南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

2011年の嘉徳川・参

2012年02月11日 17時45分22秒 | リュウキュウアユの塩焼きで一杯やりたい

ご用とお急ぎでない方は、前々回の《2011年の嘉徳川・壱》、前回の《2011年の嘉徳川・弐》、さらに遡って《1月の嘉徳川》、《2月の嘉徳川》から読んでもらえると、少しは話がわかりやすくなると思います。
さらにお時間のある方、30分かそこいらの時間を無駄にしてもいい方は、カテゴリ《リュウキュウアユの塩焼きで一杯やりたい》を通して読んでもらえると、いかに毎度同じことを馬鹿みたいに繰り返しているか判って呆れると思います。

5月は、お休みをいただきました。
例年よりも早い梅雨入りで、川の流量は確保できているだろう、との判断です。
河口閉塞の原因は、嘉徳川の流量が安定しないためで、雨が降って川の力が砂に負けなければ心配する理由がないんですね。
そんなことで嘉徳行きは6月12日となりました。



リュウキュウアユの稚魚も、おそらく増水した川の流れに逆らって海から川へと戻っている最中でしょう。



崩れていた林道も通行可能になっています。



見た目は強固な岩盤なのですが、山の、さらに上の方が脆弱なのでしょうか、この数カ月後にまた崩落してしまいます。



ちょっと遅い昼飯を食べに、阿木名集落外れのチルチルCafeへ。
バイクに、まんいち作業することになった時に備えた鍬を括りつけて行ったら、このへんに畑を持ってる人と思われました。
でも、悪くないな、ジャガイモなんか作ってみたい。



6月は、もういちど29日に再訪。
月齢がほぼ一周なのでほとんど変化なく、写真を整理する際にも同じ日付のフォルダに入れてました。




と、いうところでUPしようかと思ったけど、あまりにも芸のない写真ばかりなので、お話を7月まで進めてみようかと思います。



7月10日、昼飯くってすぐに家を出たので時間に余裕がある。
網野子峠を下って、網野子、節子(せっこ)集落周りで嘉徳へ進んでみよう。
先月、嘉徳・青久線が開通してたから、節子・嘉徳線も行けるだろうという判断です。
夏の青空はいいですね。



この海を見て「荒れてるな、濁ってるな」と思うのは島の感覚でしょうね。



大粒のダイアモンドを落としたのは誰?

     

クリックすると、右の写真の方が大きめに表示されます。
サーファーさんの家族でしょうか。

     

雨の後だけ流れ落ちる滝。
下の水溜りにはオタマジャクシ。

     

トンボの撮影は難しい。



青久への分岐を過ぎて、市(いち)集落へと向かう途中、前年10月20日の豪雨で崩落した箇所です。
本来の舗装道路は土砂の数m下に埋もれています。



(2011年の嘉徳川・四 へ続く)

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奄美大停電のこと&東北支援のこと

2012年02月06日 00時00分53秒 | 南方単車日乗
木曜日に停電があったんで、それに関連してあれこれ記します。

陽がすっかり暮れ落ちた午後7時15分、部屋の灯りがしぼむように消えて、回っていた洗濯機が「もおやめた」と言わんばかりに止まる。
「なんだなんだ?」
慌てて懐中電灯を取り出し(運よく電池が入ってた)、とりあえずブレーカーを見に行くが、レバーは『入』の位置だ。
「あれー?」電気代は口座落としで、先月分はちゃんと落ちてたし。
アパートの隣の部屋から「停電」という声が聞こえて、はじめて状況が理解できた。
窓を開けて外を見たら真っ暗だ。

この日は日本全土を襲った寒波のおまけがこっちまで押し寄せて、午後7時の気温は10.2度(名瀬測候所発表値)と、平年に比べて2.5度くらい冷え込んでいる。

さぁ停電だ。どうしよう?
洗濯の続きはできない。
ノートPCは動いてるが、ネットはできない。
携帯の電池は今朝から赤いマークが点灯してる。
飯は喰えない(ご飯は冷凍庫の中だ)。
TVはつかない。ラジオはどうせ入らない。

