時は今は 春になりぬと み雪降る 遠山の辺に 霞たなびく
あしひきの 山橘の 色に出でよ 語らひ継ぎて 逢ふこともあらむ
我が背子に 見せむと思ひし 梅の花 それとも見えず 雪の降れれば
風交り 雪は降るとも 実にならぬ 我家の梅を 花に散らすな
沫雪(あはゆき)か はだれに降ると 見るまでに 流らへ散るは 何の花ぞも
明日よりは 春菜摘まむと 標めし野に 昨日も今日も 雪は降りつつ
霜雪も いまだ過ぎねば 思はぬに 春日の里に 梅の花見つ
いにしへの 人の植ゑけむ 杉が枝に 霞たなびく 春は来ぬらし
冬こもり 春さり来れば あしひきの 山にも野にも 鴬鳴くも
梅の花 咲ける岡辺に 家居れば 乏しくもあらず 鴬の声
石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも
鴬の 木伝ふ梅の うつろへば 桜の花の 時かたまけぬ
自分自身を愛することを忘れないでください。
中臣武良自
あしひきの 山橘の 色に出でよ 語らひ継ぎて 逢ふこともあらむ
春日王
我が背子に 見せむと思ひし 梅の花 それとも見えず 雪の降れれば
山部赤人
風交り 雪は降るとも 実にならぬ 我家の梅を 花に散らすな
坂上郎女
沫雪(あはゆき)か はだれに降ると 見るまでに 流らへ散るは 何の花ぞも
駿河釆女
明日よりは 春菜摘まむと 標めし野に 昨日も今日も 雪は降りつつ
山部赤人
霜雪も いまだ過ぎねば 思はぬに 春日の里に 梅の花見つ
大伴三林
いにしへの 人の植ゑけむ 杉が枝に 霞たなびく 春は来ぬらし
柿本人麻呂
冬こもり 春さり来れば あしひきの 山にも野にも 鴬鳴くも
作者不詳
梅の花 咲ける岡辺に 家居れば 乏しくもあらず 鴬の声
作者不詳
石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも
志貴皇子
鴬の 木伝ふ梅の うつろへば 桜の花の 時かたまけぬ
作者不詳
万葉集より
自分自身を愛することを忘れないでください。
セーレン・キェルケゴール
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