南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

カタリうるもの

2006年11月29日 21時19分58秒 | 本日の名セリフ
語りえぬものについては、沈黙しなくてはならない

ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン



ここ数週間、学校でのいじめについて語ることが流行っている。
TVのニュースやワイドショー番組では深刻ぶったTV局員やタレントの類、インターネットにおいては《識者》と呼ばれるカタガキ付きの輩から、有象無象の一般大衆に至るまでが、ここぞとばかりに語っている。あるいは騙っている
幾つか例を挙げてその無知さ加減を断罪してやろうかとも思ったが、ひとつふたつ眺めただけで怒るよりも哀しくなってしまった。
彼(あるいは彼女)らは、問題の根源を理解していない。考えようとしていない。根源があるとも思っていない。
ただただ、流行っているから自分もひとくち乗っておこうという浅ましい根性だけでかたっているのだ。

やれやれ、だ。

もういい加減にしてもらえませんか? と思う。
カタガキ付きはカタガキ付きなりに、有象無象は有象無象なりに、自分本来の問題に取り組んでもらえませんか、と思う。
文部科学省の統計がどう算出されようと、イワユル学校でのいじめは、最近現れたものでもなけりゃ増えたものでもない。
流行の踊りを踊りたいんなら、別の、もうちょっと悲惨じゃない踊りを選んだらどうですか、と思う。
例えば、談合問題とかね。
あれだったら、政治家や官僚を馬鹿呼ばわりできますよ、と。そういうの、大好きでしょ。

冒頭のヴィトゲンシュタインの言葉は、『論理哲学論考』の最後の一節(要するに、結論か)であるが、実は、オレはそんな大それたものは読んでいない。
永井 均の『ウィトゲンシュタイン入門』(筑摩書房[ちくま新書], 1995年)からの引用である。
もしオレがウィトゲンシュタインの著作をナマで(むろん日本語訳で)読むような人間だったら、おそらく、とっくに自殺していたはずで、
いーかげんなヤツでヨカッタなぁと、今夜は祝杯をあげることにしよう。

あ、最後にヒトコトだけ。
いじめっていう言葉は、かるーいニュアンスにすることで問題をゴマ化そうとしているような気がするんで、オレのアタマの中では、集団によるシステム的虐待と変換するようになっています。
その事については、ちゃんと語れるオレなんで。
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焼内湾彷徨 参

2006年11月28日 11時07分14秒 | 南方単車旅案内
焼内湾彷徨 弐よりつづく。

焼内(やけうち)湾の南岸でもっとも西に位置する集落・屋鈍(やどん)。
自然と古俗を色濃く残す土地ではあるが、過疎化の進行のため、土俵と公民館を中心として扇状に広がった集落には、家屋を取り壊して更地となった箇所が点在する。
学校、保育施設は、ない。
15分ほど歩いて、雑貨屋が二軒あることを認める。
多すぎず、少なすぎずといったところか。
新しい建造物があるな、と近づいてみると、集落の合同慰霊場であった。
これは、とくに災害あるいは戦禍に関するものではなく、墓地が崩落に遭ったか何かで新たに建てたものだろう。
車が停まり、人がふたり、降りてきた。
長距離を運転してきて疲れた、といった風情で伸びをしている。
すべての家屋が老朽化する中、新しい施設は哀しいほど目立つ。

思った以上に時間をすごしたようだ。
次の阿室(あむろ)集落に向けて出発することにした。
土俵前から走り出し、100mほどで最後の人家の前を通過する。
防波堤はここで途切れ、アダンの並木が波と砂を防いでいる。
アダンの影を進むこと100m弱で、屋鈍海水浴場の入り口に達する。



駐車スペースは普通車でおよそ10台分。
奥に見える建物はトイレ兼シャワー棟(シャワーは水道水をそのまま使うもの)。



屋鈍集落を振り返る。
ブロック舗装は短く、脇にはコンクリート製のテーブルと腰掛けが2組、設置されている。
芝生の部分はあまり広くはないが、モンベルやダンロップ等のツーリングテントならば2~3張は張れるだろう。



