南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

5月の釣果・東日本大震災についての個人的デクラレーション

2011年06月22日 01時03分34秒 | 日々是精進
declarationつうたら言外に『個人』て付くらしいけどね、と最初に蛇足を。

多くのものを変えた震災から、先日、100日が経過しました。
いつも自分勝手な事ばかりのこのBLOGですが、今回は輪を掛けて個人的な事を記そうと思います。


ニジエビス 2010年5月3日午後4時15分 加計呂麻島実久にて。

平成になったかならないかの頃に車の免許を取り、あちこち旅に出るようになりました。
最初は、当時住まっていた静岡の実家から、長野、岐阜、あるいはそのまま日本海へ、というパターンが多かったのですが、『車で車中泊』から『車でテント持って』スタイルへ移行すると、徐々に「もっと遠くへ」という欲求が高まっていきました。
紀伊半島へ、四国へ、九州(屋久島)へ。
移動手段が車からバイクへと替わって、一時は移動そのものの距離が減ったことももありましたが、いつしかふたたび、西へ・南へと。


ブダイ 2010年5月3日午後4時35分 加計呂麻島実久にて。

九州方面の旅行には、神戸港からフェリーに乗りました。大阪港からも別なフェリーが出てたんだけど、東名・名神・阪神と高速道をまっすぐ行くと神戸港に出るので、道に迷う心配がないっちゅう大きなメリットがありました。
神戸発九州・九州発神戸、というパターンの旅が何年か続いた頃、阪神淡路大震災が起きました。
TVが伝える地震の映像に驚いているうちに、地震と液状化で神戸港が使用不能になったことが判りました。えー? とか思っていたら、足元で大事件が起きました。


ムロアジ 2010年5月4日午前8時0分 加計呂麻島実久にて。

同年3月の地下鉄サリン事件です。
会社で徹夜仕事をして、いつになったら帰れるだろうと思っていたら、全館放送が『電車に乗るな、会社から出るな、営業・打ち合わせはタクシーを使え』と怒鳴りはじめました。
直接、オレが利用する区間で撒かれていたわけではありませんが、仕事が終わって帰っていれば、乗り換え駅で間接的に巻き込まれていたはずです。別な会社で夜勤仕事をしていた友達は、交替が1時間遅れていたら巻き込まれたと言っていました。

 
アイゴ 2010年5月4日午後3時5分 加計呂麻島実久にて。

しばらくして仕事が落ち着いて、平日に代休を取っていたら刑事さんの訪問を受けたのが4月の半ばだったでしょうか。コンピュータの会社に勤める30手前の独身男性ちゅうたら、そのまんまオウムのポスターを貼ってるイメージでしょうね、警察の人には。


アイゴ 2010年5月5日午前7時25分 加計呂麻島実久にて。

夏になってようやくいろいろ片付いて、既に習慣になった九州旅行に行こうとしたら「神戸港は未だ復興途上」ということで大阪港からフェリーに乗ります。
船内では、大阪のおばちゃんが、自慢のお孫さんなんでしょうね、膝に抱いて誰彼なく自慢します。『この子はね、♪しょーこーしょーこー、あさはらしょーこー♪って上手に歌うんやでぇ』って。大阪ではギャグかよ、とひとり立腹するオレ。


ブダイ 2010年5月5日午後0時20分 加計呂麻島実久にて。

帰りの大阪環状線で分岐を間違えて1周半したり。「オレと大阪はとことん相性が悪い」と確定。そうして数年、神戸港が復旧して、フェリーが再び就航します。
お久しぶりね♪ とフェリーの待ち時間を利用して神戸の街を右往左往。目薬を買いたくて入った薬屋さんの店主に「すっかり綺麗になりましたね」と無邪気に言ったら、「まだまだなんですよ」と店主の目から大粒の涙。


アイゴ 2010年5月22日午後0時14分 大和村津名久にて。

逃げるように薬屋を出て、近道のつもりで裏道に入ったら、ぽつりぽつりと建物の陰に隠れるように、緑色の蒲鉾みたいなテント住宅。なんてこった、と。メインストリートを手早く直して、あとは自助努力かよ、と。


チョウチョウウオ 2010年5月30日午前8時50分 大和村津名久にて。

幸か不幸か、このたびの震災では、直に地震の被害に遭った知人といえば学校の6年(?)先輩で、仙台でダンス教室を主宰してる人が居るけどもう25年くらい連絡ない。あとは秋田で人形劇をやってるこれ→ http://kusu356.blog.ocn.ne.jp/blog/


クロハギの赤ちゃん 2010年5月30日午前9時45分 大和村津名久にて。

3月11日以降、オレの頭の中には、あの神戸の薬屋での数秒間の出来事が繰り返し浮かんでくる。被災地から遠く離れて支援もクソもないだろうとは思うし、湯水の如く使える金があるわけでもない。それでもあの薬屋のオヤジの涙を思い出さずには居られないのだ。
たいした金はないと言っても、実際には金を使うしかない。出掛けて行って力仕事を手伝うことは出来ないのだ。だから、毎月100円でも1,000円でも、青森・岩手・宮城・福島のために意識してお金を使うことにしようと思う。


クロハギ 2010年5月30日午前9時54分 大和村津名久にて。

つうことで、東北といえばやっぱ日本酒。
モノは試しと4月半ばに奄美大島から直接被災地に注文してみました。
ほどなく到着。あの惨劇から40日だぞ。距離にして2000km弱だぞ、と驚きましたね。
さて、情けないことにオレは酒が弱いので、5月半ばに友人たちを誘って呑み会を企画してみました。
名付けて《被災地のお酒を飲むかい?》
正直いって震災のことはTVとかでしか知りませんから、お互いの近況などを話題として、そこそこ楽しく過ごしました。
調子に乗って第2弾。名称も《ボラ呑みの会》とあらためて。
今回は山形の『上喜元 特別純米酒』と宮城の『左右平(そうへい)・義援金付』を発注。
ところが、熟慮の末に決定した6月25日が、どうも都合が合わないらしく、どうやらすごく寂しい集まりになりそうな予感。


