Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

アウトビアンキ エンジンの組立て(1)

2011-10-29 20:03:49 | アウトビアンキ A112(レストア)


10月29日(土)、本日のカロッツェリア マチオヤジマでは、我がアウトビアンキのエンジン組立てがスタートしました。
エンジンヘッドがアメリカから届いて、細部の加工を施して、いよいよこの日がきました。

ボアアップして、黄色の塗装されたエンジンブロックは、夏前に完成。
毎日、地味な作業をしてくださった矢島氏に感謝です。




まずはボルトにグリス処理して準備に入ります。
このボルトも通常のものよりひと回り太くしてあります。



ガスケット装着をしました。



ブロックの上にヘッド置きます。



ワッシャーの装着方法も細かい指示があります。
左のようにワッシャーを装着してから、ボルトを挿入します。
右のように装着するとワッシャーがヘッドの引っかかります。
0.何mmのスペースが計算されて設計されています。

前にも解説しましたが、このヘッドは通常の物を加工したのではなく、新たに設計した物ですが、そのままではボルトオンという訳にはいかない代物です。
アメリカのエンジニアも「矢島氏の技術があれば大丈夫だよね」って感じですが、その後の調整が大変だったのは、作業の流れを見学しているのでわかります。



すべてのボルトが装着されました。
簡単そうに見えますが、ここまでの調整が大変だったのと、アバルトのエンジンを知り尽くしている矢島氏だからできる技術です。



まずは、ボルトを締めていきます。



この作業が、実は細心の注意が必要な部分です。
このトルクレンジでないと、締めすぎてしまいます。
このアナログなトルクレンジで適正に締めるのですが、必ず矢島氏は適正な数値を確認しながらこの作業をします。



ヘッドの主要なボルトが締まりました。
カロッツェリア マチオヤジマのこの作業は何度も拝見していますが、エンジン組立ての時の矢島氏は心臓外科医のようですねぇ・・。

そうです!矢島氏にこのアウトビアンキのレストアをお願したいと思ったのも、エンジン組立て作業を拝見したのがきっかけでした。
ん!本当にアバルトチューニングの真髄をしっているなぁ~と感激したことを思い出しました。
作業はこの後も続きます。
が!ここで少々休憩になりました。
と言うのもCB72のNさんが登場したので、ティータイムになりました。

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