連休や夏休みの週末などにはスポーツクラブの活動か、小中学生と親のグループで賑わう日もある。
それ以外は、ただただ静かに時間が過ぎていく。



アダンの実が熟す頃にはオカヤドカリが辺りを埋め尽くすだろう。
満月の夜にはウミガメもやってくるのだという。

つづく


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9月のフツーの生き物たち 6

2006年11月26日 08時10分25秒 | 奄美のフツーの生き物たち
おヒマでしたら、9月のフツーの生き物たち 5もご覧ください。

「フツーの生き物たち」、今回も、9月にフツーに見掛けた生き物たちです。





ツバメシジミ
2006年9月29日、奄美市御殿浜公園にて撮影。
9月17日に台風が通過して(なん号だっけ?)、かなり暑さが和らいできて、早寝早起き(当社比)の生活になりました。
11月現在、ふたたび崩れてます。
我が家からバイト先までは、のんびり徒歩で18分(早足15分)ですが、さらに10分ほど早く出て、御殿浜公園をひとまわりして行きます。
チョウはいる、セミはいる、鳥はいる、自転車でひたすらぐるぐる回るオジサンもいる。
なかなか楽しい、朝のひと時です。



ナガコガネグモ
2006年9月18日、宇検村須古にて撮影。







オオシマゼミ
上 2006年9月21日、中 2006年9月27日、奄美市名内おがみ山公園にて撮影。
下 2006年9月26日、奄美市名内御殿浜公園にて撮影。
インターネットエクスプローラーにGoogleツールバーを付けて使ってるんですが、最近のアップデートで「よく使われるキーワード」が表示されるようになりました。
便利になったような気もするんですが、「セミ」と入力しようとしたら、「セミビキニ、セミヌード」と表示されて…。
まさか、こんなところでユーワクされるとは思わなかった。

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焼内湾彷徨 弐

2006年11月21日 20時19分09秒 | 南方単車旅案内
焼内湾彷徨 壱よりつづく。

焼内湾を巡る旅、最初に訪れたのは南岸の西端の集落、屋鈍(やどん)である。



奄美の風景を語るとき、必ず言及されるのがサンゴの石垣である。
すでに多くの集落から姿を消しつつあり、数多く現存するのは奄美でも〔僻地〕の部類に入る集落のみである。
隙間が野ネズミ他の小動物の巣となり、それを狙うハブが入り込み、その危険性から徐々に廃れていくのだというが、屋鈍ではまだあちこちに見ることができる。



石垣の組み方は、単純にして深遠。
『ただ載せるだけ』である。
これで風速50mを越す颱風に遭っても崩れないというのだ。
サンゴの隙間を風が抜けて行くというのだが、未だ眉に唾を付けたくなるオレではある。



サンゴの石垣は個々の家にあるもの。
いっぽう、奄美の集落に付き物なのは相撲の土俵である。
屋鈍にも立派な屋根を被せられた土俵がある。

  土俵と周囲の柱に関しては、おいおい触れていく。





屋鈍は海岸に面して横に広がった集落であるが、それでも少し奥まった個所に神社があった。



額には力強い筆致で〔屋鈍神社〕とある。
昔は何かで彩られていたのだろうが、風雨に晒され、今では面影もない。
しかし、それだけに力強さが浮き出てくるようだ。
山を隔てた西古見(にしこみ)と同様、ここは外海に糧を求める漁師たちの集落だったのにちがいない。
夜の明けきらぬうちに豊漁と無事を手短かに祈って、先を争うように舟を漕ぎ出していく漁師たちの姿が一瞬、見えたような気がした。

