11月26日です。
週始めの予報は晴、ではとレンタカー予約。
前日の予報は関東各地雨、え~
目覚めるとほんとにいつ来るか・・という空です。
レンタカーに向かう途端に降り出しました。マイカーだったら絶対中止なんですが・・・😭
ずーっとワイパー動かしながらでしたが、城に着くと上がっています。ここは降らなかったかも・・
登城開始ですぐ堀切です。
堀切自体は遺構ですが、堀底の石敷きはどうなんでしょう?
まるで磨いたような平滑な岩肌です。
二つ目の堀切です。写っている人はマニアさんでしょうかね。
攻城兵だったら恐ろしい場所に差し掛かります。
奥が見えません。力づくで寄せてもなかなか抜きがたいです。
物見台からの眺望です。
上州に攻め入った上杉謙信はここからの監視を避け、見えない場所に陣を張ったらしいです。
そして先ほどの恐ろしい場所を見下ろします。
矢弾浴びせ放題という感じです。
本丸直下、大堀切により遮断された地の「月の池」と言われる池です。
城、つまり戦場跡地ですが、現在はほっとする場所になっています。
この城の特徴、めりはりのきつい部分です。
戦国の城は主構造を土で形成、石垣はごく補助的構造という常識的なものがあるようです。
石材で構成されます。
小屋が建てられていますが、ここで竈跡が検出されたようです。
兵の生活臭のする領域です。
ぽつんと建ちます。周囲に火を嫌うもの・・煙硝蔵あたりがあったのかも・・ですね。
”整形や表面加工したんだな・・”
他の人が言っています。
しかし、野面積みのようです。
整形したかに見えるのは、登城する際に見た柱状節理を切り出したから・・で納得できそうです。
・・とは言え、それだけでも大工事ですね。
すばらしい石垣に囲まれ、しかも自身もすばらしい石垣・・「日の池」です。
ただ、用途ははっきりしないんだとか・・(祭祀施設の可能性も)
本丸へと続く通路。
攻城兵であるとしてここを無防備で歩くということは、落城ということでしょうね。
巨大ということでいいんでしょう。市の指定天然記念物の大欅です。
樹齢? いろんな城の歴史を見てきたんですかね・・(五十子陣の頃からの城で実戦経験を持つ城です。)
紅葉の中に立ちます。直上は天守曲輪。
麓の復元模型。上の一枚目が”恐ろしい場所”でしょう。
主郭からの眺望、雨あがるです。
続きの部分が宮城遥拝所だったとあります。
すると東京を望んでいるということでしょうが、今日の空気ではそこまで見えません。
手を加えていない遺構のようです。
本丸裏手直下武者走りになります。
馬場・・とは言え、走らせるのではなく待機所みたいな施設を置いたようです。
裏手にしたのは音に敏感な馬が怖気づかないようにと・・そして馬薬になる”さいかち”を植えたと・・
本丸跡。
もともとあったのが御岳神社、その後新田義貞を祀る新田神社を据えたと・・
太平記の舞台でもあるんですね。
現代に付けられた道路を下ります。
そこでも石、これを使えば野面積みでも接ぎ積みのような石垣が積めますね。
城跡は算木に積んでいるようです。
だいぶ空気が澄んできました。
太田はこの城の城下町であると同時に陸軍重爆呑龍や97艦攻を作った中島飛行機(現すばる)の城下町です。
石の城 太田金山城 紅葉