ブダイ 2010年5月30日午前11時10分 大和村津名久にて。

『被災地のお酒を呑むかい 改メ ボラ呑みの会in屋仁川』part2は、6月25日(土)の開催と決定しました。
会場は屋仁川《島アジアン酒房マーハイ》。7時頃からはじめましょう。
会費は3,000円+支援日本酒代(500円・お酒呑めない方は要りません)です。

御用とお急ぎでない方においでいただければ嬉しく存じます。


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5月の釣果・ご近所編

2010年11月27日 00時29分11秒 | 日々是精進
加計呂麻伐採問題からはじまって、じりじりと尖閣諸島へ向かいつつあるお話の、たぶんこれは6回目です。
尖閣諸島に辿りつく前に中国へ寄り道する予定ですが、潮の流れは逆なので、さてどうなることやら。

2ヶ月くらい前のことですが、TVをぼんやり見てたらこんなドキュメンタリー番組をやってましてね、ふーんとかへーとか言いながら見てたんです。
その中で出てきた話なんですが、
「世界中で、漁獲高が減少している中、中国だけが漁獲量を順調に増やしている」
たしか国連世界食糧計画(WFP)あたりが音頭取って出した統計の事でした。
たまたまその前に別なドキュメンタリー番組で、中国の漁業について見てたから
「どーせまた無茶苦茶な獲り方してるんじゃない?」なんて思ってたんですが、真相はまったく違ってました。

 
サザナミフグ(悩んだ末に解放したのは正解だった) 5月2日午前10時0分 大和村津名久にて。

中国漁業の躍進の理由は、単純にして深淵。
それは、水増しでした。
地方の漁業担当者が、保身のため出世のため、実際の漁獲高よりも多め多めの報告を出して、それを中国政府が国連に提出していたというのです。
あまりと言えばあまりに身も蓋もない事実に軽く唖然としながら、中国という国について、判りの悪いオレにもようやく理解できた、ひとつの大事なポイントがあります。


アイゴ(お持ち帰り) 5月22日午後0時10分 大和村津名久にて。

どうもその舎弟分の朝鮮民主主義人民共和国も含めて、共産主義・一党独裁というとわれわれが連想しやすいのは、一枚岩のカチンカチン頭の集団で、トップの方針に従って命令一下、前進後退右折左傾化上げ膳下げ膳発汗放尿・・・。
だから中国が関わる事件といえば、先年の冷凍餃子中毒事件を筆頭に汚染ペットフード事件(アメリカが輸入)、毒物入り歯磨き粉(パナマが輸入)、農薬入り冷凍いんげんまですべて、中国共産党指導部のトップダウンでの関与を疑うようになる。
それはさながら第二次大戦でのドイツのヒトラーや、仮面ライダーの首領のごとき絶対権力者の独断によって動かされているイメージ。


チョウチョウウオ(捨てた?) 5月30日午前8時50分 大和村津名久にて。

しかしとはいえさりながら、最近の情報によると中国共産党の党員は、77,995,000(7799万5千)人を数えるちゅうんである。
元々の人口が1,345,750,973(13億4575万)人だし、最近は入党制限が緩やかになったとかいうんだけど、それでもドイツの総人口よりちょっと少なくてトルコのそれより明らかに多い人数の党員を抱えてるんだということを忘れちゃいけないんだな。
つまり、それだけの人数が居て、一枚岩・一致団結・一気通貫で居られるわけがない。
そんな中国共産党よりも明らかに人数の少ない日本の自民党や民社党でも派閥争い・権力闘争をやってるわけだから、彼ら中国共産党の中でくんずほぐれつの争いがないわけがないのだ。
いやいや忘れちゃいけませんよ。
中国の皆さんは、王朝の瓦解・樹立の短い混乱期間を除いて、およそ3千年近く権力闘争をやってきたのだから、その分野については世界一のエキスパートかもしれない。
もちろん、対外的な個々の事案について共産党指導部の対応は極めて粗雑で、それが却って上層部の統一された意思を反映しているように見えるのは事実なんだけど、それは日本の現内閣と較べて・・・やめとこう、情けない。


クロハギの子供(釈放) 5月30日午前9時40分 大和村津名久にて。

要するに、近年の日本の国会以上に中国は混乱してるんじゃないか?
いや、もともと混乱してたのが、最近の経済成長もあってそれが表に出やすくなってるんじゃないか?
なにしろ《市場経済型共産主義》という、やってる方も理解できない社会体制を、小平が「やったもん勝ちや!」という『先豊論』で正当化してしまったのですから。


クロハギ(刺身) 5月30日午前9時50分 大和村津名久にて。

昨年12月、次の中国共産党第一書記と予想されている習 近平が訪日しました。
天皇との会談を要求し、当時の鳩山総理・小沢民主党幹事長が宮内庁に働き掛けて会談が実現したことを覚えてる人が居るかもしれません。
会談そのものについては、要は政治ショーなのでそれ自体には意味がないんですけど、習 近平という人についてニュース番組やワイドショーがさかんに取り上げてましたね。
現在の中国共産党の中で権力の一方の核に居る『太子党』のひとりだそうです。
『太子党』すなわち、共産党幹部の二世・三世のことです。
しかしこれも誤解を招きやすいコトバですな。
「俺たちみんな太子党~♪」なんて手をつないでるイメージが浮かびやすいんだけど、おそらく事実は反対。
なにしろ父ちゃんや爺ちゃんの世代が先輩後輩・上司と部下なんだから、
「アイツの爺さんのおかげで俺の親父はもう一歩出世できなかった」「アイツん家はさっさと北京に転勤したのに、俺ん家は長々とドサ廻りだった」なんてのが渦まいてると思って間違いない。
もちろんその一方で叩き上げの連中からは「けっ! 親の七光りで・・・」と思われてるのは重々承知の上だから、「親父同士の敵意はしばらく置いて」という力学も生まれ易いのは言わずもがな。


ブダイ(刺身) 5月30日午前11時10分 大和村津名久にて。

北朝鮮で、金 正日から金 正恩への権力移行が公表される前、例によって突然、金 正日が北京を訪問したとの報道がありました。
「息子への権力移譲を認めてくれ」という申し出のためだったと言われていますが、それに対する中国共産党トップの胡錦濤の答えは
「世襲はやめなさいよ」だったと言われてます。
もっともその叩き上げの胡錦濤も、息子は国有企業の社長になってるそうですけど。

