南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

梅雨入り前の加計呂麻キャンプ

2012年05月04日 00時38分41秒 | 南方単車日乗
今年のカレンダー、それも旧暦の表示があるやつが手近にあったらご覧ください。
5月4日の旧暦は、『閏3月14日』になっています。
遡って4月4日(おカマの日)の旧暦は、『3月14日』。
平成24年は、3月が2度あるのです。
こういう年はたいてい春の訪れが遅れる、というので「それじゃ梅雨入りも平年並みか遅れるだろう」と、例年行事の春の加計呂麻キャンプの準備をいそいそと進めてきたオレであります。
なんだかんだで5月1日は仕事に行かなくちゃなるまい、ということで4月27日(金)に代休を取って、5月2日も休みを取って、4連休+(1日仕事)+5連休という画期的なスケジュールに酔い痴れて4月の大半を過ごしていたことに気付いた人はあるまい、ふっふっふっ。

そして迎えた4月27日、バイクにキャンプ道具を山積みして、いざエンジンスタート!
何度も、何度も、何度も何度もセルモーターを回すものの・・・動きません・・・。
そしてついにセルモーターから「ちちちちち」と景気の悪い音が・・・。
どうも気ばかり焦ってバッテリーをアゲちまったらしい。
荷物をすべて下ろして、クルマからケーブルを繋いで再度挑戦・・・バチバチッと火花が散ってセルモーターは沈黙してしまった。

さらにこちらはモロに致命的な、燃料タンクのホース取付け部からのガソリン洩れというトラブルが発覚して、3泊4日の目論見はあっさり2泊3日にグレードダウン。

それでもなんとか気を取り直して、翌28日に出発の運びと相成りました。



網野子峠を下りはじめた辺りから降りはじめた雨に嘆きつつ辿り着いた古仁屋港は、クルーズ船《ぱしふぃっくびいなす》の入港で賑わっていました。



お昼すこし前に宿営地(オオゲサナ)の実久に到着。
名瀬からここまでバイクは好調。
新調したテント《小川キャンバル・ミルフォード12》を設営します。
はじめてだからいちおう説明書を横目で見つつ、10分ほどで設営完了。
慣れてきて、急げば、5分ちょっとでいけるな。
前の山岳用[超コンパクト]テントとちがって、僅かとはいえ余裕がある作りだから、なんとなく気が楽です。



テントを張ったので、お疲れ様も兼ねて自分にウェルカム・ドリンク。
さて、晩飯のおかずを調達しよう。
テントから1kmほど離れた桟橋で調達開始。
ところが、ナニがイケナイのか、はじめて間もないうちに、根掛りで持ってきた小型竿を2本とも折られてしまった。
今回はどうも、やることなすこと悪い方へメが出る。



集落のお店が観光客用に貸し出している釣竿を借りて釣り上げたのがこのブダイ。
歯があるのでタイワンブダイではないかな。
おかずなのでもう1尾釣れたら満足なのだけど、このあとはひたすら餌を取られるばかりなり。
『いいアタリ』は何度かあったんだけどねぇ...。
ブダイは、持参の《揚げずに唐揚げ・手羽先》で美味しくいただきました。
ちなみにご飯はファンケルの胚芽米。
食後、夜釣りに出掛けるも完敗したので詳細は略します。

     

翌朝、朝ごはんのおかず釣りにも完敗し、
「潮が悪い」「オレのせいじゃない」「だいたい釣れると思ってなかった」
と言い訳を並べつつ某SNSで情報収集していると
『沖縄気象台が梅雨入りを発表した』というではないですか。
天気予報は『雨は明日からだよん』とノタマウのだが今ひとつ信用できない。
3泊4日が2泊3日になり、それを1泊2日に降格させるのは情に於いて忍びないし、人として情けなくもある。
とはいえ昨年9月のプチ難民体験は、オレのトラウマになっている。



撤退か、踏み止まるか。
まだ時間はあるから少し走って来よう。

    

芝経由で瀬相まで行って引き返す。
実久からでは山に隠れて見えなかった角度に、分厚い雨雲が蟠っている。

        

於斉、伊子茂と廻りたかったのだが、瀬相でゴーグルに小さな雨粒がついたので引き返します。
ついでにお昼を食べたら撤退を決定。
雨の中の撤収は辛いからね、天気が悪くなる前に帰ろう、『捲土重来、未だ知るべからず』だ。

        

とはいえ『雨は明日だよん♪』という天気予報までは疑っていないので食事の支度に掛かる前に集落内をぶらりと散歩。
ああ、天気がよければなぁ。

  

ハイビスカスに止まったカラスアゲハ
この蝶は、翅(はね)の上面が、光が当たる角度によってホログラフのように色が変わるので、なんとかそれを写真に収められないかと、10回以上もシャッターを切ったんですけどねぇ。



食事の後片付けをしていたら、ぽつぽつと雨が降り出しました。
大慌てでテントを畳むのが間に合いましたが、帰り道はずっと雨の中。
20年以上も使った合羽は数箇所から浸水して、こいつもお買い換えになりそうです。



大島海峡は霧。
網野子峠も濃い霧に包まれていました。
(オレが通過した時刻よりすこし後だと思いますが、瀬戸内町在住のtomizo3さんが、名瀬から瀬戸内に帰る途中で撮った写真がこちら。)

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【梅雨の時期に関する九州南部・奄美地方気象情報 第1号】
平成24年4月29日14時00分 鹿児島地方気象台発表
(見出し) 奄美地方は梅雨入りしたと見られます。
(本文)-略-
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ちなみに平年は5月11日だってさ。


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コメント
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