グラディウスといえば多彩で強力なパワーアップの代名詞でありますが、実のところ火力で敵を圧倒するのは初代と沙羅曼蛇くらい。他の作品はどこかパワーアップが弱体化していたり狭い地形に邪魔されたりとかで、強さのイメージが初期の頃とは変化しているようです。そんな中でプレイステーション用に発売されたこの『グラディウス外伝』は、とにかくどの武器をとっても強さが実感できるという貴重な一作。もちろんこの強さはプレイ時間を気にしなくていい家庭用だったから可能だったのかもしれません。
発売はアーケード版IIIとIVの間で、シリーズの仕切り直しの時期に当たります。行き詰まりを見せたIIIのような閉塞感はなく(それもIIIの魅力ではありますが)、急いで作られたIVのような練り込み不足感もありません。
機体は4種類から選択するのですが、従来と異なり機体そのものが違っており、設定上の役割に沿った武器セットによってプレイ感が少しずつ変わるのが楽しいところ。それでいてどの機体も強いのがいいですね。ただしロードブリティッシュだけは後方に攻撃できないので、オプションを上手く使う必要があり、比較的上級者向けでしょう。私のお気に入りはジェイドナイト、全方位を攻撃し地形を貫通する攻防一体のラウンドレーザー(ダブル系)は私自身に装備したいくらい頼りになります。次点はビックバイパーのノーマルダブル+テイルガン、もうダブルではなくトリプルですが。
いずれの機体ともとにかくダブル系が猛烈に強いのが印象的。従来シリーズではダブルの両方向のショットが画面から消えないと次のショットができなかったのですが、本作では各方向ごとに射撃可能判定が独立しており、接近戦ではある程度の連射が可能になっています。復活時に早い段階でダブルを取るという選択もありです。レーザーはボス戦と3面(ファルシオンβを除く)の専用武器として使うのがいいと思われます。
ステージも従来シリーズを継承していると見せかけて、意表をついた展開が目白押し。従来の1面は高温のイメージ(火山、人工太陽、砂漠)が強かったのですが、今回の1面は雪原です。2面は宇宙墓場で従来ボスの残骸が攻撃してくるし、3面のクリスタルは自機のレーザーを屈折させます。4面のモアイはついに目からレーザーを撃つようになりました。最大の見所である7面のブラックホールステージは圧巻。おなじみの火山ステージかと思ったら、敵機、敵弾、残骸、地形の破片、自機のミサイルなどが画面後方に加速しブラックホールに吸い込まれていく様に驚愕です。最終面の要塞では、珍しく画面奥からの攻撃や陸戦兵器の中ボスが登場。最後までいい意味で期待を裏切ってくれました。
難易度はそれほど高くなく、パワーアップカプセルも多いし、さらにパワーアップゲージの並びを変えることができるので、シリーズに慣れた人なら早い段階で1周クリアはできるでしょう。ただし、2周目は攻撃が激しくなったり打ち返し弾が発生したりするだけでなく、1周目では単なる画面エフェクトだったものに当たり判定が発生したり、ボスラッシュステージでは2周目専用ボスも登場したりして、なかなか驚かせてくれます。
小気味の良いエフェクト、軽快な操作性、シリーズならではの縛りを飛び越えた大胆な展開など、操作しているだけで楽しく、嫌なストレスを感じさせません。シリーズ未プレイの人や苦手意識のある人には特にオススメしたい作品です。
上の動画では4種の自機のうち最強と目されるファルシオンβを使用。オートエイミング(ダブル)だけでなく、グラビティバレット(レーザー)を随所で使っているのが楽しいです。
発売はアーケード版IIIとIVの間で、シリーズの仕切り直しの時期に当たります。行き詰まりを見せたIIIのような閉塞感はなく(それもIIIの魅力ではありますが)、急いで作られたIVのような練り込み不足感もありません。
機体は4種類から選択するのですが、従来と異なり機体そのものが違っており、設定上の役割に沿った武器セットによってプレイ感が少しずつ変わるのが楽しいところ。それでいてどの機体も強いのがいいですね。ただしロードブリティッシュだけは後方に攻撃できないので、オプションを上手く使う必要があり、比較的上級者向けでしょう。私のお気に入りはジェイドナイト、全方位を攻撃し地形を貫通する攻防一体のラウンドレーザー(ダブル系)は私自身に装備したいくらい頼りになります。次点はビックバイパーのノーマルダブル+テイルガン、もうダブルではなくトリプルですが。
いずれの機体ともとにかくダブル系が猛烈に強いのが印象的。従来シリーズではダブルの両方向のショットが画面から消えないと次のショットができなかったのですが、本作では各方向ごとに射撃可能判定が独立しており、接近戦ではある程度の連射が可能になっています。復活時に早い段階でダブルを取るという選択もありです。レーザーはボス戦と3面(ファルシオンβを除く)の専用武器として使うのがいいと思われます。
ステージも従来シリーズを継承していると見せかけて、意表をついた展開が目白押し。従来の1面は高温のイメージ(火山、人工太陽、砂漠)が強かったのですが、今回の1面は雪原です。2面は宇宙墓場で従来ボスの残骸が攻撃してくるし、3面のクリスタルは自機のレーザーを屈折させます。4面のモアイはついに目からレーザーを撃つようになりました。最大の見所である7面のブラックホールステージは圧巻。おなじみの火山ステージかと思ったら、敵機、敵弾、残骸、地形の破片、自機のミサイルなどが画面後方に加速しブラックホールに吸い込まれていく様に驚愕です。最終面の要塞では、珍しく画面奥からの攻撃や陸戦兵器の中ボスが登場。最後までいい意味で期待を裏切ってくれました。
難易度はそれほど高くなく、パワーアップカプセルも多いし、さらにパワーアップゲージの並びを変えることができるので、シリーズに慣れた人なら早い段階で1周クリアはできるでしょう。ただし、2周目は攻撃が激しくなったり打ち返し弾が発生したりするだけでなく、1周目では単なる画面エフェクトだったものに当たり判定が発生したり、ボスラッシュステージでは2周目専用ボスも登場したりして、なかなか驚かせてくれます。
小気味の良いエフェクト、軽快な操作性、シリーズならではの縛りを飛び越えた大胆な展開など、操作しているだけで楽しく、嫌なストレスを感じさせません。シリーズ未プレイの人や苦手意識のある人には特にオススメしたい作品です。
上の動画では4種の自機のうち最強と目されるファルシオンβを使用。オートエイミング(ダブル)だけでなく、グラビティバレット(レーザー)を随所で使っているのが楽しいです。
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