おかもろぐ(再)

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シューティング技能検定と私

2011-10-20 20:52:10 | ゲーム
 トライアングルサービスというゲームメーカーがありまして、アーケードや家庭用にシューティングゲームを作り続けています。社員は社長一人だけであり、グラフィックと音楽制作以外はその社長が全て一人でやっているようです。社長はその筋では有名は人で、いくつものメーカーを渡り歩いて武者修行し、その後独立してトライアングルサービスを設立したそうです。

 私がトライアングルサービス社に始めて注目したのは、「トゥエルブスタッグ」というシューティングがプレステ2に発売されている事を知ったときでした。私は見た事がありませんでしたが本来はアーケードゲームとのことでした。プレステ2の画面は派手派手ではないもののリアルかつ大胆で、そのうえ弾幕系ではなく、いずれも私の好みにぴったりであったためにその後すぐに買いに行ったのでした。そしてゲームクエストに感想を投稿し、2005年11月14日に掲載されたのです。ちなみにこれは私にとって久々のゲームクエスト投稿で、思い入れのあるタイトルです。これ以前は「おかもろ」を名乗っていましたが、その後に投稿システムが変更されてしまって以前のようにログインできず、しょうがないので新アカウントで「おかもろ(再)」としたのでした。

 プレステ2に出た次のトライアングルサービスの作品は「シューティングラブ。~TRIZEAL~」でした。こちらも入手して、とりあえず最初のノーコンティニュークリア後にゲームクエストに投稿し、2006年9月13日に掲載されました。この作品には「シューティング技能検定(試用版)」というミニゲーム集の一種も収録されており、シューティングに必要であろう技能を測ってくれるというものでした。

 そしてこの「シューティング技能検定」が完成版として遊べるのがアーケードの「シューティングラブ。2007」で、2007年7月に発売されました。また、Xbox360に移植されて、「シューティングラブ。200X」として発売されています。下はXbox360版の動画。



 プレイ時間の短さや自己記録更新のためのリピート率の高さもあるためアーケード版は結構ヒットしたようで、今でも置いてある店もあります。プレイごとにあらわれるミニゲームはある程度ランダムに決定されるため、動画に収録されていないミニゲームもあります。プレイの最後にプレイヤーのゲーマー年齢が出ますが、私は21~23歳と判定される事が多く、実年齢よりずっと若く判定されるのでまだ私もシューターとして捨てたものではないのかもしれません。

 さて本題です。私は長らくこの「シューティング技能検定」について一つの疑問を持っていました。それが勘違いだったらあまりにも恥ずかしいので今までだまってきましたが、せっかくだからネタとして書いてみることにしました。

 上の動画で6:22から「隕石から地球を守れ!」というミニゲームがあります。ちょっと知識のある人なら、これはタイトーの「ハレーズコメット」か何かのパロディだと思うでしょう。ですが私には「どつぼちゃん」というミニゲーム集の最終ステージのように思われたのです。私が書いた「どつぼちゃん」の感想文は2006年8月30日にゲームクエストに掲載されました。その文章の中で私は以下のように書きました。

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 そしてついに披露宴も終盤の最終ステージ! そこではなんと宇宙から真っ赤に燃える巨大な隕石が地球へ迫ってきます。もはや風水による一家の災難という範疇を10光年も飛び越えた天変地異です! 隕石の接近がどつぼちゃんのせいかどうかは判りませんが、このままでは披露宴どころではないことは確実です。

 地球が滅亡するだけでなく、披露宴の邪魔をされるのは許せない!

 どつぼちゃんは隕石の破壊に向かいます! どうやって? それは、隕石に向かって石つぶてを投げつけるという、何もしないよりは1オングストロームほどマシというシューティングゲームでした!


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 何が言いたいかというと、私が「トゥエルブスタッグ」や「シューティングラブ。~TRIZEAL~」の感想文を投稿していると知ったトライアングルサービスの社長が、私の他の投稿文を読んでゲーム作りのネタにしたのではないか、ということです。これが長年の疑問なのです。もちろんこれだけでは「お前の勘違い、恥ずかしいのう」と言われるだけでしょう。

 もう一つ、動画の8:02から「save the earth keep clean 空き缶はくずかごへ」というミニゲームがあります。標的を狙って撃つミニゲームは他にもあり、このミニゲームをわざわざ入れる意味があまりないような気もします。これを見て私の頭に浮かんだのは、2007年1月4日にゲームクエストに掲載されたペプシマンの感想文なのでした。非常に恥ずかしい文章なのでほじくり返したくないのですが、そこでは以下のように締めくくられています。

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 ゴミはゴミ箱に。
 空き缶はリサイクル。


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 これら感想文の掲載日は「シューティングラブ。2007」が発売された2007年7月以前であり、ちょうど開発中であった可能性も高いと考えられます。上記二つのミニゲームは「2007」にて追加実装されたものです。社長は「ライブ感」でもってゲーム作りをするという話も聞いたことがあります。これら投稿文をきっかけにしてミニゲームのアイデアがひらめいたということもありそうだと感じられます。

 もちろん私の思い込みなのかもしれません。真実は社長のみぞ知るところでしょう。ですが万が一、私の文章がなんらかのきっかけになっていたとしたら、こんな光栄なことはありませんね。


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2 コメント

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面白いお話です (manken99)
2011-10-27 21:05:04
 文章を読んでいる途中で先に動画を見て、私も「空き缶はくずかごへ」の所でおかもろ(再)さんの「ペプシマン」の感想が思い浮かびました。仮に偶然だったとしても面白い偶然ですし、時期的にも可能性はありますよね。是非ともゲームクエスト時代に話して頂いて、担当記者や他の投稿者の反応が見たかった所です。まぁ、「今だからこそ言える」といった部分もあるのでしょうが…。

 ところでおかもろ(再)さんは、以前のハンドルネームの「おかもろ」を使っていた頃に、確か句読点の「。」が半角の「.」になっている、などという細かい事で担当記者から注意されていた事がありましたよね。「こんな細かい事をいちいち指摘しなくても…」なんて当時は思っていたものでしたが、そうした細かい拘りがあったからこそ、最初の頃のゲームクエストは後期に比べてレベルが高かったのかも知れません。
 アクセス数がどれぐらいあったのかは解りませんが、ゲームの情報&感想サイトとしては注目度も高かったでしょうし、業界関係者やゲーム制作に携わっている人達が見ていたとしても不思議は無いと思います。
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よくご存知ですね (おかもろ(再))
2011-10-27 23:06:34
 漫研さま、コメントありがとうございます。動画をご覧になっただけであの感想文が思い浮かべていただいたとは、嬉し恥ずかしな気分です。トライアングルサービス社の新作が出ていたら、その感想文に今回のネタを仕込んでいたかもしれません。でも確かに何の裏付けもない話なので、ここでこっそりとお話しできただけですっきりしました。
 句読点の指摘はありましたね。よくそのことをご存知です。おっしゃる通り、文章を書くということについて投稿者に意識させるという面が当時の編集部にはありました。読み物として読めるゲームの感想文がデータベースとして掲載されていたのは、私が知るところではゲームクエスト(特に初期)だけでした。メーカーの方たちも読んでいたかも知れません。仮に読んでいたとしても、今回のネタはお互いに冗談のようなものですけどね。
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