はい。
じゃあ今日のポイントをおさらいしましょう。
それは、「やったもん勝ちや!」 by 小平です。


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4月の釣果

2010年11月12日 02時03分04秒 | 日々是精進
3月の釣果から、まやもや2ヶ月半が過ぎました。
最初のうちは「オレにとっては答えは判り切ってるんだから、いまさら記述しようという気にならねーなー」と先延ばしにしていたのですが、だらだらしてるうちに尖閣諸島問題なんてのが出てきてしまいました。
いくらか慌てつつ南沙諸島問題を調べ直していたら、今度は『ビデオが流出』するという事態となり、しょうじきなところ「付き合いきれねーや」というのが感想だったりします。
最初は加計呂麻の伐採問題だったのにねぇ。
「根っこはどこだ?」と掘り下げはじめたのが運の尽きですか。

さて、しつこいようですがもう一度、おさらいしましょう。
よくある間違い『このペーパーレス時代に紙の原料なんて』
正しい見方『あらゆる”資源”が、富を生み出し、富を運ぶ』


オジサン(サイズ的にはオコサンなので釈放) 4月11日午後0時25分 奄美市住用にて。

まずは加計呂麻伐採問題から片付けましょうね。
この問題には2つの側面があって、ひとつは土建屋中心行政の行き詰まりと長引く不況によって山林所有者の家計が悪化してること。
もうひとつは中国の輸出問題です。
家計のことはまたあらためて記しましょう。


クロハギ(ちょいと小さいが鍋に投入) 4月11日午前10時45分 奄美市住用にて。

かなり近い将来、中国は日本を抜いてGDPが世界第2位になると言われてます。
とはいえその国家経済は極端に輸出に偏ったもので、なおかつ通貨バスケット方式という市場原理とは無関係な為替レートに支えられたものです。
ていうことまでは説明してますよね。
ここであらためて指摘しておきたいのは、中国の輸出品目の大半が所謂《軽工業製品》である、ということです。


ムナテンベラ(釈放) 4月11日午後3時10分 奄美市住用にて。

《軽工業製品》というのは、思い切り簡単に表現すると『自動2輪車未満の工業製品』ということになります。
大きくても自転車まで。
ついでにいうと《精密工業品》は含まれませんから、要するに単価が安くて大量に流通する工業製品のことです。
では、『軽工業製品を安く大量に流通する』ために必要なモノはなにか、というのが加計呂麻伐採問題を解く鍵です。


ニジエビス(釈放) 4月11日午後5時00分 奄美市住用にて。

もう解った人の方が多いかな、読んでいればの話ですが。
要するに中国は段ボールを作りたいのですよ。
中国で作った段ボール箱に中国で作った軽工業製品を納めて、外貨をドルを稼ぎたいんです。余った分は日本に輸出して。
でも中国の国内には紙(段ボールは、製紙業界では《板紙》と呼ばれます)を作る原料である木材チップになる木材がない。
輸入するにも遠距離輸送はコスト的に見合わない(南米からかなり買っていると思われますが、減らしたいのは見え見え)、近場のベトナム、カンボア、ボルネオからはこれ以上買い付け量を増やせない(もちろん仲が悪いからって話をするとまた長くなるんで辞めますが、'70年代に日本商社が無茶な伐採買い付けをしたので、法規制が厳しくなったのもあるだろうな)。
とにかく、詰めて売る商品が『安い単価で数を売る』軽工業製品ですから、段ボールだって安いに越したことないんです。
『輸送コスト』っていうと、すぐ燃料代とか人件費が思い浮かぶんですが、輸送のためのパッケージだって立派な輸送コストだし、安くて軽くて小さい物を運ぶ際は、むしろパッケージがもっとも大きな輸送コストになる場合もあるんですね。
それで、「意外と林野行政が破綻してる日本なら木材を安く仕入れられるんじゃない?」と思ったか、出入りの海運業者に「行きがけの駄賃に安く運んでよ」と声を掛けたか業者が持ち掛けたか。


アイスズメダイ?(釈放) 4月17日午前10時35分 大和村津名久にて。

この『声を掛けたか持ち掛けたか』は、次々回か次々々回のテーマになります。
もういいや。どうせ誰も読まないんだ。
尖閣諸島まで含めてとことんまで掘り下げてやる。


アカヒメジ(鍋に投入) 4月17日午後0時35分 大和村津名久にて。

ちうことで、加計呂麻伐採問題からはじまった話は尖閣諸島へ進みます。
同じ南西諸島の一角なんだから。
ただ、オレとしては、最近《青山繁晴》という人をヨイショするものが多すぎるのが気に掛かる。
Wikipediaの記述を見る限り、彼の主張の一部(ちゅうか半分近く)には共感を覚えるのだけれど、それでもここははっきりと表明しておくべきだろう。
元アマチュア舞台演出家としては、「あれはクサ過ぎる」。
あの形で放送するTV局の無能ぶりを問題にすべきかもしれないのだけど。
あれでいーんだったらさー、今からでもカムバックしよーかなーって思っちゃうじゃないかぁ。


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3月の釣果

2010年08月26日 21時18分14秒 | 日々是精進
2月の釣果から2ヶ月半が経ちました。
思わせぶりなことを記して、長々と放置して、さぞかしイヤなやつだと思われている方も居ることでしょう。
それはそれで結構なことです。


オジサン(連行) 3月20日午前9時25分 奄美市住用にて。

よくある間違い『このペーパーレス時代に紙の原料なんて』
正しい見方『あらゆる”資源”が、富を生み出し、富を運ぶ』


オキナヒメジ(釈放) 3月20日午後0時00分 奄美市住用にて。

さて、執拗に、海一つ隔てた世界最大の人口を抱える一党独裁の大国のことを考えてみます。
現代では、あらゆる経済指標がそれぞれのタイミングと切り口で発表されていますが、紙の生産と消費というのも立派な経済指標として発表されています。
日本製紙連合会の発表を見てみます。