つづく


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9月のフツーの生き物たち 5

2006年11月20日 08時18分11秒 | 奄美のフツーの生き物たち
おヒマでしたら、9月のフツーの生き物たち 4もご覧ください。

「フツーの生き物たち」、今回も、9月にフツーに見掛けた生き物たちです。
今回は、多くを語らず写真を多くしてみましょう。



モクズガニ
2006年9月2日、大和村恩勝にて撮影。
ホントにモクズガニかなぁ?
奄美はサワガニの分布域じゃないし、サイズもぜんぜん違うんで、とりあえずモクズガニにしとこうかと。
山の中にもけっこういるんです。
林道を駆け足で横断してるのはよく見ますよ。



 



キノボリトカゲ
上 2006年9月28日、
中左 2006年9月13日、中右 2006年9月27日、
下 2006年9月28日、奄美市おがみ山公園にて撮影。



ホソヒラタアブ
2006年9月24日、奄美市名瀬鳩浜町にて撮影。
「ハエかよ」と思った人、正直に手を上げなさい。
オレも、撮りながら内心、舌打ちしてました。
ま、アブでよかった。

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焼内湾彷徨 壱

2006年11月18日 23時29分44秒 | 南方単車旅案内
今回より、「焼内湾(やけうちわん)彷徨(ほうこう)」ということで、宇検村の集落を巡る旅をはじめます。
大島海峡東岸紀行 最終回で到達した屋鈍(やどん)集落を出発して、焼内湾沿いに行きつ戻りつ、
大和村を往く 弐拾弐(完結編)で到着した船越(ふのしorふぬぅし)海岸まで、真っ直ぐ行けば40km弱の道程を、今回も30回ほど掛けて辿(たど)る予定です。
それでは、出発しましょう。



宇検村(うけんそん)屋鈍集落は、大島海峡東岸紀行 四拾八にて紹介した瀬戸内町西古見と並び、奄美大島の最西端に位置する集落である。



宇検村のすべての集落は焼内湾の湾岸に位置するが、屋鈍はそのなかでも湾口に位置しているため、海水の透明度はひじょうに高い。
また、屋鈍海岸の北およそ2kmの海上には、あたかも焼内湾に蓋をするように無人島の枝手久島が東シナ海の波涛を阻んでいる。



奄美市の名瀬地区からは住用方面廻りでおよそ60km。
大和村経由では80kmを超える。
奄美大島でも、有数の僻地だ。
そのせいか、自然の色が濃く残っている。





次回も、屋鈍の話を続ける。

つづく


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9月のフツーの生き物たち 4

2006年11月16日 22時41分41秒 | 奄美のフツーの生き物たち
おヒマでしたら、9月のフツーの生き物たち 3もご覧ください。

「フツーの生き物たち」、今回も、9月にフツーに見掛けた生き物たちです。



サソリモドキ
2006年9月15日、奄美市おがみ山公園にて撮影。
まさか、おがみ山にいるとは、驚きましたねぇ。
撮った後も信じられなくて、グーゼン旧NTTの駐車場でヒマそーに携帯でゲームしてた観光ガイドに見せて確認までしましたっけ。
ところで、彼らはナニしてるんでしょうか?
バイトの昼休みに見つけたんで、時間がなくて1分くらいしか見てないんですが、その間ほとんどこの格好です。
右側の大きいほうは、ときおり触覚(?)を ぴくっぴくっ と動かしてたんで「ははーん、交尾か」と思ったんだけど、
どうも[共食いの習性もある]つーから、むむむ、と。



ウシの親子
2006年9月16日、瀬戸内町管鈍にて撮影。
ホニュー類の子供は可愛いですね。
たぶん、オレよかずっと大きいんだけど。
牧場の向こうのほうから走ってきて、このまま母ウシを追い抜いていくんですが、はやいハヤイ速い。
もしかして、オレが乗ったオフロードバイクよか早いかも…。



