”つくばねの現物が見てみたい!” その思いで再訪です。つくばねは秋。

塔頭の吉祥院です。
滝に降りますが、つくばねは見当たりません。
つくばねの滝は周辺につくばねが多く自生することが由来のようなんですが・・
ガイドのおじちゃんが ”めっきり少なくなったからね〜”、”見本があるやろ・・” とガイド仲間の女性に声をかけてくれました。
”もうないよ、ぼろぼろになった。今なら現物見れば・・”
・・ありました。今年は着がいいようです。








ほどなくお正月。
お正月の遊び「羽根衝き」の羽根は、無患子(むくろじ)の実に鳥の羽根を付けたもの。
それに似ているからと「衝く羽根」。


本堂外陣に入れてもらいます。国宝に無料で入れてもらえます。多宝塔が透けて見えます。

多宝塔も重文です。


「違い柱」だったかな・・?
建物を構成するほんの一つだけ、寸法違い、見立て違いみたいな物を入れるそうです。
その意、”人のやることなんて完全、完璧というものはないんや”
そうやって神仏の完全性を畏怖すると同時に人に対する戒めとすると・・
以前ある”危険施設”の職員が見学に来た際、この柱に痛く感激して写真撮りまくりだったとか・・
① 人のやることは完全ではない。しっかり心せねば。
② なーに、人のやることなんて完全じゃないというのが真理なんだ、だから自分たちだって・・
②はしっかり戒めないといけないこと当然でしょうね。。


このお寺は実にミステリアスな存在らしいです。また書いてみましょう。


”普通の寺” としての現役は、この吉祥院と総持院の二院だけのようです。

昨年も触れた花山院の行幸先でもあったとか・・