ウツボ(去る者は追わず) 3月20日午後1時30分 奄美市住用にて。

紙・板紙(段ボールのこと)生産量をみると、アメリカと中国が僅差で首位に並び、日本を含む他国を圧倒的に引き離しています。
中国が日本を抜いて2位に躍進したのが2001年のことといいますから、10年弱の間に途方もない増産を果たしていることになります。
もしかするとこれも中国流統計術のマジックかもしれませんが、それを最大限に計算に入れても、世界の紙・板紙の生産量の15%以上を作り出していることは間違いありません。


イヌカサゴ?(釈放) 3月20日午後2時30分 奄美市住用にて。

そうまでして紙の増産に拘る理由は何か?
単純に考えれば、人口が多いんだから、印刷物ひとつとっても日本の10倍必要なんだろうってことになりますが、それでは小学生レベルの考え方。


オグロトラギス(釈放) 3月20日午後6時40分 奄美市住用にて。

まず、『漢文』という書き言葉の特性として、情報集積度が高い、という特徴があります。
現代の中国語は、日本人が中学や高校で学ぶ漢文からいくぶん変化して、情報集積度が減っているといいますが、それでも日本語よりずいぶん高い。
その日本語も、欧米の言語と比べれば文字単位での情報量が多いことは誰でも知っていることです。


オキフエダイ(連行) 3月23日午後1時45分 奄美市住用にて。

次に、現代の中国が国ぐるみでIT化を推し進めていることは知っている人も多いでしょう。
『金盾』なんていう有名なものもありますが、本来、中国という国が情報を規制しようと考えたら、パーソナルコンピュータ自体を禁止する方が簡単です。
そうした単純すぎる規制を嬉々として行ってきたのが共産主義という体制なのですから。


オキナヒメジ(解放) 3月23日午後5時15分 奄美市住用にて。

つまり『インターネットという名の反体制の道具』をある程度使える状態にしておいてまで、IT化を進めているのは、それだけ国内での紙の使用量を抑えたいという方針の現れなのです。
現代社会においてある程度以上の規模の組織を運営しようとすれば、組織の規模に応じた資料(ドキュメント)を作成・保存・管理する必然が生じます。
それが国家ともなれば作成・保存・管理する資料(ドキュメント)が膨大な量になるであろうことは、高校を卒業する程度の見識があれば判る道理でしょう。
ましてや世界最大の人口を持つ国家です。
書き言葉として情報集積度がいくら高くても追いつくものではありません。
いつの時点からか、中国は『IT化』によって解決を図ろうとしはじめたのです。
紙の原料である、木材資源が圧倒的に足りない、というのはちゃんと自覚してるし、紙を製品で輸入するのは、他の同程度の軽工業製品同様、中国政府にとってはイヤなことでしょうからね。


イヌカサゴ?(釈放) 3月23日午後5時35分 奄美市住用にて。

さて、その製紙産業を急成長させて、さぁその次は?
てぇところで、力尽きたオレです。
次回は短くできるといいなぁ。


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2月の釣果

2010年06月01日 07時45分01秒 | 日々是精進
1月の釣果・後編から1ヶ月が経過しました。
この1ヶ月でチップ工場建設に関しては大きな動きはない模様ですが、世間の皆様のごく一部におかれましては、つまらん誤解をされている方もいらっしゃるようです。


クロハギ(連行) 2月13日午前11時00分 奄美市住用にて。

びっくりしたのが、「このペーパーレス時代に紙の原料なんて」という人も居るんだということ。
うーん、違うんだけどなぁ。


不明(解放) 2月13日午午前11時50分 奄美市住用にて。

そんなようなことを記し連ねようと思いましたが、いささか事情があって時間が取れなくなりました。
次の更新が何時になるか、しょうじき言って判りません。
とりあえず、ご挨拶まで。


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1月の釣果・後編

2010年05月08日 01時40分10秒 | 日々是精進
1月の釣果・前編から1ヶ月が経過しました。
加計呂麻での伐採を計画していた会社は、住用へと狙いを変更して、4月29日には山間集落の公民館で『住民説明会』が行われたそうです。


ガッツン(連行) 1月10日午後0時35分 奄美市住用にて。

『住民説明会』では、報道関係者ならびに自然保護団体関係者の参加は拒否されたとの事で、あまり詳細な内容は伝わってきませんが、
「伐採対象は加計呂麻である」
「工場は住用に作る」
「工場の立地は環境に配慮する」等の説明があった由。
参加した住民の意見としては、かなり危惧する発言が会社側に対して向けられた模様です。
その後、連休と徳之島基地移転問題で世間は騒然となり、事態は水面下にある模様です。
そーゆーオレも連休は加計呂麻でキャンプなんぞして参りまして、瀬武集落の港にビニールシートを被せられて放置された工場の機械らしいものを「ほー、たくさんあるなー」なんて感心して眺めてたんですが。


フエダイの子供(解放) 1月17日午後0時40分 奄美市住用にて。

ところでこの基地と伐採、オレには切り離せない問題に見えるんですけど、というと正気を疑われるかな?
今さらそんな心配も無用か


トラギス(釈放) 1月17日午前9時35分 奄美市住用にて。

ついでに、コチラも放置が続いてるアフガン問題も、まったく無縁ではないんですよ、オレの中では。


オニハタタテダイ(強制帰還) 1月30日午前9時25分 奄美市住用にて。

さて、ここから話が難しく・ややこしく・身勝手になりますから、関心のない方は写真だけ眺めてちゃっちゃと余所へどうぞ。


ブダイ(連行) 1月30日午前11時0分 奄美市住用にて。

今や数少ない『共産党が指導する国家』である、日本とは海ひとつ隔てた国は、公式的には13億人の人口を抱えています。
一説によれば『戸籍がない人』がさらに1億人居るんだそうで、それだけの人間を、極端な不満の出ないように運営していくだけでも手品のような手際であるように思うオレです。
今のところその大方針は、経済の向上・生活の向上を継続することで体制や指導層への信頼を維持することに成功しているようです。
その『経済の向上』のバックボーンとなっているのは、圧倒的な人口を持つことでの労働集約産業と希少金属(レア・メタル)類市場での大きな存在感です。
国内には、未だ全貌が把握できていないと言われる新疆ウィグル自治区のレアメタル資源があり、国外では『いちばん高値で買う上に、採掘の労働力まで提供する』作戦で途上国のレアメタル資源への積極的な関与を行っていると言われます。
「え? あの国って、そんなにおカネがあるの?」と思われる方も多いでしょうが、それは独特の通貨システムが支えているのです。