(そういえば去年の加計呂麻、豪雨の中で聞こえてきた沖縄のラジオ局のお笑い番組には、理不尽とは思いつつも怒りを覚えた)


あれこれ考えてたらノートPCのバッテリーが切れた。
あかんやん。
時刻は午後8時前。停電から30分経過してる。
まだ早いけど、寝るか。
起きる頃には復旧してるんちゃう?
とか考えつつ、布団に入るべく身支度をしようとしてたら、灯りが点いた。

周りはどんなだろう?
ノートPCを立ち上げて、mixiとtwitterで情報収集開始。
おや、電気がついたのはこの辺りだけらしいぞ。
市内でも、まだ殆ど回復していないようだ。
困ったことに、世の中に電池式のラジオがあることを知らないのか、「スマホで奄美FMを聞いてるなう」と自慢げな人があっちにもこっちにも居る。
停電が長引いてスマホのバッテリーがなくなったらどうするつもりなんだろう。
ただでさえスマホは消費電力多いのに。

さて、今回の停電でちょっと吃驚したのは、「意外にも島の人は停電に弱い」ということだ。
確かに、オレが住んで8年、市内が停電になったのは数えるほどだし、日没後に30分以上も停電が続いたのは今度がはじめてだ。
だから市内の人がばたばたするのは判るんだけど、「こないだの台風で停電して、もう2日経つけどまだ電気来ない v(^o^)」なんて笑い飛ばす人を大勢見てきたのに、古仁屋や宇検から「まだ電気が・・・」という悲鳴のような文字情報が入って来ると、オレの中で勝手に作られていた
「ふだんはただのヨッパだが、停電に遭遇するといきなりスーパーマンに変身する」
という島っちゅのイメージが音を立てて崩れて行くじゃまいか。

もちろんこれは、一昨年10月の住用・大和村で被害が大きかった豪雨災害、昨年11月にあった瀬戸内の豪雨災害のトラウマが大きいのだと思う。

ともかく、電気が無いのはたいへんなことだ。
現代の、日本人にとっては、電気は空気の次くらいに必要なものかもしれない。
もちろん、水だって必要だ。
しかし4階建のウチのアパートでは、停電が長引いたらそのうち水が出なくなったはずなのだ。

そういえば昨年3月の震災以来、次々と原発が停まって、今のところ発電を続けているのは3機だそうな。
いつか触れたかと思うけど、オレの実家は浜岡原発から30km以内にあって、何かあったら入れない地域に指定されかねない。
親戚もほとんどがその近くだ。
最近では東海地震の予測に関する報道も多い。
もう40年も、『明日おきても不思議はない』と、マスコミのネタ切れ対応要素にされてたのだから、またクローズアップされても嬉しくなんかない。
どうしても震災とその後のことについては神経過敏になってしまう。

伝え聞くところによれば、復興の進み具合はかなり濃淡があるらしい。
大都市の仙台は復興景気の噂もある一方、岩手や宮城の小さな町では、がれきを一度どこかに移さないとどうにもできないらしい。
また福島では、まったく影響のない地域の影響のない産物まで《福島産=放射能》という知恵のカケラもない連想をする人たちが不買運動どころか持ち込み反対運動まで展開している。
そんな状況に腹を立てて、《被災地のお酒を飲むかい》というのを企画して、なんとか5月に第1回を開催したんだけど、資金不足やら多忙やらであとが続かなくなってしまった。

年が改まって、多忙の方だけは収まりがついたので、急な話だけど2月11日に、
支援のつもりで購入した福島の地酒、
『国権「春一番」本醸造原酒四合』
『栄川純米吟醸酒熟成酒四合』
『永寶屋「雄町」純米吟醸四合』
を持って、屋仁川マーハイに行く予定です。
一緒に呑んでやろう、という方がいらっしゃったら、2月8日までに、この下のコメント欄等で連絡してください。
お店の予約などの都合もありますので、お手数ながらお願いします。

なお、中止・延期などもあり得ます。

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