つるぎ町一宇の「ローディの森」でのシャクナゲ見物を終え、更に東奥に進んだ高所にある「剪宇峠」へ向かった。
傾斜地に集う集落を抜け、どんどん標高を上げる。
民家が無くなり、峠に差し掛かる辺りで道が行き止まりとなっていた。
[道沿いにはミツマタがあった]
作業中の高齢者がいたので、剪宇峠への行き方を聞いた。
行き止まりの手前から山側に取り付く山道があり、山肌をトラバースしながら標高を上げると、巨大杉や祠に常夜灯が佇み趣のある「剪宇峠」に到着した。
[深山の山中、歴史を感じる剪宇峠]
昭和48年5月26日に剪宇峠付近で大蛇を発見。全国的に取り上げられ、各地から延べ3000人もの大蛇捜索隊が来県したが見つかること無く収束してしまった経緯があるようだ。
この峠から東の穴吹側には、大蛇大権現を祀る神社があり、世界一社大蛇大権現遷座祭祈念碑の標識と共に、当時の記録を偲ぶことが出来るという曰くのある峠である。
[ここから▲毘沙門岳を目指して登る]
時々、目印の赤テープがあるのが心強い。
[間もなく、萱の繁る山肌に出た]
[山肌が伐採・植林され、展望良好]
[一宇独特の傾斜地に集落が散らばる]
[萱が深く、歩きにくい]
[落ちていた立派なシカの角、記念に持ち帰った]
[山腹の伐採・植林のお蔭で展望良好]
▲津志嶽~祖谷山系方面の山々が展望できるようです。
[伐採地を抜け、更に登る]
[間もなく、▲毘沙門岳頂上に到着]
頂上は樹林に囲まれ、展望はなかった。
[ピンク色のミツバツツジが咲いていた]
[新緑に映えるピンクのミツバツツジ]
[展望がないので早めに下る]
剪宇峠から覗くと、穴吹側の直下までは峠道が出来ているようだったが、先の高齢者の話では「峠道を繋げる工事は、完全に頓挫してしまった」らしい。
[山中の道沿いを彩るフジの花も見かけた]
その後は下に下り、剣山木綿麻温泉で入浴。
[気軽に入れる地域の名湯]
入浴後は、つるぎ町から北上して、今週も美馬市に向かった。
なお明日は、早朝の内に大滝山麓に隠された「入倉の芝桜」を見学後、香川県まんのう町にある国営「まんのう公園」で見頃を迎えたネモフィラ畑とチューリップ畑の花見を予定している。
そして今夜は、今週も▲三頭山直下の駐車場で車中泊にしました。