ツユグモの仲間
2006年9月18日、宇検村田検にて撮影。
よく見ると、体の右側の脚が2本しかありません。
野生は逞しいなぁ、と感心しますね。



ハネナガイナゴ
2006年9月24日、奄美市名瀬鳩浜町にて撮影。
あらら、ちょっとピンぼけ気味のを選んじゃいましたね。



セセリチョウの仲間
2006年9月24日、奄美市名瀬鳩浜町にて撮影。

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大島海峡東岸紀行 最後のおまけ

2006年11月14日 20時54分06秒 | 南方単車旅案内
おヒマでしたら、大島海峡東岸紀行 おまけ其の参もご覧ください。

大島海峡東岸紀行のおまけも今回が最後です。
次回からの《南方単車旅案内》は、〔焼内湾彷徨〕と題して、30回程度のシリーズになると思います。
思いますけど、果たしてドウナルコトヤラ。

ま、とりあえずそれは置いといて、今回のおまけは、大島海峡東岸をうろうろしている間にソーグーした生き物たちです。
ソーグーしたのはいいんですが、〔奄美のフツーの生き物たち〕からも洩れてしまったようなフグーなヤツらばっかりなので、それとなく優しい目で見てやっていただければサイワイかもしれません。



2006年8月13日、瀬戸内町篠川にて撮影。
クロイトトンボ



2006年8月13日、瀬戸内町篠川にて撮影。
花はアマクサギで、虫の方はハチであることは間違いないんだけどよーわかりません



2006年8月7日、瀬戸内町伊須(いす)にて撮影。
言わずと知れたオオヤドカリ。



2006年6月17日、瀬戸内町阿室釜(あむろがま)にて撮影。
オオシオカラトンボは、奄美のフツーの生き物たち 27にも載せました。



2006年6月17日、瀬戸内町阿室釜(あむろがま)にて撮影。
黒っぽいアゲハチョウは、実はどれがどれだかよく判りません。
どなたか教えてください。

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嘉徳へ行ってきた

2006年11月13日 01時04分36秒 | 南方単車日乗
加計呂麻なんでもありさんのブログに、「嘉徳のムンユスイ館の主・堀 晃(ほり ひかる)さんの個展が行われている」というので行ってきた。
嘉徳行きは何ヶ月ぶりだろう。
住用村の市(いち)から嘉徳へ抜ける林道が崩落で通行不能になったこともあって、なんとなく足が向かなくなっていたのだ。

主たる目的であった堀さんの個展について、いちおう記しておこうか。
小・中学校時代に〔図画工作〕で5段階の3が数回で、あとは1と2ばっかりだったオレにとっては、技術ウンヌンはトーゼンながら判るワケがない。
見て、眺めて、思ったことをそのまま記すと、ゼッタイに誰も理解できないことは確実なのだが、どうせオレのブログだ、メモのつもりで書いてやれ。

幅と高さ。
中心点と焦点と重心位置。
視線の角度と肉体的負担。

ははは、どーだ、ワケわかんないだろう。

さて、ここから先は冬が近づけばはじまる(?)嘉徳川リポートだ。



嘉徳の浜は、一昨年から昨年に掛けて砂の大量流出でごく一部の話題になった。
林道を降りる途中の高台から見下ろすと、集落から見て左側の海中に砂が堆積している様子だ。
ずっと沖から来たうねりが、ぐっと盛り上がって砕けているのが見て取れる。
問題は、この堆積がこれからどう変化するか、だ。
大きく育って砂洲になり、そこから砂浜の自然な再生へと繋がってくれればよいのだが…。



9月の降水量が76.5mm、10月のそれは45.5mmという記録的な少雨(最近5年間の平均は、それぞれ337mmと231mm)もあって嘉徳川の水位は極小。



あいかわらず河口部はダムのように塞がっている。

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9月のフツーの生き物たち 3

2006年11月12日 09時43分49秒 | 奄美のフツーの生き物たち
おヒマでしたら、9月のフツーの生き物たち 2もご覧ください。

「フツーの生き物たち」、今回も、9月にフツーに見掛けた生き物たちです。



アオタテハモドキ
2006年9月2日、大和村恩勝にて撮影。
羽を閉じてると、くすんだオレンジというか明るい茶色というか、地味系の蝶なんですけど、羽を拡げたらご覧のとおり目立つ蝶です。
炎天下、よろよろしながら追いかけました。



