初夏の加計呂麻を行く 拾参よりつづく。
加計呂麻(かけろま)ツーリングは三日目である。
風が吹き、上空の雲は流れつづける。いつもの奄美、いつもの加計呂麻だ。
午前を釣りに費やし(釣果はきかないように)、午後から加計呂麻南部へ向かうことにした。
途中、本シリーズの伍から拾参までに触れた各集落については割愛し、武名(たけな)集落から報告をはじめよう。
武名の桟橋では、いつも誰かが釣りをしている。
近所の主婦だったり、仕事を早めに切り上げた電気工事のオジサンだったり、軽ワゴンの荷室をすべて釣り道具で埋め尽くした親子連れだったり。
釣れるんだろうか?
ある程度の面積をもつ土地で、どの部分に興味を惹かれるかは人それぞれなのだが、大島海峡に面した集落のうち、
これまで武名、三浦(みうら)、俵(ひょう)、瀬相(せそう)の集落をゆっくり見て回ったことはなかった。
今回こそは、と思う部分もあったのだが、午前中は釣りに勤しんだため、今回もあえなくアウトとなってしまった。
瀬相と俵の間に、《俵トンネル》が工事中である。
県道のトンネルなのに、鹿児島県土木部・企画部の奄美のトンネルランキングに掲載されていないのは、どうしてだろうか?
忘れられた?
ちなみに、シロート目で見る限り、雇用対策と酔っ払い運転による事故防止以外にはほとんど意味のないトンネルである。
加計呂麻島に二つあるフェリー港のうち、瀬相港から南東方面に行く道は二つある。
一つは県道を直進して山越えで呑之浦(のみのうら)へ至る道、もう一つは山に至る坂道の手前で消防署(大島郡消防組合加計呂麻分駐所)の方へ曲がり、加計呂麻トンネルを通って於斉(おさい)へと向かう道である。
この加計呂麻トンネルも、奄美のトンネルランキングに掲載されていない。
トンネル脇(左側、リュウキュウコノハズクの下)のプレートの記載によれば、竣工は平成9年1月、延長は410mだそうだ。
トンネル内部には緩いカーブがある。
トンネルを抜けると於斉集落の端に出るのだが、まずは右へ、伊子茂(いこも or いこむ)集落へと右折しよう。
その伊子茂集落も、ひとまず通過し、《レストラン・民宿 5マイル》の看板を目印にバイクを停め、浜に下りてみる。
ちょうど干潮の時刻で、マングローブの若木のそばまで行くことが出来た。
歩くたびに小さなカニが慌てて穴に逃げ込むのが見える。
遠回りに浜から上がってバイクに戻る途中に見つけた草の実は、帰ってから調べるとオオアブラガヤだった。
どちらに行こうか迷ったが、伊子茂の集落へ入ってみることにした。
加計呂麻(かけろま)ツーリングは三日目である。
風が吹き、上空の雲は流れつづける。いつもの奄美、いつもの加計呂麻だ。
午前を釣りに費やし(釣果はきかないように)、午後から加計呂麻南部へ向かうことにした。
途中、本シリーズの伍から拾参までに触れた各集落については割愛し、武名(たけな)集落から報告をはじめよう。
武名の桟橋では、いつも誰かが釣りをしている。
近所の主婦だったり、仕事を早めに切り上げた電気工事のオジサンだったり、軽ワゴンの荷室をすべて釣り道具で埋め尽くした親子連れだったり。
釣れるんだろうか?
ある程度の面積をもつ土地で、どの部分に興味を惹かれるかは人それぞれなのだが、大島海峡に面した集落のうち、
これまで武名、三浦(みうら)、俵(ひょう)、瀬相(せそう)の集落をゆっくり見て回ったことはなかった。
今回こそは、と思う部分もあったのだが、午前中は釣りに勤しんだため、今回もあえなくアウトとなってしまった。
瀬相と俵の間に、《俵トンネル》が工事中である。
県道のトンネルなのに、鹿児島県土木部・企画部の奄美のトンネルランキングに掲載されていないのは、どうしてだろうか?
忘れられた?
ちなみに、シロート目で見る限り、雇用対策と酔っ払い運転による事故防止以外にはほとんど意味のないトンネルである。
加計呂麻島に二つあるフェリー港のうち、瀬相港から南東方面に行く道は二つある。
一つは県道を直進して山越えで呑之浦(のみのうら)へ至る道、もう一つは山に至る坂道の手前で消防署(大島郡消防組合加計呂麻分駐所)の方へ曲がり、加計呂麻トンネルを通って於斉(おさい)へと向かう道である。
この加計呂麻トンネルも、奄美のトンネルランキングに掲載されていない。
トンネル脇(左側、リュウキュウコノハズクの下)のプレートの記載によれば、竣工は平成9年1月、延長は410mだそうだ。
トンネル内部には緩いカーブがある。
トンネルを抜けると於斉集落の端に出るのだが、まずは右へ、伊子茂(いこも or いこむ)集落へと右折しよう。
その伊子茂集落も、ひとまず通過し、《レストラン・民宿 5マイル》の看板を目印にバイクを停め、浜に下りてみる。
ちょうど干潮の時刻で、マングローブの若木のそばまで行くことが出来た。
歩くたびに小さなカニが慌てて穴に逃げ込むのが見える。
遠回りに浜から上がってバイクに戻る途中に見つけた草の実は、帰ってから調べるとオオアブラガヤだった。
どちらに行こうか迷ったが、伊子茂の集落へ入ってみることにした。
つづく