真野教室から川合です。
夏期講習会が粛々と、しかし熱気をはらんで進行中です。冒頭の写真は、玄関のタチアオイの種です。講習会に入る頃から熟し始め、先日大量の種を収穫しました。近所の方にお分けしたら、さっそく植木鉢に蒔いてくださり、「もう芽が出た」とのことです。来年の夏に備えて、プランターをたくさんそろえようかな。どんどん増えるぞ!今回は白い花の株でしたが、次に咲く花が白だけとは限りませんね。中3生が遺伝で学習します。楽しみ、楽しみ。
2枚目の写真は漢字テストの前にもう一度記憶の確認をしている6年生たちです。暦の上では、昨日(8月3日)は一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)でした。ひとつぶの種を蒔けば一万倍に実る。物事を始めるには絶好の日ってことですね!漢字でも、英単語でも、理社の語句でも、何でも良いです。ざくざく覚えていきましょう。どんどん知識を増やしましょう!
さて、最後になりましたが、題名のフレーズ「数が多なって、めでとうござる」は狂言の中に登場する言い回しです。狂言は、6年生で鑑賞に出かけますね。室町時代からつづく芸能ですが、現代人が見ても、なかなか笑えます。そんな狂言の世界で、実はこれ、言い訳のせりふです。「知識が増えて、点数が増えてめでたい」なんて意味はまったくありません。たとえば、茶わんを落っことして、割ってしまったとしますね。破片となって散らばった様子を見て、けろっと「数が増えてめでたい」というわけです。この室町時代のユーモアが気に入っていて、自分も、何かを割ってしまったときに、このフレーズを口にして、自分を納得させています。なかなか効き目がありますよ。
それはともかく、生徒諸君は、点数を増やして、めでたくなってもらいたいものです。