アイゴ(連行) 1月30日午後1時15分 奄美市住用にて。

普通、異なる通貨を持つ国同士での収支の決済はアメリカドルを用います。
そして自国の通貨がドルに対して強くなったり弱くなったりに一喜一憂することになります。
自国の通貨がドルに対して変動がなければ、自国の紙幣を印刷することはドルを印刷することに等しくなります。
極端な例え話ですが、子供が『こどもぎんこう券』を持って親のところに行き、同じ額面の『日本銀行券』を貰ってくるのと変わりないのです。
その子供は、外に行って好きなだけ玩具やお菓子を買ってくることができるのです。
というところで、チップ工場からとんでもない方向へと発展している話は《2月の釣果》へと続くことになります。


イソヒヨドリ 1月30日午前8時15分 奄美市住用にて。

さて、長らく「釣れなくたって、撒き餌なんて使うものか」と頑張ってきたオレですが、このイソヒヨドリと遭遇してから、徐々に考え方が変わってきました。
島のあちこちの釣り場にこの小さな鳥たちは集まっているのですが、彼らが狙っているのは人間が防波堤や磯に落とす撒き餌やオキアミなのです。
オレが落としてしまったオキアミを、嬉しそうについばむ小鳥たちを眺めていると「撒き餌使用ゼッタイ反対」と振り上げた拳も肩の辺りまでは下ろさざるを得ません。
なるべく控え目な使用を心掛けて、汚れと臭いを残さぬように気を付けて、という方針を採用してもいいかな? と思いはじめたのが2月も終わりに近づいた頃でした。

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1月の釣果・前編

2010年04月08日 00時32分52秒 | 日々是精進
釣り上げたサカナについてあれこれ御託を並べられるほどの知識をオレはまだ持ち合わせてないんで、以前ちょろっと触れた『冬季オリンピック』についての考察を記してみようと思ったのですが、それよか加計呂麻森林伐採のハナシをしてみようという気になりました。
なので、関心のない方は、写真だけ眺めて左のリンク集から気に入ったものを選んで行ってみてください。


クロハギの子供(釈放) 1月3日午後0時25分 奄美市住用にて。

地元の方はおそらくご存知の方も多いとは思いますが、4月1日、伐採を計画していた会社から
『計画の一時凍結』
が発表されました。実質『計画断念』というニュアンスの発表です。
おそらく、搬入されていた機材なども近いうちに撤去されることでしょう。
めでたしめでたし、なのかな? というのが今回のお話。


クロハギ(連行) 1月3日午後0時40分 奄美市住用にて。

『一時凍結』という文言に「油断禁物」と考えて折られる方が多く居られるようですが、個人的なルートから得た情報によれば、今回の計画は、なんだか杜撰という言葉を絵に描いて餅にして食べちゃったくらいの適当さに思えてしまうんです。
なにしろ、機械を持ち込んだはいいけど、《工場を建設する》ための根本的な手続きが欠けてるんですから。
とか思わせぶりな表現までで許してね。
興味のある人は、自分で調べてください。


クロハギ(連行) 1月10日午後2時5分 奄美市住用にて。

さて、『一時凍結』の付録みたいにして『法的措置を検討したい』というコメントも発表されていて、これについても神経を尖らせている方が居られるようですが、オレとしては、これは一種の決り文句みたいなものだと考えてます。
どだい、何を根拠に、誰を訴えるというのか。
「加計呂麻の木を伐りに来て下さい」と言った人? 自作自演でしょ。
反対運動を起こした、あるいは参加した人たち? 署名運動を規制できる法的な根拠ってあったっけ?
瀬戸内町役場? 傍から見た限り、本気であたふたしてただけですけど。
では、「めでたしめでたし」なのか? 「これにて一件落着」なのか?


オジサン(連行) 1月3日午後3時25分 奄美市住用にて。

『一時凍結』が地元新聞に載る少し前だったか、こんな記事がニュースサイトにアップされていました。
日本の森と水、むさぼる外資 埼玉や山梨でも山林買収を打診
ネタ元が産経なんで、ちと大袈裟なヘッドラインですね。
さらに付け加えると、ここでいう《外資》は、明記されてませんけどチューゴクです。


オニイサン(連行) 1月17日午後4時55分 奄美市住用にて。

以前、このBLOGで加計呂麻伐採問題を取り上げた《フツーの海・番外編 加計呂麻伐採問題を考える》でも、「チューゴクが出て来ると危ないド」と、2ちゃんねるのホシュケームショゾクみたいなことを記しましたが、2月前の話ですから覚えてる人は少ないでしょうね。
暇だったら読み直してください。
誰だったか、ホラー作家の短編集に『1ダースなら怖くなる』とかいうタイトルがあったような記憶があります。読んでないケド。


オコサン(解放) 1月10日午後0時25分 奄美市住用にて。

ちなみにオレ、ガッコーでは東洋史でしたが中退しました。
チューガクの頃から彼の国に嵌り、極々フツーの三国志、水滸伝にはじまって、毛沢東語録から論語、老子、荘子、孫子、史記etcと手当たり次第に読んでました。
いちばん面白かったのが『韓非子』でした。
近所の図書館に原文・直訳・解説と親切に並べた全集があったんですわ。
お陰様で、こんな嫌味な親父になりましたってか


オマゴサン(解放) 1月17日午前10時25分 奄美市住用にて。

思い切り端折ったつもりですが、まだまだオハナシは半分くらいです。たぶん。いや、もっとあるかな?
とりあえず、今回はここまで。


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12月の釣果

2010年03月09日 01時04分22秒 | 日々是精進
お久しぶりです。10日ほど空けましたか。
幾つかネタはあるんですが、どれを取り上げても長くなりそうで、あーでもないこーでもないと愚図愚図している間に冬季オリンピックも終わっちゃいましたね。
そんなワケで、今回も無駄に長い話です。

いきなり話は11月頃に遡ります。
このブログを見ていただいてる方から、
「あんなゴミみたいな魚ばっかり釣ってナニが楽しいんだい?」
とご質問を戴きました。


オジサン(釈放) 12月20日午後3時25分 奄美市名瀬某港にて。

オレの場合、天気が良くて時間があれば単車であちこち行くのは趣味というより習性みたいなもんで、当然ながら休憩を兼ねて景色のいいところで休憩することもあります。
夏の盛りなら潮風が心地よい時間帯に、漁港の端でぼんやり波を眺めるのも楽しい休憩時間の過ごし方です。


たぶんアミトリキュウセン(釈放) 12月29日午前10時40分 奄美市住用にて。

そんな時、このようなシチュエーションに出くわすことが往々にしてあります。
単車を停めて、メットを外し、汗を拭いながら防波堤の端まで歩いて、潮風を吸い込むつもりが、

臭いっ!

