無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

1割の災害公営住宅がペット可のいわき市とペット不可に被災者が泣く白河市

2015年01月07日 07時25分28秒 | 福島原発事故 放射能汚染
おはようございます。昨日は、92人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

昨日、いわき市担当課に電話をし、いわき市の災害公営住宅について教えていただきました。いわき市は、白河市と比べ、大地震の被害も甚大であり、また津波による被害も大きかったわけです。そのため、災害公営住宅の数も多く、1500戸以上建設されます。その中で、ペット可住宅は、140戸だそうです。

ペット可となった経緯についても伺いました。災害公営住宅の建設計画をする段階で、希望者に意思を確認したところ、ペットと共に住みたいという希望者が1割以上いたそうです。このため、建設予定の約1割をペット可にすることとしたとの説明をいただきました。市内十数カ所建設予定地があるうち、数棟建設する中の1棟を必ずペット可とするそうです。この災害公営住宅は、5年後には一般市営住宅に移行される予定ですが、移行後もペット可の市営住宅とする予定だそうです。

但し、ペット可住宅入居者には、1頭10キロまでのペットのみ可という制約を設け、棟ごとにペット管理組合等を作ると考えているそうです。尚、市の条例では、ペット可等の記載はないが、運用の中でペット可としていくとのことです。

白河市との違いは、まず建設計画の時点で、住民の要望を聞いたかどうか?ではないかと思います。白河市の場合、住民が相談をした際に、「殺処分」という言葉が飛び出したと複数の住民が言っています。ここが、いわき市と白河市の大きな違いではないかと思います。

単純に、市外県外の方々が見れば、いわき市は先進的な考えを持っており、白河市は遅れているから、平気で「殺処分」などと被災者に言うのだろうと思われるでしょう。同じ福島県の中で、これだけの差があることが、本当に情けない。ペットは家族と考える被災者に対しての、「暴言」とも言えるのではないでしょうか。二度と、このような言葉を使わないでいただきたいと思います。



矢吹で捕獲された犬と西郷村で捕獲された犬です。クリスマスイブの日に保健所から出しました。元衆議院議員の藤野真紀子氏もイブに2頭の犬を茨城のセンターから出所させたそうです(藤野氏のFBより)。茨城県は、殺処分日本一。福島県は、住民が自分で仔猫や仔犬を殺す風習があることが全国で問題となっているようです。

東京では、「オリンピックまでに殺処分をゼロにしよう」というキャンペーンが行われています。前回の開催場所ロシアでは、野犬が多く、アメリカの選手が連れ帰ったことも話題となりました。本当の意味での先進国は、動物にも優しい国です。例えば、ドイツやイギリスやフランスやカナダ等などは、動物愛護が先進しているそうですが、中国やロシアはどうでしょうか。日本においては、東京や神奈川などの都会が先進しています。福島で言えば、いわき市が先進地となるのでしょうか。動物に関して遅れた地域は、人間の福祉に関しても遅れていると考えられるのではないでしょうか。白河市、いわき市に負けているのが残念です。

今日は、郡山市にも連絡をさせていただきたいと思います。