたりであった。そして魔王は骸骨兄弟に言った。「よくぞここまできたものだ。だが、最後の試練、パラノイアスケープをクリヤーしてこそ真の後継者として王座に君臨出来るのだ。」
古くから魔界に伝わるフリッパーバット、「トーバーネホ」を骸骨兄弟が手にしたとき、すべては始まる。
基本はピンボールで、LRボタンでフリッパーの「トーバーネホ(骨バット)」を振って、脳ボールを打ち返しターゲットに当てるというものです。骸骨兄弟は十字キーで移動。奥に進むだけでクリヤーできるステージもあれば、ボスを倒すのが条件のステージもあります。全12ステージで、最初の1~4面がパラノイアステージ、5~8面が内臓ステージ、9~10面がシュールレアリスティックステージ、11~12面が錬金術ステージ。
難易度の調整は幅広くでき、脳ボールの所持数を無限にすることもできます。私はデフォルト設定でのノーコンティニュークリヤーは達成していますが、難易度が高い部分もありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/d9/cbb64d1ec56a888b84e7be0f2d6027f0.jpg)
さてゲームスタートするとこんな感じの画面が現れて、いきなりしんどいですね。天井には歪んだ目が無数に張り付いており、地面には口やら鼻やらが配置されています。1面は脳ボールを後ろに逃がさないように前に進んでいけばクリヤーできますが、2面ではドクター(誰?)を倒さないとクリヤー出来ません。まあ、このへんはまだ簡単です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/ce/01bd16802ed9b440a7b51c95a33bfddb.jpg)
3面ではいきなり脳ボールが奪われてしまいます。天井からは巨大な足が、水面からは手が襲ってきます。最初は何をすればいいのかわかりませんでしたが、こちらに向かってくる敵をトーバーネホで弾き返して脳ボールを奪還すればいいことが理解出来ました。これ以降、十分な解説もないまま勝手なルールを強いられるステージがたびたび現れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/0b/9556a48f373f5d7687376f3d4cebbaeb.jpg)
4面は画面奥から襲ってくる目玉の大群を全て倒すのが目的ですが、ピンボールというよりはブロック崩しや風船割りみたいなルールですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/fa/08da6821bd38c9cd30a43ace22a6d18a.jpg)
その後、内臓ステージでガン細胞と戦ったりするのですが、上の写真のステージが結構難易度が高く、デフォルト設定でのノーコンティニュークリヤーの壁となりました。要するに顔に脳ボールを当てればいいのですが、ダメージが単発でしか与えることができないために長期戦になり、そのうちにボールを落としてしまうことが多かったですね。接近して短期決戦に持ち込めばいいのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/0d/4135787cb3517187ed88d63a22ae4b9a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/f5/b72cfec85fb2ec05516cffeb4aeba9fc.jpg)
さて、ステージ9からはスクリーミング・マッド・ジョージの真骨頂であるシュールレアリズムです。背景こそ落ち着いていますが、現れる敵は何がなんだかわかりません。ステージも広めで、幾つか凝った仕掛けもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/ca/a7140619360c6616376019d5dc2a6955.jpg)
仕掛けの一つに、正しいターゲットに脳ボールを当てると先に進めるというのがあるのですが、間違ったターゲットに当てると上の写真のように、轟音と共に空の向うに巨大なスクリーミング・マッド・ジョージ様が現れて、「ちゃうっちゅうねん!」「なにやってんねん!」「へったくそやなあ!」と大阪弁で檄を飛ばしてきます。正しいターゲットに当てると後光を伴ったジョージ様が「ええぞー!」と褒めてくれますよ。ジョージ様、いい人そう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/bf/fb3a2e6b68a92a03150fbd821a570f91.jpg)
終盤の11面になると、いきなりアクションゲームでも何でもない謎解きをさせられます。詳しい説明が全くありませんが、どうやら4か所の絵を合わせなければならないようです。最悪でも総当たりでクリヤーできますが、意味ありげな組み合わせは数パターンしかないので何とかなるでしょう。そしてクリヤーすると、中央のツボから謎の生物が飛び出して最終面に進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/08/d7ec47f8b3cb1dd61c1a45105e9a0e8c.jpg)
その謎の生物とは足が車輪になった赤ちゃんのようなクリーチャーです。この赤ちゃんを操作し、ゾンビを避けながら、王と王女を棺からベッドに連れて行くという全く意味不明の行為をさせられます。そして無事クリヤーすると……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7e/aaf9b0fccbc43cee91928e63fdcc48c0.jpg)
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ベッドから新たな生命体が誕生してエンディングとなります。羽根の生えたあしゅら男爵のような、頭を抱えたくなるようなデザインですが…。そしてよく見ると、「TO BE CONTINUED」の文字が……。
ところで骸骨兄弟はどうなったんでしょうか? トーバーネホは?
というわけで、久しぶりにクリヤーしてみました。この「パラノイアスケープ」はあまり店で見かける事はありませんが、不幸にも見つける事がありましたらぜひどうぞ。
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