前日か、その日の早い時間かに居た釣り人が、撒き餌のオキアミを防波堤の上に散乱させて、それが腐敗したのでしょう。
「オトナだろ、後片付けくらいしてけよ」
えっちらおっちら、暑い最中に防波堤の端まで歩いたオレの馬鹿さ加減を呪うべきなのでしょうか?
酷い時には、釣り上げた魚が気に入らなかったのか、防波堤上にそのまま放置して、あえなく腐乱死体に成り果てていたところに遭遇したこともあります。


クロハギ 12月29日午前10時40分 奄美市住用にて。

そんな場面に二度、三度と遭遇して、なおかつ自分でも釣りをはじめてみようかと思う以上、強く決意するのは、オレにとって論理的必然です。

撒き餌は使わん。

オレ自身、後始末とか後片付けが何より苦手な人間ですから、撒き餌なんか使ったら誰よりも汚くすること疑い無しです。
やることが予測できるんなら最初からやらなきゃいい。


オジサン(釈放) 12月29日午後2時0分 奄美市住用にて。

当然ながら釣れるのは、釣り場の周りに群れている魚ばかり、小魚ばかりになります。
それでいいじゃないか。
後片付けが出来ないヤツには、それくらいがちょうどいい。
そんな決意をしていたのですが、さすがに面と向かって
「あんなゴミみたいな魚ばっかり・・・」
と言われて、

燕雀えんじゃく いずくんぞ鴻鵠こうこくの志を知らんや」

とか言ってられるほどオレも大物ではありません。
陰で言ってたけど。


12月29日午後3時20分 奄美市住用にて。

そんなある日、飲み仲間のひとりである居酒屋の大将が、経営するお店を移転することになりました。何かお祝いをしてあげたい、だが、先立つものがない。
年末調整に期待を掛けたんだけど、
「税金の不足分、250円ちょうだい」という結末に終わり、

「致し方あるまい。禁じ手を使おう」

と、安直な結論に達したわけではなく、釣具コーナーで「これならそれほど撒き散らさずに済みそうだ」という商品を見つけたので使ってみた、と。
事のついでに、少し前から気になっていた住用の小さな漁港まで足を伸ばしてみた、と。
その結果、12月29日の午前10時頃から午後3時過ぎ迄の5時間ほどで、メアジ8尾(すべて連行)、クロハギ3尾(すべて連行)、その他3尾(すべて釈放)となりました。
たまたま、タイミングと場所がよかったのですが、これなら暫らくは、燕雀(えんじゃく)さんたちとも仲良くやっていけそうです。
あ、そういえば円楽さんは元楽太郎さんが襲名しましたね。


オジサン(釈放) 12月30日午後2時0分 奄美市住用にて。

翌日も同じ釣り場へ。
メアジ4尾、クロハギ1尾、オジサン1尾(釈放)とやや低調でしたが、オレなんかにそんなに釣れるワケがないと、それなりに満足を得た12月の釣果でした。


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10月の釣果 後編

2010年01月08日 00時05分48秒 | 日々是精進
めでてぇめでてぇと浮かれてたつもりはまったくありませんが、いつの間にか松の内も過ぎ去り、幕の内弁当も冷めて、丸の内も不景気なのかな、と。
意味不明ですが。
あいかわらず季節感が皆無の当BLOGは、3ヶ月前に釣った魚を並べます。
釣りの話はカテゴリ《日々是精進》にまとめるようにしてますから、オレ個人としてはまったく無意味なものではないんですが、読む人にとっては完全に意味が無いものでしょうな。
いささかの同情を禁じ得ません。
ま、とりあえず気にせず軽く片付けましょう。


10月12日午後3時25分 セトーウチ町ケテーンの漁港にて。
タマンと呼ばれるハマフエフキの幼魚のようです。


10月12日午後3時40分 セトーウチ町ケテーンの漁港にて。
ダンダラトラギスだと思われます。


10月12日午後5時25分 セトーウチ町ケテーンの漁港にて。
ツマジロモンガラだと思います。
肉厚の唇がなんともセクシー・・・
だと真剣に思う人は、病院に行った方がいいですね。


10月12日午後9時5分 宇検村湯湾の漁港にて。
ゴマヒレキントキもしくはホウセキキントキ
たぶん、ゴマヒレの方だろうと思うんですけど。


10月12日午後10時15分 宇検村湯湾の漁港にて。
ニジエビスでしょう。
リンク先の記述によれば30cmほどまで成長するんだそうですが、そんなの見たことない。
オレに釣れるのは、だいたい10数cmサイズのやつらばかりです。


10月12日午後3時25分 宇検村宇検の漁港にて。
こいつもゴマヒレキントキかホウセキキントキ。
釣り上げた直後はシルバーのボディに赤い水玉模様ですが、お亡くなりになると水玉の赤が拡がって、全身真っ赤になります。

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10月の釣果 中編

2009年11月19日 01時14分06秒 | 日々是精進
いきなり寒くなりました奄美大島。
キーボードを叩く指に「はぁぁっ」と息を吐きかけながら、前回《10月の釣果 前編》より、さらに進行する無気力に負けず、かといって勝つ気力もなく、だらだらと更新です。


10月11日午後2時15分 セトーウチ町クダードンの漁港にて。
クラカオスズメダイ
どうやら加計呂麻で釣ったアヤヒキ(和名:オヤビッチャ)の仲間みたいです。
てことは、食べたら美味かったんだろうな。
小さいからといって釈放するんじゃなかった