リュウキュウハグロトンボ
2006年9月3日、奄美市内のひみつの場所にて撮影。
ちょっとデカい画像になっちゃいましたが、珍しくどアップ撮影に成功しました。



オオシマトカゲ
2006年9月15日、奄美市おがみ山公園にて撮影。
バーバートカゲよりも人家の近くに生息してるみたいです。



毛虫
2006年9月18日、宇検村田検にて撮影。
どっからどー見ても毛虫ですね。
なんかバクゼンと、「蝶はアオムシ蛾はケムシ」って思ってたんですが、そーゆー決まりはないみたいですね。
いちおー、ルリモンホソバの幼虫みたいだと思ったんでリンクしときましたが、
「いやいや、こっちだろぉ」というご意見があれば、コメントしてください。



ツチイナゴの幼虫みたいです。
2006年9月30日、宇検村芦検にて撮影。
幼虫にしてはデカかったような…。
右の後肢が片一方ないのが判りますか?
先天的なものなのか、それとも鳥かなにかに食われてしまったのか。
野生というのは大変なのでしょう。

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大島海峡東岸紀行 おまけ其の四

2006年11月11日 09時57分57秒 | 南方単車旅案内
おヒマでしたら、大島海峡東岸紀行 おまけ其の参もご覧ください。

《大島海峡東岸紀行》の写真を撮るために瀬戸内町のあちこちをうろうろしていた時期は、ちょうど奄美シーカヤックマラソン(スタートとレースの模様は、こちらこちら)時期でした。





あちこちのサイトやブログでも取りあげられていましたが、こんなロングショットのアホみたいな画像はどこにもなかったので、アップしときます。



2006年7月1日、瀬戸内町西古見にて撮影。
大島海峡東岸紀行 伍拾壱で、西古見の海岸の廃墟となった桟橋を取り上げたのですが、さんにいただいたコメントによれば、それは第二次大戦中の日本軍のものだったとのこと。
大戦の末期、日本軍は沖縄に続く第二の防衛線を大島海峡に置いて、その遺構が今では観光名所になっています。
大島海峡沿いのいちばん大きな集落である古仁屋のすこし北に手安弾薬庫を置き、対岸の加計呂麻島には水上特攻艇〔震洋〕が3隊、海軍特殊潜航艇〔蛟龍〕が1隊が配備されていました。
海峡の南の出口には安脚場(加計呂麻島)に砲台を設置し、皆津崎に見張り所(今では道もありません)を置いていました。
北にはこの先に弾着観測所(県道名瀬・瀬戸内線 西古見線にあります)を設置していたのですが、肝心の砲弾を撃つための砲台は、あまり多くの人に知られていません。
この日、グーゼン入り込んだ林道の奥に見つけたのが、緑に囲まれた分厚いコンクリートの壁です。
県道からここへ至る林道の分岐の付近には、昔の兵舎跡もあります。
これが、〔謎の西古見砲台〕(と、勝手に読んでるのはオレです)なのでしょうか?
この当時、奄美大島にどんな大砲が配備されていたのかは判りませんが、当時の主力兵器であった九六式十五糎榴弾砲(榴弾は野戦兵器なので、ここで使われたとは考え難い)の射程距離がおよそ11kmなので、ここからであれば加計呂麻島の北端から宇検村宇検までが射程範囲に入ります。
じっさいは、もっと大きな大砲を使っていた筈なので、付近の海域一帯を射程に収めていたのではないでしょうか。



↑の写真を含めてここから下は、「2006年7月1日、奄美大島某所にて撮影」とさせていただきます。
コメントでのご指摘も、ご遠慮ください。
なんでもかんでも他人のせいにしようとするごく少数のオロカな人と、大多数の馬鹿なマスコミが消え去るまで、なにとぞヨロシクお願いします。







