「ママ、やめるなんてウソだろう、やめないでよ、僕が20代の頃、初めて新地で飲んだのがママの店なんだから、今はなかなか来ないけれど、ここに僕の店があると言うだけで安心していたのに残念だ」嬉しい言葉を頂いた。今では、お父さんの代を継いで立派な社長になって頑張っているOSさん。お父さんも安心。
前にも書いたことがあるけれど、お父さんが亡くなってから、親父の行く店ってどんなだろうと来て下さったYさん。今では、お父さん以上に来て下さっている。「ママ、残念だけれどこれからも頑張ってね」と励まして下さった。
「ママ、行くよ、最後には行くよ」と昨日、Oさんは、愛知県知多市からわざわざ来て下さった。大阪に勤務する息子さんを連れて。
「ママとは大阪時代からの付き合いだから随分になるね、毎日よく飲んだ」
「その頃、僕は小学生だった、親父の帰るのが毎日遅かったなあ」
「ごめん、毎日お父さんと飲んでいた、お父さんの飲み方は綺麗、何処の店に行っても好かれていたわ」
「でも、真面目だったよな」
「そう、そう凄く凄く真面目だった、彼女も作らなくて、絶対作ってないわ」念を押して言う私。何でも知っているけれど何も言わないのが新地の女。(何も言わないと言うことは言っているのと同じか)
世代交代の時期だな。2代目、頑張れ!