10月11日午後2時20分 セトーウチ町クダードンの漁港にて。
オジサン
『オジサン(これでも正式な和名)』に関する駄洒落・ギャグを広く求めております。


10月11日午後2時45分 セトーウチ町クダードンの漁港にて。
ムラサメモンガラ
ついでなので、前回のムラサメモンガラも載せましょう。

10月18日午後5時30分
セトーウチ町クダードン
の漁港にて。

10月25日午後4時00分
奄美市名瀬崎原の漁港にて。
こうして並べると、それなりに個性があるモンですな。


10月11日午後7時10分 セトーウチ町クダードンの漁港にて。
ミナミハタンポ


10月11日午後8時25分 セトーウチ町クダードンの漁港にて。
イシモチの仲間
どこに行ってももれなく付いてくる、鬱陶しいヤツです。


10月11日午後10時35分 宇検村屋鈍の漁港にて。
クスサン
日本には、『屋久島以北亜種 Saturnia japonica japonica』と『奄美以南亜種 Saturnia japonica ryukyuensis』が棲息するそうです。
見分け方?
知りません。
見つけた場所で判断すればいいんでしょ?
なお、どちらも幼虫は触らない方がいいそうです。

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10月の釣果 前編

2009年11月16日 00時26分07秒 | 日々是精進
なかなかやる気になれない時、更新が重荷に感じられる時、なかんずく二日酔の時には、例によってサカナの写真だけ並べて軽く片付けましょう。


10月1日午後7時00分 奄美市名瀬知名瀬の漁港にて。
ハリセンボン


10月1日午後7時05分 奄美市名瀬知名瀬の漁港にて。
ニジエビス


10月1日午後7時30分 奄美市名瀬知名瀬の漁港にて。
アオタテハモドキ
もちろん、釣ったワケじゃありません。
なかなか綺麗なヤツでしょ。
また虫の写真でも撮ろうかな。


10月1日午後7時00分 奄美市名瀬知名瀬の漁港にて。
ハゼの仲間
こちらのページによりますと、奄美大島近海には、ハゼの仲間は250種も居るんだそうで。
調べようっていう方が無理だな、と断念。

10月18日午後5時30分
瀬戸内町菅鈍の漁港にて。

10月25日午後4時00分
奄美市名瀬崎原の漁港にて。
ムラサメモンガラ


10月25日午後4時05分 奄美市名瀬崎原の漁港にて。
オジサン
メスでもオジサン。子供でもオジサン。老衰で死にかけててもオジサン。
いつも魚の名前でお世話になってるKさんは、
「性同一性障害のオジサンが居たらカワイソウだ」とおっしゃってました。

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9月の釣果 後編・他人(ひと)の巻

2009年11月10日 00時13分15秒 | 日々是精進
9月の釣果 後編・地の巻よりつづく。

タイトルで遊んでみましたが、BLOGだとこれの下に『地の巻』『天の巻』が来るんだよなぁ。
まぁ、これでニヤリとでもしてくれる人が何人いるかってのも疑問だからいいけどさ。

さて、9月の釣果の最後は、加計呂麻釣りツーリングで出会った名瀬測候所の所長さんが釣り上げたサカナの数々をご紹介しましょう。
実際にはこの他にも5,6尾釣れてるんだけど、写真を撮ってなかったりするんで、とりあえずダイジェスト版程度にお考えください。


9月20日午後7時18分 加計呂麻にて。

アカマツカサですね、とか言って後日、別な釣りのベテランに写真見せて教えてもらったんですけど。
そんでようやく自分で調べたら、食べられるサカナなんですねぇ。
名瀬近辺でもワリと簡単に釣れるサカナです。


9月20日午後7時20分 加計呂麻にて。

アカマツカサの写真を確認してたら、もう釣れちゃいました。
さすがです。ウデとキャリアの違いを思い知らされました。
こちらはノコギリダイ


9月20日午後7時58分 加計呂麻にて。

潮の具合なんでしょうか、流石のベテランさんも釣れなくなる時間帯というのがあって、とはいえそういう時間を有効に使えるというのが経験の値打というのでしょうね。
なんかゴソゴソやってるな、と思ったら
「昼間釣ったサカナです」と出てきたお刺身。
グルメ漫画の、あのアホみたいな台詞とはまったく無縁な美味さです。


9月20日午後9時36分 加計呂麻にて。

所長さんはミズイカと言ってましたが、正式和名はアオリイカだそうです。
ミズイカは、九州地方での通称。奄美でもミズイカで通ります。
この15分後、お刺身に変身しました。
足の部分を食べると、吸盤が唇にくっつきます。
美味かったぁぁぁ
ちなみにWikipediaによれば、『国内で捕獲されるアオリイカは一般家庭に行き渡ることはほとんどなく[要出典] 、料理屋、料亭などで消費される高級品』なんだそうで。
付け加えますと、翌日、遅れて合流したN君(埼玉からのIターンでハーレー乗り)が1匹釣り上げ、そちらは唐揚になりました。


9月20日午後11時14分 加計呂麻にて。

フラッシュに反射した目が怖いゴマヒレキントキ
別な機会に自分でも釣りましたが、夜中に街灯の明かりの下で正面から見ると、目が特殊レンズみたいで、思わず『宇宙生物かコイツ』と。


9月20日午後11時54分 加計呂麻にて。

所長さんは「イッテンフエダイ」と言ってましたが、ニセクロホシフエダイではないかという意見もあり。

9月の釣果 後編 おわり


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9月の釣果 後編・地の巻

2009年11月07日 00時13分50秒 | 日々是精進
9月の釣果 後編・天の巻よりつづく。

さて翌日。
寝惚けマナコをこすりつつ、「昨日のリベンジじゃ」とばかりに釣り竿を構える。
されど・しかれど・だがしかし、ひたすら餌を小魚どもに奪われるのみ。
一度、竿が折れるかというほどの強烈な引きがあったものの、相手の正体さえ判らず仕舞い。
所長さんは、加計呂麻の別な釣り場を開拓しに去って行きます。
ありがとう、さようなら。
手を振った後になって、昨夜釣ったネバリも持っていかれたことに気付くが既に後の祭り


9月21日午前11時20分 加計呂麻にて。

なんとかガラ(和名はアジ)をゲット。
コイツは塩焼きかな?