次回は、最後のおまけです。

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9月のフツーの生き物たち 2

2006年11月09日 22時06分01秒 | 奄美のフツーの生き物たち
おヒマでしたら、9月のフツーの生き物たち 1もご覧ください。

「フツーの生き物たち」、今回も、9月にフツーに見掛けた生き物たちです。



ほにゃららアオシャク
2006年9月15日、奄美市名瀬おがみ山公園にて撮影。
飛んでるところを見ていないと、木の葉にしか見えない蛾です。
ちょうど目の前を飛んできて、ぽとん、て感じでとまりました。
きっと珍しい蛾だろう、すぐ名前も判るだろう、と探したのですが、ちーとも判りません。
しかたなしに、[ほにゃららアオシャク]ちゅーことで皆様方のご理解を願おうと。



アカホシカメムシ
2006年9月18日、宇検村須古にて撮影。
下の茶色いやつと同じカメムシ目カメムシ亜目で、こいつはホシカメムシ科です。
かんきつ類の果樹園を囲む生垣にて発見しました。
カメラを向けるたびに葉っぱの裏側へ回り込もうとしやがりまして、延々追いかけまわして5枚くらい撮れたかな?
弄っても、そんなに臭くないカメムシだそうですが、ホントかな?



ホソハリカメムシ
2006年9月18日、宇検村須古にて撮影。
上の赤いやつと同じカメムシ目カメムシ亜目で、こいつはヘリカメムシ科です。



キノボリトカゲ
2006年9月30日、宇検村芦検にて撮影。
力いっぱい、オレのことを威嚇してます。
「寄らば逃げるぞ」という体勢ですが、とりあえず威嚇しておこうってとこですか。
健気ですなぁ。



リュウキュウアサギマダラ
2006年9月30日、宇検村部連にて撮影。
やりました。
かなり手ブレてますが、間違いなくリュウキュウアサギマダラです。
かなーり満足です。
これ以上、付け加えることはありません。

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大島海峡東岸紀行 おまけ其の参

2006年11月07日 19時27分46秒 | 南方単車旅案内
おヒマでしたら、大島海峡東岸紀行 おまけ其の弐もご覧ください。

《大島海峡東岸紀行》の写真を撮るために瀬戸内町のあちこちをうろうろしていた時期は、ちょうどノボタンの開花時期だったのですが、すこし遅れてサルスベリも開花しました。



花の時季は短いし、そんなにたくさんある木でもないので、けぶるように咲いているところは、ついつい見とれてしまいます。
路肩のスペースがほとんどない峠道で、バイクを停めて花を愛でるというのは、ひじょうに贅沢な気分であります。



2006年7月23日、瀬戸内町網野子にて撮影。

いっぽう、季節にカンケーなく咲くのがハイビスカス。
隣りあった木で、ドウシテ花の色がちがうのか。
品種の問題でしょうか?



2006年7月23日、瀬戸内町網野子にて撮影。

大島海峡東岸紀行 弐拾弐に載せた写真を撮っていたときのことです。
瀬戸内町の防災無線が「嘉徳(かとく or かどく or かどぅく)への道は、崖崩れのため通行止です」と言っています。
ここしばらく雨らしい雨も降っていなかったのですが、梅雨の間に降った雨がボディ・ブローのように効いてきたのでしょうか?
古仁屋測候所のデータでは、6月の一ヵ月間の降水量は、最近の10年間では2番目に多かったようです。
なんとなく天気も悪くなってきたので、早めに切り上げて、国道58号線の途中から嘉徳方面に寄り道して帰る事にしました。





2006年7月30日、瀬戸内町嘉徳にて撮影。
土砂が溜まっている向こうにガードレールが見えますね。
道路はまず左にカーブを描き、続いて右にヘアピン状に弧を描いて向こうに見えるガードレールの部分へとつながっているのです。
道路上の距離にして、100m以上あることは確実です。
ちょうど同じ頃に嘉徳と住用村の市(いち)を結ぶ道路(《アームチェア・ツーリング 住用半島》と題して取りあげたコースです)も崖崩れで通行不能になっていました。
迂回路はあるんだけど、狭いんだよな。
そういう事情なんでニイムラさん、今年も嘉徳にいらっしゃるのであれば、くれぐれも時間に余裕を持つことを心掛けてください。

