年末というのはどうも喜び事より困り事、心配事、もっといって災難が起こるような印象があります。
それを思うとはやぶさくんのご帰還はとても喜ばしいことでした(^^♪
久々瞬間的にコロナを忘れました・・・
一方で過去・・
もう当時成人であれば在世してない、または記憶のはっきりした人もかなり減っただろうその昔の今日12月8日(現地時間7日)、日本がアメリカの真珠湾基地を奇襲攻撃した。
経済封鎖にあえぐ日本が沈滞モードの抜け口として行ったとされる。
自らの正義を信じ、鬼(畜米英)滅の刃を振るったという構図である。
攻撃に参加した搭乗員の証言を聞いた記事を見たことがある。
やったぞ! という昂揚感を覚える一方、これはえらいなことになったぞ、もう引き返せんな・・
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6f/Pearl_harbour.png)
空襲を受け爆発する戦艦アリゾナ(最も被害の大きかった艦)と戦艦群
一方、弾庫から弾を運び信管を着けて射撃開始するには相応の時間がかかるのに異様と思えるほど早かったともいう。
謀略(攻撃を事前に知っていた)説の示唆とされることもあるらしい。
巨象(ただし、当時はロバ=民主党、現在は象だけど年明けにはロバになるね。)を相手に自分は空手・柔道もあるし、奥の手竹槍だってある、なにより精神が違うと立ち向かった結果は破滅の刃になるのではないかとの疑念である。
しかし、戦闘域が拡がっていくにつれ”なんだたいしたことないな”という傲慢も生まれた。
自滅の刃の出現か。
元々勝てる相手ではないと分かったうえで仕掛けた戦争である。
だから戦争準備が整っていないうちに思いっきり暴れて有利な条件で講和というシナリオだったということらしいがそういう展開は許されなかった。相手の体力もあるが自滅の要素は否定できないと思う。
最終的には勝てない。ただむやみに負け続けたということか?
戦争となれば命の保証はない。それでも生存を前提に作戦を遂行するんだろうし、はなから生存を期さないというのはもはや作戦ではない。
それを承知のうえでの特攻作戦まで考案された。
なんとか一矢を報いて戦争を終結したい・・そんな一縷の望みを抱いた攻撃だったが決定的な転機をもたらすことはなかった。
特攻隊の主導とされる大西瀧次郎中将(丹波青垣出身)は敗戦を機に割腹自決した。
有為の者を死に追いやった償いと介錯を頼まず長く苦しんで逝ったという。
また、宇垣纏中将は最後の特攻出撃で旅立った。
特攻隊を見送るときに最後は自分らも追うから・・という言辞を実行したものだろう。
こういう人たちの思いが日本に絶滅の刃を振るわせなかった一因だと信じたい。
特攻隊も浮かばれるだろう。
一方、最後になっても、もう終わったんやし・・追ったりせんよとケロッとしていた幹部もいた。
特攻隊の見送りも冷ややかだったらしい。
実名で書いたとしてももう怒る人もいない古い話かな?
転じて現在、砲弾こそ飛ばないもののまさに戦争状態。
相手は微細で目に見えない存在。
政治家が ”一命を賭して・・”などと気張ったところで決定的な一打ってないんだろうね。
”おうちにいよ~ね!と言いながら、旅行はオケイ!”らしい。素人には理解不能。
なんとか消滅の刃を鍛えて明るい世に動き出してもらいたいね・・
田舎者自分、今年は帰郷なし。