9月21日午前11時40分 加計呂麻にて。

コーフン覚めやらぬうちにエラブチ(和名はブダイ)。
生臭いのがヘーキな人はそのまま酢味噌で刺身に。
苦手な一般人は湯通しして酢味噌で和えるとヨロシイ。
オレは、以前、塩焼きにしたら旨かったので、アジとともにそいつで行こうと思う。
他日、コイツよりぜーんぜん小さいのを数匹釣り上げてた爺ちゃんは
「天麩羅にして食べる」と言ってた。


9月21日午後0時00分 加計呂麻にて。

さらにアヤヒキ(和名はオヤビッチャ:なんだか和名も方言名も変わらん気がする)。
アヤヒキは、小ぶりなサカナながら奄美では大人気のサカナ。
刺身、塩焼き、煮付け、唐揚なんでもなんだそうな。
とはいえ、この時点ではオレにとっては未知のサカナなので、
「とりあえず唐揚かなぁ」と。

が、とりあえず朝から飲まず喰わずでリベンジに専念した当然の帰結として、到底料理なぞ不可能なほどの空腹を感じたオレは、釣れたサカナたちを獲物網に入れたまま昼食へ。
ナゼかそのまま夕餉に供されることもなく、翌日を迎えることとなった。

そして3日目。
網に入れたまますっかり忘れてたサカナたちを引き上げてみると、エラブチ以外はみな息を引き取っておられます。
「お達者なことで」とエラブチを網から出して堤防の端に置き、他のサカナたちの亡骸を整理してたら、
ばたばたっ、ばたばたっ、・・・ちゃぷーん
エラブチは海に還られました


9月22日午後13時30分 加計呂麻にて。

涙を拭いながらそれでもアヤヒキをゲットして、今度こそ唐揚に。
味?
次回は塩焼きにします。


9月23日午前8時00分 加計呂麻にて。

最後の4日目。
最終日は、前日に残った釣り餌の処理が主目的なので、軽~くカワハギを釣り上げたところで帰り支度といたします。

9月の釣果 後編 つづく


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9月の釣果 後編・天の巻

2009年11月04日 00時30分20秒 | 日々是精進
行事続きで後回しになりましたが、9月20日から23日にかけて加計呂麻にてキャンプに行ってきました。
今回は、その加計呂麻での4日間での釣果です。
加計呂麻キャンプ自体もなかなか楽しいものだったのですが、そのハナシはまたあらためて。とか言って忘れるのがオレのパターンですが。

いつもの通り出際にドタバタして、結局2時のフェリーで加計呂麻に。
午後3時過ぎにキャンプ地に着いて、テントを張り、飯の支度を完璧に済ませ(って米を洗っただけじゃん)、
「待たせたなぁっ」とばかりに釣り場に向かって・・・約2時間。
イカニモ『釣り歴ン十年のベテランさん』てカンジの人が来て、
「一緒に夜釣りをしましょう」とノタマウ。
日が落ちたらヤメるつもりだったけど、まぁいいか。
んで、その人はホイホイと釣り上げるんだけど、オレの釣り竿はひたすら餌を盗られ続けるだけ。
サカナは目の前にたっぷり泳いでるんだけど。

不思議なことにオレばかりではなくベテランさんまで釣れなくなる時間帯と言うのがあって、ウキをぼけっと眺めながら世間話。
クルマはレンタカーじゃないのに言葉に訛りがなくて、しかも釣りに関する限り加計呂麻を熟知してるらしいベテランさんに聞いてみたら、名瀬測候所の所長さんなんだって。

なんでもいいから釣れてくれよぉっと思いはじめてさらに1時間。
ようやく釣れたのが、毎度お馴染み、というかどこにでも付いて回るコイツ。


9月20日午後7時30分 加計呂麻にて。

ミヤコイシモチかもしれない。
「馬鹿野郎」と一喝して解放、
ちゅうか捨てました。


9月20日午後9時10分 加計呂麻にて。

そしてとっぷりと日は暮れて。
2匹目も、当blogではかなり出演回数多目のニジエビス
なんの為に加計呂麻まで来たんだ、オレ


9月20日午後11時30分 加計呂麻にて。

しかし、人生はイシモチとニジエビスばかりではない。
ネバリ(方言名)だ。
明日のおかずをゲットォォォと、この時ゃ思った。

釣りに夢中になっていたら、いつの間にか日付も変わってます。
所長さんが昼間に釣ったサカナのお刺身や釣りたてのイカの刺身をご馳走になって、テントに戻って

9月の釣果 後編 つづく


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9月の釣果 前編

2009年10月17日 00時43分59秒 | 日々是精進

9月9日 奄美市名瀬知名瀬の漁港の防波堤にて。

リュウキュウヤライイシモチだと思います。
静かな港に釣り糸を垂らすと、まさに雲霞の如く現れて鋭い牙で釣り餌を食い千切って行く、沿岸のギャングです。
コイツは小さいけど、ほぼオトナ。
オレは、《奄美のピラニア》と呼んでいます。


9月10日 奄美市名瀬知名瀬の漁港の防波堤にて。

通称ダツ。
正式和名はオキザヨリ
手許にキビナゴがあって、コイツらが泳いでさえいれば必ず釣れる、といっていいくらいのヤツですが、いざ狙うとなると近づいてもくれない。
はい、今回は狙って釣りました。
8月に釣ったのは、なかなかの大物でしたが、コイツはちょっと小ぶり。
アタマとハラワタを落として、某呑み屋さんに持って行きました。


9月11日 奄美市名瀬知名瀬の漁港の防波堤にて。

たぶん、フエフキダイの仲間の子供、でしょう。


9月12日 奄美市名瀬知名瀬の漁港の防波堤にて。

親切な方に調べていただいて、メギスではなかろうか、と。
なんやねん、メギスって


9月13日 奄美市名瀬知名瀬の漁港の防波堤にて。

ハナフエフキの子供。
まぁ、これも親切な方に教えていただいたんですが。


9月13日 奄美市名瀬知名瀬の漁港の防波堤にて。

3つ上の魚と同じ種類でしょうね。
あっちが幼児だったら、こちらは中学生くらいですか。

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