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9月のフツーの生き物たち 1

2006年11月05日 17時42分57秒 | 奄美のフツーの生き物たち
おヒマでしたら、奄美のフツーの生き物たち 26もご覧ください。

「フツーの生き物たち」、今回からしばらくは、9月にフツーに見掛けた生き物たちです。
どれくらいしばらくかというと、かなりたくさんあります。



オオシオカラトンボ
2006年9月2日、大和村恩勝にて撮影。
どーもね、奄美というと「東洋のガラパゴス」だの「珍しい固有種」だのと喧しいんですけど、ちゃんとこーゆースタンダードなヤツもいるんですよ、と。
ナニ?期待外れだ?
だから「フツーの生き物たち」っていってるでしょ。



リュウキュウアカガエル
2006年9月3日、奄美市内のひみつの場所にて撮影。
もちろん、固有種もありまんがな。
しかし、カエルってのは、動かないヤツはホントに動かないもんですね。
いったいナニを考えているのか。
いや、そもそも両棲類の脳には思考という働きが存在するのか?
うーむ、哲学だ…。





ルリチュウレンジ
上 2006年9月12日、下 2006年9月15日、奄美市名瀬おがみ山公園にて撮影。
ルリってのは、瑠璃色のことでしょう、どっちかってぇと黒く見えますが。
チュウレンジってのがよく判りませんねぇ。
電子レンジとナニかカンケーがあるんでしょうか?



ヤマナメクジ
2006年9月24日、奄美市名瀬鳩浜町にて撮影。
カエルとナメクジか。
数少ない女性読者がまた減るな…。
調べてみて驚いたのは、ナメクジが好きな女性が、ネット上には何人かいらっしゃるんですねぇ。
顔までは出しておられませんが、きれいな手の上にキショク悪いのが乗っかってる写真をいくつか見て、世の中が判らなくなったオレです。

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大島海峡東岸紀行 おまけ其の弐

2006年11月03日 09時24分51秒 | 南方単車旅案内
おヒマでしたら、大島海峡東岸紀行 おまけ其の壱もご覧ください。



2006年6月25日、瀬戸内町浦にて撮影。
ちょっと暗いですかね?
これでも、思いっきり修正してます。
デジカメの何かの設定を間違えて、真っ暗になっていたものを修正してみました。
最初からきれいに撮れてれば、ボツにはしなかっただろうなぁ。
浦(うら)は、大島海峡東岸紀行 参拾六に載ってます。



2006年7月1日、瀬戸内町伊目にて撮影。
えーと、なんでボツになったんだっけ?
樹の全体が撮れてなかったせいかな?
写真コンテストに出してみようかな?
例によって大賞の選考圏外で。
伊目は、大島海峡東岸紀行 参拾八に載ってます。



2006年7月2日、宇検村にて撮影。
写っているのは宇検村の平田集落だから、まだボツと決まったわけでもないんだけど。
大島海峡東岸紀行 四拾四でちょこっと触れた[宇検中央林道二号線]から見える景色です。
あ、まてよ。
そのまた支線から見たのかな…?
ちなみに虫も飛んでます。



2006年7月1日、瀬戸内町西古見にて撮影。
真夏の海を渡ってきた風が、山にぶつかって上昇し、急激に冷やされて雲になっています。
たいして高い山じゃない(標高400m?)んですが、それだけ温度差があるんですねぇ。
大島海峡東岸紀行 伍拾壱で紹介した桟橋跡を通り過ぎて、ちょっと行ったところから見た風景です。



2006年7月2日、瀬戸内町曽津高崎にて撮影。
大島海峡東岸紀行 伍拾弐で、「普通車で来た人はここに停めて」と記した展望所から見た灯台。
次回もおまけです。

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